夏、ベランダやお庭にある箱から熱~い風が出ているのに気づいたかな? これを、室外機という。じつは、エアコンは、お部屋の中の室内機と、お部屋の外の室外機の2つがセットになっているんだ。お部屋で冷房を使っているとき、室外機は、部屋の中の空気からうばった熱を、部屋の外にすて続けている。だから、熱い風が出ているんだね。
夏、室外機に太陽の光が直接当たっていたり、地面に反射(はんしゃ)した太陽の光に照らされたりしていると、そのまわりはとても温度が高くなってしまう。そうすると、室外機が熱をすてられなくなって、多く電気を使うことになってしまうんだ。
室外機から1mほどはなれたところに、植木を植えたり「すだれ」を立てかけるなどで日かげを作ってあげよう。
ただし、室外機が熱をすてることができるようにしておくことが大事だよ。室外機を板で囲ったり、「すだれ」をかぶせてふき出し口をふさいでしまったりしないように注意しよう。
日かげを作ろ~
室外機の日よけには、落葉樹(らくようじゅ)がおすすめだよ。
夏、お部屋を冷やすときは、室外機に日かげをつくってあげると、より少ない電気でお部屋を冷やすことができる。
が、じつは冬はその逆で、お日さまにあたるほうがいいんだ。
だから、夏は葉っぱがしげって日かげをつくってくれて、冬は葉っぱがすべて落ちてしまう落葉樹が、室外機の日よけにはぴったりなんだよ。
室内機がすい込んだお部屋の空気の熱を外にすてるとき、ふき出し口の前に物を置いたり、カバーでおおっていると、熱がにげられなくなってしまう。せっかくすてた熱を、また、すい込んでしまうと、お部屋をすずしくする力が弱くなってしまうよ。
室外機の前はできるだけ広くして風通しをよくし、空気がスムーズに流れるようにしよう。室外機用のカバーをつけているおうちは、エアコンを使っている間は、はずしておくことがおすすめだよ。
風通しをよくしよー