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空気と環境に関する社会課題を解決しサステナブルな成長をめざします

強みを発揮して変化する社会に対応

当社グループは2026年から新たな5ヵ年の戦略経営計画「FUSION30」をスタートしました。現代は世界情勢や経済動向の変化が激しく、かつ先行きが不透明で、過去の成功体験が通用しない時代です。その中で、変化をチャンスと捉え、空調機器を超えた建物全体の設備課題をライフサイクルを通じて解決する「ソリューションプロバイダ」への変革とともに、「環境と空気の新たな価値」の提供をめざします。

空調メーカーの社会的使命として社会課題の解決に取り組む

当社グループの主要事業である空調は、生活を支えるインフラの一つです。世界では猛暑によって約11億人が生命の危険にさらされており、健康や経済発展のために今後もエアコンの需要拡大が見込まれています。

一方、空調は多くのエネルギーを消費します。エアコン使用に伴う電力量は世界の全電力消費量の約1割を占めており、今後その増加をいかに抑制するかが注目されています。

これらのことから、空気に関する社会のニーズに応え、かつ社会の脱炭素化にも貢献していくことが、当社グループの最も重要な社会的使命だと考えています。「FUSION30」でも「環境価値の創出」を重点テーマとして掲げ、カーボンニュートラルへの挑戦や、冷媒や空調機器・部品の回収・再生網の構築をめざすサーキュラーエコノミーへの取り組みを推進します。

人材の多様性を競争力の源泉に

今、企業を支える人材の能力や意欲を高め、企業価値の向上をめざす人的資本経営が注目されていますが、これはまさに当社グループが「人を基軸におく経営」として実践してきたことです。

当社グループの最大の強みは、人の持つ無限の可能性を信じて、一人ひとりの個性を活かす「ダイバーシティマネジメント」です。多様な人材がお互いの価値観を認め合い、活かし合って組織力を高め、大きな目標に挑戦していくことを競争力の源泉としてきました。中長期視点で人材を育成し、これからも世界中の従業員に意欲的に働く喜びや挑戦の機会を提供する企業であり続けます。そして、今後も一人ひとりの発揮する力を、社会と当社グループの持続的な成長発展につなげていきます。

創業100周年を経て、さらなる成長・発展をめざす

当社は2024年に創業100周年を迎えました。空調とフッ素化学の技術を両輪に海外展開を加速し、世界170以上の国・地域で事業を展開しています。この30年の成長は著しく、海外事業比率は15%から80%以上へ、グループ従業員数は1万3,000人から10万人規模へと急速に拡大しています。

この成長の原動力となったのは、これまでの歴史のなかで醸成してきた当社グループ独自の企業文化と組織風土です。さらに成長・発展を続けていくための経営の基本となる考え方として、創業100周年の節目に「グループ経営理念」を改定しました。新たな経営理念には、社会課題の解決を通じて社会の持続的な発展に貢献するという私たちの意思を込めています。

ステークホルダーの期待に応え続ける

当社は、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)、建物および建築のグローバル・アライアンス(GlobalABC)など、各種イニシアティブに積極的に参画しています。

お客様やパートナーはもちろん、政府・自治体や国際組織、NGO、投資家の皆さまなど、さまざまなステークホルダーと双方向のコミュニケーションを重ね、相互に協力して社会に価値を創造し成長する企業として、社会の要請や期待に適切に応えていきます。

ダイキン工業株式会社
代表取締役会長兼CEO
十河政則

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