従来、空調の異常検知では、事前に設定したルールに基づく異常検知(故障診断)を行っていました。しかし、空調機は外気温や運転状態によって、「正常値」が変わるという特性を持っています。例えば、「あるサーミスタの温度が60℃以上ならガス欠(冷媒ガス欠)」というルールを作ったとします。しかし、そのルールに合致したとしても、実際にガス欠になっていることもあれば、外気温や圧縮機の回転数によっては正常な運転の範囲内ということもあるのです。
そのため、ルールベースの故障診断はごく一部の範囲にしか適用ができなかったり、広い範囲に適用しようとすると運用コストが嵩むという問題がありました。ちなみにルールベースで故障診断をするには、機種ごとに異なるルールが必要です。
