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空気とくらし

災害時の困りごとと対処法-地震や台風、大雨による室外機トラブルと対処法-
空気の困りごとラボ

地震や台風、大雨による室外機トラブルと対処法

災害時における室外機トラブルの困りごと

災害時に発生する室外機のトラブル

エアコンは屋内に設置される室内機と屋外に設置される室外機がセットではたらく機器です。
室内機と室外機をつなぐ配管の中を「冷媒」というガスが循環し、熱を運ぶことで室内を冷やしたり暖めたりしています。
ダイキンの室外機は、雨、風、暑さ、寒さ、そして揺れに関する300以上の厳しいテストをクリアし、過酷な環境でも常に安定した能力を発揮できるよう設計されていますが、地震や台風、大雨などの災害時には、室外機に問題がなくても物体の落下や飛来、衝突など、周囲からの影響を受ける可能性があります。

ケース1 地震や台風による室外機の転倒・落下・破損・移動(位置ずれ)

もともと置いてあった位置から大きくずれ、投げ出されるように横倒しになった。

2階のベランダに置いていた室外機が落下した。

室外機の転倒・落下・破損・移動(位置ずれ)などにより、エアコンが使用できなくなった。

ケース2 大雨による室外機の浸水

庭に設置していた室外機が浸水してしまった。

室外機に想定外の大量の雨が吹き付け、浸水によりエアコンが使用できなくなった。

災害時における室外機トラブルの対処法

室外機転倒・落下・破損・移動(位置ずれ)時の対処法、予防法

対処法

室外機が転倒した場合、絶対に自分で起こさずに、お使いのエアコンの販売店へご連絡・ご相談ください。なお、電気が復旧していない状態ではエアコンの動作確認ができません。必ず復旧してからご連絡ください。

Q
なぜ自分で起こしたらいけないの?
A
自分で室外機を起こそうとすると、室外機の転倒により室外機と室内機をつなぐ冷媒配管に負荷がかかり、その時にできた亀裂や穴から冷媒が漏洩する可能性があるからです。小さな亀裂や穴から勢いよく噴き出る冷媒はマイナスの温度になっていることもあり、触れてしまうことで負傷につながることがあります。
Q
損傷がないように見えてもダメ?
A
目視では判別できない破損が生じている可能性や、動かすことで配管や配線が外れたり、症状が悪化したりする恐れもあるためお使いのエアコンの販売店へご連絡・ご相談ください。
Q
室外機が転倒している状態でエアコンは使えない?
A
室外機が倒れている状態でのエアコンの使用はお控えください。一見、正常な運転がされているように見えても故障が発生している場合があります。また、倒れたままお使いいただくと、それが新たな故障の原因にもなります。

予防法

室外機の転倒防止のためにできること。

①風向きを考慮した設置

設置スペースの融通が利く場合、その地域の日頃の風向きの傾向を確認し、エアコン設置時に、面積が広い室外機の正面、背面が風を受けない向きにましょう。

②コンクリート製の置台を使う

多くの場合、樹脂性の軽い置き台が使われますが、強風が吹く場所に室外機を設置する場合は、コンクリート製の重い置き台を採用することをお勧めします。また、コンクリート製の置き台の下に ゴムでできた防振パッドを敷くと、強風によるズレの防止にもなりますので効果的です。

室外機の浸水時の対処法

室外機が浸水した場合、エアコンの使用をすぐに中止し、室内機の電源を抜くかブレーカーを切って、お使いのエアコンの販売店へご連絡・ご相談ください。

Q
なぜ電源を抜いて(またはブレーカーを切って)使用中止にするの?
A
電気回路の部品に水が入ってしまった場合、一度乾いても漏電や発火などが起きる可能性があります。また、泥などの不純物がモーターの不具合の原因になることもあるため、室内機の電源を抜く、またはエアコンのブレーカーを切って、お使いのエアコンの販売店、またはメーカーへご連絡・ご相談ください。

日本の大雨に関する参考情報

大雨による災害はこれからも増える?

日本の年降水量の偏差を見ると、雨の多い多雨期と年ごとの変動が多い変動期を繰り返していることが分かります。そして近年(2010年以降)は、1950年代以来となる雨の多い年が続いています。この傾向がいつまで続くのかはわかりませんが、引き続き大雨に対する注意、警戒が必要といえそうです。

日本の年降水量偏差

気象庁「日本の年降水量偏差」より作成

年降水量偏差は、国内51地点での年降水量の基準値との偏差(基準値に対する差でmmであらわす)を平均した値。
基準値は1981~2010年の30年平均値。

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