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季節の空気だより 夏号 前編

梅雨(つゆ)のシーズンも終わり、いよいよ夏がやってきた!
「夏の空気」を学んで、暑い毎日を元気に過ごそう。

気温でその日の名前が変わる?

いよいよ、本格的な夏のはじまりだね! ところで、気温によってその日の呼び方が変わることがあるのを知ってる?

日中の最高気温が25℃を超えると「夏日」、30℃を超えると「真夏日」、夜になっても温度が下がらず25℃以上の時は「熱帯夜(ねったいや)」と呼ぶんだ。

最近、こうした暑い日が増えていて、とくに東京や大阪などの人が多い場所では、毎年少しずつ気温が上がることが問題になっている。

ある調査では、100年の間に東京で+2.6℃、京都で+2.3℃、福岡で+2.1℃と、気温が少しずつ上がっているそうだよ。

お部屋の中でも熱中症に注意しよう

昼間にでかけて、夜、家に帰ると、エアコンをつけても、なかなかお部屋がすずしくならなかった経験はないかな?

実は、日中、照りつける太陽の熱が、家の天井(てんじょう)や壁、床が吸収(きゅうしゅう)してしまうんだ。その熱が、夜になっても部屋の中へと広がっていて、部屋に熱がこもってしまう。

そういう時は、お部屋の中にいても熱中症になることがあるんだ。 暑くてボーっとしたり、のどがかわいたりしたら、こまめに水分ほきゅうをする、タオルで汗をふくなど、しっかり対策(たいさく)をしよう。

ぐっすり眠れる温度と湿度(しつど)のヒミツ

季節によって、寝ぐるしい時や、逆にぐっすり眠れる時がある。それには、部屋の「室温(しつおん)」と「湿度(しつど)」が関係しているんだ。
実験によると、Tシャツなどの薄着(うすぎ)で眠る時に、お部屋の室温(しつおん)を29℃、湿度(しつど)を50~60%くらいに設定するとぐっすり眠れることがわかっている。

夏はむし暑くてなかなか眠れないもの。そんな時は、エアコンの「おやすみタイマー」を活用しよう。セットした時間になれば電源が切れるから、体が冷えすぎる心配もない。エアコンを朝までつけておきたい人は、28~29℃の高めの温度設定でエアコンをつけておけば、体にもやさしくて安心だね。

今年の夏は、ちょうど良い室温(しつおん)と湿度(しつど)でぐっすり眠って、夏バテを吹きとばそう!

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