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化学物質の管理・削減

製品に含まれる化学物質の管理・削減

化学物質の管理・削減


有害化学物質規制への対応

グリーン調達ガイドラインに「指定管理物質」を定め
製品に含まれる化学物質を管理

ダイキンでは、RoHS指令※1やREACH規則※2、その他の法規制で規制されている物質を「指定管理物質」として、グリーン調達ガイドラインのなかに定め、製品に含有される化学物質の管理を実施しています。

※1
RoHS指令(2011/65/EU): 電気・電子機器における、特定有害物質の使用を禁止する欧州連合(EU)の規制。
※2
REACH規則(1907/2006/EC): 欧州で2007年6月に施行された化学物質規制で、欧州連合(EU)内で年間1トン以上の化学物質を製造・輸入する企業に対し、化学物質の登録を義務付け、市場に出回るほぼすべての化学物質が対象となっています。

化学物質管理指針(製品版)

管理ランク 物質名
禁止
  • カドミウム及びその化合物
  • 六価クロム化合物
  • 鉛及びその化合物
  • 水銀及びその化合物
  • ビス(トリブチルスズ)=オキシド(TBTO)
  • トリブチルスズ化合物(TBT類)※1
  • トリフェニルスズ化合物(TPT類)※1
  • ジブチルスズ化合物(DBT類)※1
  • ジオクチルスズ化合物(DOT類)※1
  • ポリ臭化ビフェニル類(PBB類)
  • ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDE類)
  • デカーBDE(デカ・ブロモ・ジフェニール・エーテル)
  • ポリ塩化ビフェニル類(PCB類)
  • ポリ塩化ターフェニル類(PCT類) 
  • ポリ塩化ナフタレン類(塩素原子1個以上)
  • 短鎖型塩化パラフィン類
  • パーフルオロオクタンスルホン酸塩(PFOS類)※2
  • Fガス(HFC,PFC,SF6)※3
  • アスベスト類
  • 一部の特定芳香族アミン生成のアゾ染料・顔料 ※4
  • オゾン層破壊物質(HCFCを除く)※5
  • 放射性物質
  • フェノール、2-(2H-ベンゾトリアゾール-2-yl)-4.6-ビス(1,1-ジメチルエチル) 
  • ジメチルフマレート(フマル酸ジメチルDMF)※6
  • ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)※7
  • 特定PFOA類(パーフルオロオクタン酸&その塩およびそのエステル)※8
  • フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)(DEHP)※9
  • フタル酸ブチルベンジル(BBP)※9
  • フタル酸ジブチル(DBP)※9
  • フタル酸ジイソブチル(DIBP)※9
  • 多環芳香族炭化水素(PAHs)※10
  • バイオサイド規則対象物質 ※11
削減
  • ポリ塩化ビニル(PVC)※12
  • オゾン層破壊物質(HCFCのみ)
管理
  • 酸化ベリリウム(BeO)
  • 過塩素酸塩
  • ニッケル及びその化合物 ※13
  • 臭素系難燃剤(PBB類、PBDE類、HBCD除く)
  • ホルムアルデヒド 
  • EU REACH規則 高懸念物質(SVHC)群(本ガイドラインで指定する禁止物質は除く)※14
※1
TBT類およびTPT類は、EUでの上市禁止。スズ濃度の許容値は0.1%以下。
DBT類は、EUでの上市禁止。スズ濃度の許容値は0.1%以下。
DOT類は、EUでの上市禁止。ただし、禁止用途は「皮膚に触れる商品類」と「2成分常温硬化シール剤」のみ。
スズ濃度の許容値は0.1%以下。
※2
2009年5月にPOPs条約COP4でPFOS類が付属書Bに追加。同時に2009年10月に化審法改正が交付されPFOS類が第1種特定化学物質に追加。2010年4月より化審法で禁止。
使用用途は①エッチング剤の製造①半導体のレジスト製造③業務用写真フィルムの製造のみ。
※3
フッ素化温室効果ガス(HFC,PFC等)の発泡剤使用は禁止(2008/7/4以降、EU上市禁止)。
ただし、フッ素温室効果ガスの冷媒使用は除外。
※4
特定アミンを形成するアゾ染料・顔料で人体に長時間接触する用途に適用(例:リモコン外郭)。
※5
HCFCの発泡剤使用は禁止。HCFCの冷媒使用も国内・EU向けは禁止。
※6
2009年3月のEU委員会決定(2009/251/EC)により、2009年5月以降、ジメチルフマレート(DMF)を含有する製品の上市が禁止。DMFは防カビ剤として、包装や革製品などに使用されている。
※7
2013年5月のPOPs条約COP6でHBCDが附属書A(廃絶)に追加された。ダイキングループでは2014年11月26日以降、HBCDを使用禁止とする。
※8
ノルウェーでは2014年6月1日以降(一部用途は2016年1月1日以降)、特定PFOA類を含有する消費者用製品の製造、輸入、輸出、販売が禁止となる。REACH規制では2020年7月4日より規制されるが、ダイキングループでの使用禁止は2020年1月1日以降の法規制対象生産分より順次適用とする。
※9
2015年3月31日付けEU指令(EU)2015/863にてフタル酸エステル4物質が制限物質に追加された。
EUでの適用開始は2019年7月22日であるが、ダイキングループでの使用禁止は2019年1月1日以降の法規制対象生産分より順次適用とする。法規制対象外の部品の使用期限時期は個別協議による。
※10
プラスチックあるいはゴム製で、ヒトの皮膚あるいは口腔と直接長時間あるいは短期反復的に接触する物品は、1mg/kg(0.0001wt%)を超えて含有してはならない。
※11
2017年3月2日以降、EUで承認の申請が行われていない殺生活性物質は使用禁止となる。
※12
PVCの代替可能なものは削減。
※13
ニッケルの管理は、ニッケルが長時間皮膚に触れる可能性のある場合。
※14
今後追加されるSVHCはすべて管理対象とする。 都度の追記はしない。

フッ素化学製品を使用して大気汚染化学物質の蒸散を削減

自動車業界で、フッ素材料がVOCの漏出抑制に貢献

自動車業界では、大気汚染の一因となるガソリンなどのVOC(揮発性有機化合物)の大気蒸散を厳しく規制する動きが進んでいます。

「ネオフロンCPT」は、エンジン周りなど高温になる環境のもとで、VOCの透過・漏出を抑える自動車用燃料チューブ・ホース材料です。従来品(ネオフロンETFE)に比べ、透過量を約5分の1に低減。また従来から燃料配管に使用されているポリアミド樹脂や汎用ゴムと接着が可能であり、積層チューブとして使用可能です。またVOC処理装置「ダックス」は、VOCや悪臭を含む排ガスから有害成分を分離・濃縮・酸化することで空気を浄化するシステムです。高純度の有機溶剤を低ランニングコストで濃縮・回収し、あらゆる空気浄化を実現します。

自動車の生産台数が増加している中国を含む新興国では、環境規制が強化されるなか、汎用材料からフッ素材料への積極的な切り替えが進められています。また、環境規制が一段と進む先進国では、ネオフロンCPTのようなより高性能なフッ素材料が採用されはじめており、販売量は年々増加しています。今後もこのような需要拡大に対応していきます。

フッ素樹脂を使用した自動車用燃料配管

フッ素樹脂を使用した自動車用燃料配管

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