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“空気をはぐくむ森”プロジェクト 森を守り育て未来につなげるプロジェクト

カンボジア:中央カルダモン保護林

どんなところ?

カンボジアの南西部にあるカルダモン山地は、美しい自然が広がる、東南アジアで最も原生的な森林地帯の一つです。国内で一番雨が多く、ここから流れ出る水は、飲み水としてはもちろん、農業、漁業、発電を通じて、何万人もの人々の生活を支えています。また、森が生み出すさまざまな産物は、この地域に暮らす住民の生活のよりどころです。一方で、これまでに、違法な伐採や農地転換により森が失われてきました。野生動物の密猟も深刻です。

どんなプロジェクト?

カルダモン山地の心臓部に位置する中央カルダモン保護林とその周辺で、政府や先住民コミュニティとともに森林保全に取り組みます。カンボジア森林局による取り締まりとその効率化の支援、コミュニティの生計の多様化を通じた生活改善、そして活動を持続的に支える基金の設立を行います。

© Conservation International/photo by Pengly La

ここに住む生き物:アジアゾウ

アジアの主に森林地帯に生息する絶滅危惧種。開発による生息地の減少や象牙目的の密猟などで個体数が減少しています。

“ダイキン担当者の声”

ダイキンインダストリーズタイランド社
マーケティングシニアオフィサー 
パッチャラハタイ・スクサイ

ダイキンインダストリーズタイランド社マーケティングシニアオフィサー パッチャラハタイ・スクサイ

アセアン・オセアニア地域のダイキングループの各社でも、環境保全は重要な課題と考えています。空調生産・販売事業の中で行う環境活動はもちろん、事業外でも、これまでマングローブの植樹活動や、清掃活動に参加するなど、地域のボランティア活動を行ってきました。「空気をはぐくむ森プロジェクト」の活動地である中央カルダモン森林は、アジア最大級の保護林であり、地球規模で保全すべき貴重な場所です。日本の本社と協力して支援を続け、アジア・オセアニア地域のダイキングループ従業員がさらに環境保全意識を高めるきっかけにしたいと考えています。タイでも植樹活動やボランティア活動などに興味のある人に協力してもらい、社会奉仕体験活動を行いたいと思っています。

“支援先NGOの声”

コンサベーション・インターナショナル
メコン地域シニアテクニカルディレクター
トレーシー・ファレル

メコン地域シニアテクニカルディレクター トレーシー・ファレル

CIは、2002年のカンボジア政府による中央カルダモン保護林の設立を助けて以来、政府とともに中央カルダモン保護林の保全に取り組んできました。中央カルダモン保護林は、大変な僻地で、そこでの取り組みには困難を伴います。しかし、その豊かな生態系は、困難を乗り越えて守らなければならない大きな価値を持っています。森に暮らすコミュニティは、中央カルダモン保護林の森、そしてそこに生きる野生生物種を守るための重要なパートナーです。私たちは、中央カルダモン保護林でのこれまでの活動を誇りに思うとともに、活動の継続を可能にしてくださったダイキン殿のご支援に大変感謝いたします。

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