節電のために、一般家庭では平日の日中(朝9時から夜8時)、特に午後2時頃の家電製品の使い方の見直しが求められています。
夏の日中(午後2時頃)の消費電力(全世帯平均)を見ると、エアコンは53%、続いて冷蔵庫が23%であり、圧倒的にエアコンによる消費電力が高いことがわかります。
そのため、昨年はエアコンへの節電意識が高まりましたが、今年はもっとメリハリをつけた対策で、無理なく確実に節電効果を上げることが必要だと考えました。
一般家庭で最もエアコンの運転時間が長い場所はリビングで、5割の人が「24時間運転する」もしくは「在宅中はほぼ毎日運転する」と答えています。また、主婦100名を対象に「夏場、自宅でもっとも節電したい場所」を調査したところ、約8割の方が「リビング・ダイニング」と回答しました。これらを踏まえ、「リビングを重点的に節電すること」が家庭にとって最も効果的な節電につながると考え、今回は「リビングの節電対策と効果」を徹底検証します。