ダイキン工業株式会社

 
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はたらく仲間

多角的に発明を捉え、有効な権利を取得する 化学特許チーム M.Kanetake (2023年8月時点) 多角的に発明を捉え、有効な権利を取得する 化学特許チーム M.Kanetake (2023年8月時点)

知財部を志望したきっかけ

私が知財部への就職を意識するようになったのは、大学の研究室の先輩が企業と共同で特許出願をされていた事がきっかけです。企業が特許出願を共同で行うことは、自分たちの研究がビジネスにつながる、製品化されれば消費者の生活を豊かにできる可能性があると認めてくれたように感じました。
そのような背景から、研究者が苦労して生み出した発明を出願・権利化することを通じて、研究開発のモチベーションアップに貢献したいと思い入社しました。

仕事のやりがい

入社以来、新規出願、権利化、他社特許の動向調査など多岐の業務に携わっています。その中でも一番やりがいを感じるのは、新規出願です。出願業務は、発明という概念的なものを文字に起こして権利範囲を決めることであり、どういう切り口で発明を表現すれば一番権利範囲が広くなるのか、他社への牽制力が高い権利範囲になっているかなど議論することが沢山あります。研究者から出願の相談が来るたびに様々な角度から発明を捉えていきますが、とりたい権利範囲を的確に表す表現を思いついたときは、より良い権利を取るために貢献できていると実感できおもしろいです。

今後について

日々業務を行う中で、知財業務を苦手とする研究者がいると感じます。研究者が苦手意識を持ってしまうと新規出願が生まれにくくなるので、特許制度や、特許庁の審査官および社外弁理士の考えを分かり易く端的に伝えることを心がけ、もっと出願しようと研究者に思ってもらえるようにリードしていきたいです。

技術者の発明創作力を引き出して、強い特許を作り上げる 機械・電気特許チーム サブリーダー R.Yanagie (2023年8月時点) 技術者の発明創作力を引き出して、強い特許を作り上げる 機械・電気特許チーム サブリーダー R.Yanagie (2023年8月時点)

現在の仕事

私は主に家庭用空調機の特許出願業務を担当しています。この業務では、製品開発の過程で生まれた新技術を「発明」として整理し、出願から登録までの一連の手続きを行います。発明整理の際には、単に発明者の技術説明を文章にするだけでなく、技術の要点を探し当て、発明として再構築することも必要となります。発明者が納得する形でまとめることが重要なため、密にコミュニケーションをとることを大事にしています。

仕事のやりがい

特許出願活動を通じて、発明者が自分のアイデアや開発力に自信を持ってもらえることに、やりがいを感じます。発明者は自身の発明を過小評価することが多いです。しかし、実際に提案された発明を掘り下げていくと、発明者が思っている以上に開発製品の根幹をなす発明だったということが多々あります。広い権利範囲で権利化されると社内でも評価され、その評価が発明者としての自信につながり、新たな発明創出のモチベーションになるという好循環が生まれます。発明者に「次の開発でも特許出願を頑張ります」と言ってもらえると、会社だけでなく発明者本人に対しても貢献ができたと実感することができ、やりがいにつながります。

今後について

開発チームと知的財産グループとの連携をより強化し、次の技術トレンドを睨んだ先取り特許を多数出願していきたいと考えています。

知財分析×戦略提案で、国内・海外拠点の事業を支える グローバル知財マネジメントチーム 調査活用・ITチーム 担当課長 M.Saito (2023年8月時点) 知財分析×戦略提案で、国内・海外拠点の事業を支える グローバル知財マネジメントチーム 調査活用・ITチーム 担当課長 M.Saito (2023年8月時点)

現在の仕事

業務用空調の商品開発を行った後、本社の知的財産グループに異動し、現在はグローバル知財マネジメントと知財調査分析を行っています。
グローバル知財マネジメントでは、ダイキングループ全体に共通する知財ポリシーの策定や、海外拠点が自ら知財活動ができるようにするために、海外拠点の知財ルールの策定や出願業務・他社特許対応の支援を行っています。
知財調査分析では、今後重要となる事業領域について、特許情報と非特許情報と合わせた俯瞰分析(IPランドスケープ)を行い、他社動向を先読みして事業部門の幹部に今後の知財戦略を提言しています。

仕事のやりがい

海外拠点の拠点幹部や知財メンバーと議論して、事業インパクトを考慮しながら、今後の知財戦略を現地と一緒に立案していくことに大きなやりがいを感じています。知財問題を抱えることなく海外拠点の事業戦略を進めるためには何ができるのかを常に考え、チーム内で意見を出し合い、海外の弁護士と連携しながら解決手段を模索することにおもしろさとやりがいがあります。
知財調査分析は、分析結果が事業に大きく影響する場合があるため、重要な役割を担っていると感じます。社会動向等を意識し、チーム内で特許分析を行って他社動向を先読みしながら次の一手を考えることは戦略的で非常におもしろいです。事業部門の幹部に分析結果の提示と今後の戦略提案を行うことは、まさに事業貢献をしている瞬間であり、やりがいを感じる瞬間でもあります。

今後について

今後は海外拠点とさらに連携をとりながら、グローバル規模で知財調査分析を強化していきたいと思っています。その一方で、今まで誰も取り組んだことのないことにも挑戦し、ダイキン知財の高度化につなげていきたいと思っています。