ダイキン工業株式会社

サプライチェーン・マネジメント

取引先様との連携

サプライチェーン全体での法令遵守マネジメント

取引先様の法令遵守の徹底を支援

ダイキングループは、サプライチェーン全体での法令遵守マネジメントをめざし、取引先様の法令遵守の徹底を支援しています。

空調部門では、遵守を依頼する事項について、文書で通達するほか、年4回開催する取引先説明会の中でケーススタディを紹介し、意識の向上を図っています。

その他、取引先様専用WEBサイトで、環境に関連する法令情報を提供しています。

化学部門では、不定期に監査を実施しています。また、継続取引の評価時に取引先様に配布・回収する「供給者自己診断シート」の中に、過重労働の是正、不適正な労働の排除、人権への配慮のためのマネジメントに関する設問を設け、取引先様の状況の把握に努めています。

取引に関わる各部門に、下請法の遵守を徹底

ダイキン工業の仕入先・委託先のうち、下請法の対象となる企業は数千社に上ります。当社は、「下請法遵守ガイドライン」を制定し、支払い遅延などがないよう各部門やグループ会社に徹底しています。また、各部門で従業員を対象に下請法遵守に関する教育を実施したり、外部講習会に参加させるなど、この法律に対する意識の向上を図っています。

遵守状況については、コンプライアンス全般の点検の中で適正な支払いがなされているかどうかを監視しています。

また、下請対象供給者や生産委託供給者の財務状況には常に注意を払い、状況に応じて支払い条件の緩和などの救済処置を実施する場合もあります。

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取引先様への環境マネジメントシステム構築支援

取引先様の環境マネジメントシステムの充実をサポート

ダイキン工業では、取引先様に対して環境面で「グリーン調達ガイドライン」の順守を依頼し、環境マネジメントシステムの構築と運用を要請しています。

ますます厳格化する化学物質規制などに対応し、2014年度は禁止化学物質(BNSTとPHAs)を指定化学物質に追加して、グリーン調達ガイドライン[第8版]を改訂発行しました。

取引先様には環境・品質マネジメントシステムの構築とその適確な運用を前提とした「環境・品質サプライチェーン」をつないでいただく必要があります。そこで、ダイキン工業は取引先様の環境マネジメトシステムの運用状況を「グリーン調達調査」で把握しています。

2015年度もCSR調達の一環で紛争鉱物(コンゴ民主共和国とその周辺国から産出され、武装勢力の資金源となっていることが懸念されるスズ、タンタル、タングステン、金の4種類の鉱物)の調査を取引先様に実施しました。

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取引先様と連携した製品の品質向上・安全性確保

取引先様も参加する品質向上策の発表会開催や、品質指導を実施

品質改善報告会品質改善報告会

お客様に信頼性の高い商品を提供するためには、取引先様の協力が欠かせません。当社は、取引先様と密接に連携し品質向上に努めています。

空調部門では、「取引先説明会」を実施し、不良率ゼロの取り組みなど、当社の品質向上策について説明し、協力を要請しています。また、毎月1回「サプライヤ品質会議」を開催し、納入品に不具合が発見された取引先様に対しては、納入品の品質を評価・分析を行い、特に重要と判断される内容について「品質改善報告会」や「品質改善検討会」で改善への取り組みの報告を要請しています。その他、取引先様の生産現場を訪問し直接指導するなど、取引先様の品質改善活動に積極的に関与しています。

さらに、取引先様に、ダイキングループの卓越技能者である「マイスター」を派遣したり、技能オリンピックへの参加を促すなど、技術力の向上に取り組んでいます。

化学部門では、年1回「品質フォーラム」を開催し、当社の品質方針の伝達、取引先様の品質向上活動の紹介などを行っています。また、取引先様への品質監査も実施し、品質の維持向上への対応を確認しています。

国内外の各拠点では、定期的な取引先様の生産現場において品質監査を実施するほか、説明会を開いて品質方法やその改善方法などについて対話する機会を設けています。

今後も取引先様とのコミュニケーションを深め、品質管理を徹底していきます。

取引先様への品質向上支援

空調部門

取引先説明会 ダイキン工業の方針・状況を説明するほか、適宜事例をあげて法令遵守を徹底。
(年4回開催、2015年度は128社参加)
サプライヤ品質会議 納入品の品質不良について、月ごとの実績把握と品質向上対策を実施。
(毎月開催)
品質改善報告会、
品質改善検討会
品質上問題のあった取引先様から改善のための報告。
(2015年度は、「品質改善報告会」計4回、延べ59社参加。「品質改善検討会」35社を対象に計228回実施)
品質監査 監査機関による外部定期監査、空調生産本部と取引先様共同での内部監査を実施。
取引先訪問 基幹職が適宜訪問。

