夜間の最低気温が25℃を上回る熱帯夜の日数は増加傾向にあります。そんな中、睡眠時にエアコンを使う際、「切タイマー運転」にした方がいいのか、「つけっぱなし運転」にした方がいいのか、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか?そこで、「暑さ指数(WBGT)」の観点から睡眠時のエアコン運転について調査隊が検証しました。
夏場の睡眠時にエアコンを使う際のおすすめは「切タイマー運転」(3時間後にエアコンOFF)か、朝まで「つけっぱなし運転」か、「暑さ指数(WBGT)」の観点から調査しました。
熱中症のリスクを評価する指標で、気温、湿度、日射・輻射、風をもとに算出される(単位は℃)。室内では「暑さ指数(WBGT)」が25℃以上で熱中症「警戒」※とされています。
睡眠時にエアコンを「つけっぱなし運転」にすることに抵抗を感じて「切タイマー運転」を使う人は多いかもしれません。今回の検証では、暑さ指数(WBGT)は一般的に危険性が少ないと言われる23℃ほどに抑えられる結果となりました。一方のタイマー運転では暑さ指数(WBGT)は、明け方には熱中症への警戒が必要とされる25℃近くにまで達しました。夜間の温度上昇は、夜中の目覚め、睡眠の質の低下にもつながる可能性もあることから注意が必要です。気温や湿度が高い日は、朝まで「つけっぱなし運転」の方が快適といえるでしょう。
運転
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冷房運転 | |
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設定
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2023年7月28日 | 設定温度:28℃ 「切タイマー運転」(22:00~2:00) ※2:00以降エアコンOFF |
2023年7月25日 | 設定温度:28℃ 朝まで「つけっぱなし運転」 |
日中から湿度が高く蒸し暑い日や、熱帯夜の予報が出ている日は、寝ている間に室内の暑さ指数(WBGT)が高くなってしまうことがあります。蒸し暑さにより睡眠の質が低下すれば、翌日の活動にも影響が及びます。その日の気温や湿度、体調に合わせて、睡眠時にエアコンを「つけっぱなし運転」にすることも検討してみましょう。
調査場所 | 神奈川県横浜市 |
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建物構造 | 鉄筋コンクリート造(6階建て) ※調査は2階の実生活空間・環境にて実施 |
築年数 | 18年 |
測定場所 | 寝室約7畳 |
エアコン機種 | ダイキン AN22GNS‐W |
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