エアコンは屋内に設置される室内機と屋外に設置される室外機がセットではたらく機器です。
室内機と室外機をつなぐ配管の中を「冷媒」というガスが循環し、熱を運ぶことで室内を冷やしたり暖めたりしています。
ダイキンの室外機は、雨、風、暑さ、寒さ、そして揺れに関する300以上の厳しいテストをクリアし、過酷な環境でも常に安定した能力を発揮できるよう設計されていますが、地震や台風、大雨などの災害時には、室外機に問題がなくても物体の落下や飛来、衝突など、周囲からの影響を受ける可能性があります。
もともと置いてあった位置から大きくずれ、投げ出されるように横倒しになった。
2階のベランダに置いていた室外機が落下した。
室外機の転倒・落下・破損・移動(位置ずれ)などにより、エアコンが使用できなくなった。
庭に設置していた室外機が浸水してしまった。
室外機に想定外の大量の雨が吹き付け、浸水によりエアコンが使用できなくなった。
室外機が転倒した場合、絶対に自分で起こさずに、お使いのエアコンの販売店へご連絡・ご相談ください。なお、電気が復旧していない状態ではエアコンの動作確認ができません。必ず復旧してからご連絡ください。
室外機の転倒防止のためにできること。
設置スペースの融通が利く場合、その地域の日頃の風向きの傾向を確認し、エアコン設置時に、面積が広い室外機の正面、背面が風を受けない向きにましょう。
多くの場合、樹脂性の軽い置き台が使われますが、強風が吹く場所に室外機を設置する場合は、コンクリート製の重い置き台を採用することをお勧めします。また、コンクリート製の置き台の下に ゴムでできた防振パッドを敷くと、強風によるズレの防止にもなりますので効果的です。
室外機が浸水した場合、エアコンの使用をすぐに中止し、室内機の電源を抜くかブレーカーを切って、お使いのエアコンの販売店へご連絡・ご相談ください。
日本の年降水量の偏差を見ると、雨の多い多雨期と年ごとの変動が多い変動期を繰り返していることが分かります。そして近年(2010年以降)は、1950年代以来となる雨の多い年が続いています。この傾向がいつまで続くのかはわかりませんが、引き続き大雨に対する注意、警戒が必要といえそうです。
気象庁「日本の年降水量偏差」より作成
空気の可能性を信じ、追い求め、
新しい価値をくわえて
これまでになかった空気を、世界へ届けます。