化学部門

品質フォーラム ダイキン工業の品質方針の紹介、調達品の不良率や品質コスト、各社の品質異常と、品質向上活動の紹介・発表など。
(年1回開催、2015年度は69社が参加)
品質監査 重要資材および品質異常を発生させた供給者に対し、ISO9001を規範とした監査を実施。
(2015年度は18社に実施)

不良品ゼロに向けた「ZD活動」を国内外で展開

空調部門では、「サプライヤ品質会議」に参加する取引先様と連携し、2007年度から「ZD(ゼロディフェクト)活動」を展開しています。これは3S活動(整理・整頓・清掃)、未然防止活動(製造工程で起こりうる不良品の予知管理)、再発防止(過去に起こったトラブルの再発防止、維持管理)によって不良品をゼロにしようとする活動です。

2015年度はZD報告会を1回、国内18社が参加する個別報告会を各2回実施し情報共有を行うほか、新機種の生産準備段階でのZD活動で新技術採用部品の工程監査を実施し、不良流出防止に取り組みました。

取引先様と取り組むZD活動

取引先様と取り組むZD活動

TOPICS

中国で品質管理を強化

取引先様による品質改善の発表(大金空調(上海)有限公司)取引先様による品質改善の発表
(大金空調(上海)有限公司)

大金空調(上海)有限公司では、2015年度に取引先様の品質管理の強化に取り組みました。参加する取引先様数を前年度の20社から97社に拡大し、取引先様の品質管理担当者に対する基礎知識教育と試験を実施。試験合格者に品質問題に対する改善提案を提出してもらい、優秀な成績を収めた10社を表彰しました。

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製作所内の取引先様の安全確保

業務請負企業に対する安全情報の提供、構内パトロールを実施

ダイキン工業では、取引先様などと協力し、製作所内の安全確保に努めています。

製作所内では多くの業務請負企業の方々が働いています。業務請負企業の方々の安全を守るため、構内パトロールを実施しています。さらに2ヵ月に1回の「構内安全連絡会」を開催するとともに、週に1回の人材派遣業者管理者対象の会合を開催し、安全に関する啓発と情報共有に努めています。

また、製作所に出入りする多くの取引先様の納品車両には、安全走行を徹底しています。納品車両の運転手に対する「安全講習会」を定期的に実施し、構内外での交通規制などを学んでいただくとともに、安全走行への注意を喚起しています。

化学部門では年1回、大規模定期整備を実施しており、工事の大半を協力会社の作業者が担っています。そこで、安全教育、施工品質管理教育などの事前準備やSDS(化学物質安全性データシート)による化学物質の危険有害性情報の提供などを実施し、作業者の安全確保に努めています。

2015年度は、ルールや作業環境に不慣れな作業者に焦点を当て、ルール遵守と安全作業の見守り・サポートを行い、相互のコミュニケーションを向上させることを目的に「アドバイザーチーム」を立ち上げました。さらに運転管理者と運転手を対象とした化学部門の安全講習会を6月に開催し、約400名が参加しました。

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ともに成長・発展する関係づくり

理解と信頼を深めるためのコミュニケーションを大切に

油機部門の代理店向け勉強会油機部門の代理店向け勉強会

化学部門の品質フォーラム化学部門の品質フォーラム

ダイキングループは、取引先様と互いに理解し合い、信頼関係を深め、切磋琢磨しながらともに成長していくために、あらゆる機会をとらえてコミュニケーションを図るよう努めています。

空調部門では、グローバル調達本部長や部長、基幹職が折々に取引先様を訪問したり、取引先説明会、賀詞交歓会、表彰式典を開催したりして、取引先様とのコミュニケーションの深化に努めています。

2014年4月より、一時中断していた「空調購買協力会」を再発足しました。これはグローバル化の陰で日本のモノづくり力が弱体化する中、国内サプライヤが国際競争力を確保すること、為替・市況などの急激な環境変化に迅速に対応できること、新たなモノづくりに向けたイノベーションのきっかけをつくることを目的としています。年4回の情報交換会を通じて、取引先様間で互いに情報を共有したり、異業種間で議論することで相互に発展をめざす関係を維持したりしています。

2015年度は、株式会社安川電機様のみらい館の視察見学を行ったほか、会員企業の品質・生産技術の担当者を対象に工場見学を実施してダイキンにおける品質改善の取り組みを紹介しました。

化学部門では、継続的に実施している品質フォーラム以外にも、購買担当者が積極的に取引先様と面談し、技術や品質、価格などの課題について情報収集と意見交換を行い、必要に応じて臨時あるいは応急的なサポートを関連部署に要請し問題解決に努めています。

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