「空気の熱」を利用してお湯をわかすヒートポンプという技術があるんだ。
空気の熱?
空気には、太陽から届いた熱がたまっている。だからどんなに寒い日でも雨の日でも、空気にはいつも熱がそんざいしている。ヒートポンプは、この、もともとある「空気の熱」を利用するんだ。
空気に熱があるんだー
そのヒートポンプ技術を使ってお湯をわかす機械を「エコキュート」という。
※「エコキュート」が「ヒートポンプ」技術でお湯をわかすしくみについては、「エアコンの技術でお湯がわく?」を見て、勉強してね
ふむふむ
ヒートポンプ技術を使って空気の熱からお湯をわかす「エコキュート」がどんなふうに、環境(かんきょう)にやさしいかを見てみよう。
うんー
まず、空気の熱を使うから、モノを燃やさない。
モノを燃やさないから、二酸化炭素が発生しない。
ほかには?
また電気温水器などにくらべて少ない電気でお湯をわかすことができるんだよ。
少ない電気?
お湯をわかすには、たくさんの熱を水にうつす必要があるんだ。
電気給湯器は水にうつす熱をつくる。
エコキュートは水にうつす熱を空気からあつめる。
ふむふむ
熱をつくるより空気の熱をあつめるほうがつかう電気の量は少なくてすむんだ。
なるほどー
つまり電気温水器とくらべて同じ量のお湯を約3分の1の電気でわかすことができるんだ。環境(かんきょう)だけじゃなくて、おさいふにもやさしいね。
約3分の1!
また、空気から熱をあつめたり、いどうさせるためには、「冷媒」という物質を使う。
その冷媒には効率がよく、オゾンそうをはかいしない自然界にある物質を使っているんだよ。
なるほどー
なるほど!
お茶を飲んだり、お風呂に入ったり…。お湯は、毎日の生活にかかすことができないよね。
そのお湯を「空気の熱」でわかすことができるんだ。
「空気の熱」でお湯をわかすと環境にやさしいんだよ。
空気の熱でお湯?
環境にやさしい?