エアコンは、室内機(しつないき)と室外機(しつがいき)の2つで1セット。今回は、部屋の中にある「室内機(しつないき)」の中がどうなっているかを見ていくよ。
室内機(しつないき)の中だね
室内機には、たくさんの部品が入っている。
ふむふむ
まず、「フィルター」を見てみよう。フィルターは、空気が室内機(しつないき)に吸いこまれる時の入り口にある「アミ」のようなものだよ。
アミのようなもの?
フィルターは、空気中のほこりを取る役わりをしている。室内機(しつないき)の中がほこりだらけになってよごれてしまうのをふせいで、「エアコンがもっている能力をきちんとはっきする」ために必要なんだ。
どうして?
フィルターにほこりがたまると、空気の流れがさえぎられて、空気を吸いこむのに、たくさんの電気が必要になってしまう。フィルターはいつもきれいにそうじしておかないといけないよ。
くわしいそうじの方法は
「エアコンの困りごとと対処法」を
読んでね!
(少しむずかしいから大人といっしょに読んでね!)
むだな電気は使わない!
次に「熱交換器(ねつこうかんき)」という部品を見てみよう。「熱交換器(ねつこうかんき)」は、部屋をすずしくしたり、あたたかくしたりするのになくてはならない部品なんだ。
熱交換器(ねつこうかんき)?
熱交換器(ねつこうかんき)は、室内機(しつないき)に取りこんだ空気をつめたくしたり、あつくしたりする部品なんだ。
なぜ空気をあつくしたり、つめたくしたりできるのかは
「エアコンはどうやって部屋をすずしくするの?」を読んで勉強してね!
熱交換器(ねつこうかんき)は、室内機(しつないき)に取りこんだ空気をつめたくしたり、あつくしたりする部品なんだ。
なぜ空気をあつくしたり、つめたくしたりできるのかは
「エアコンはどうやって
部屋をすずしくするの?」を読んで勉強してね!
あたたかくしたりすずしくしたりだね
熱交換器(ねつこうかんき)の大部分は、うすいアルミの板でできている。もともとは、ものすごく大きいアルミの板を、小さく切ってならべ直して、室内機(しつないき)におさまるように組み立ててあるんだ。
もともとはこんなに大きい板なんだー
それから、アルミの板の表面に、でこぼこをつけて、空気にふれる面積をふやすためのくふうをしている。いろいろくふうした結果空気にふれる面積はたたみ7枚分と同じなんだよ。
たたみ7枚!びっくり…
最後に、風をすいこんで、ふき出している部品、「クロスフローファン」を見てみよう。
クロスフローファン?
クロスフローファンは、つつのような形をしていて、いきおいよく回転して、風をすいこんで、ふき出しているんだ。
これで風をすいこんで、ふき出しているのかー
また、部屋の空気をじゅんかんさせる役わりももっている。部屋の中の空気を吸いこんだり、温度ちょうせつした空気を部屋に、吹き出しているんだ。
クロスフローファンが空気の流れをつくるんだー
でも、どうして、せんぷうきみたいなプロペラ型じゃないんだろう?
意外な形だよね
その理由は、プロペラ型だと、風がまっすぐ遠くまで届かないからなんだ。クロスフローファンは、風がちらばらないから、まっすぐ遠くまでとばすことができるんだよ。
だから部屋のすみずみまですずしくなるんだね
また、クロスフローファンはプロペラ型とくらべるととても静かなんだ。
お部屋は静かな方がいいもんね
室内機(しつないき)にクロスフローファンが入っているのは、風を「たくさん」「遠くへ」「静かに」送り出すためのくふうなんだね。
風を出すのにもくふうしているんだね
なるほど!
スイッチひとつで、お部屋をすずしくしたり、あたたかくしたりするエアコン。エアコンの中は、いったい、どうなっているんだろう?
どうなってるの?