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Design History

1958

アメリカのライフスタイルに憧れて。
家庭用という新しい市場に挑戦。

黄金時代と呼ばれるほどの繁栄を謳歌していたアメリカでは、独自の豊かなライフスタイルが育まれていました。

その豊かさを象徴していたもののひとつが家電製品で、需要の高まりとともにアメリカの一般家庭にさまざまな製品が急速に普及していきます。ラジオに代わって登場したテレビが家のリビングの中心的な存在になっていき、そのほかの大型の家電製品も次々に生活の中に浸透していきました。

大きな一軒家に広いリビング。そのリビングには家族でゆったりくつろげるソファーがあって、一家団欒は楽しくテレビのまわりで。もちろん、お出かけは大きな自家用車で快適に――。世界中が憧れる生活の姿がありました。

こうしたアメリカのライフスタイルは、そのままアメリカ製のホームドラマに描かれ、世界中のテレビに届けられ大きな影響を与えていきます。日本でも、1958年には東京タワーが竣工し、テレビ放送が急速に普及しはじめます。「三種の神器」と呼ばれた白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫をはじめ、一般家庭でも家電製品の需要が高まっていった時期でした。

世界中の人々が憧れた、アメリカの明るくて豊かな暮らし。それは、その後の60年代に巻き起こるカウンターカルチャーの前夜を彩る栄光のひとときでした。

Item

ダイキン工業もこの頃から住宅ニーズをいち早く取り入れて家庭用の製品に挑戦。日本初のロータリー・コンプレッサーを搭載したウィンドクーラーを発売しました。ウィンドクーラーとは、住宅の窓に取り付ける、はめ込み型のエアコンです。戦後復興による経済発展を背景に、拡大しつつあった住宅空調機器という新しい市場の開拓が始まりました。

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