ページの本文へ

2016年度:人材

空調市場が拡大する新興国。製造・サービス分野の技術者不足が課題となる中で―産官学連携で、新興国の技術者の育成を支援

Why?なぜ重要か

空調産業を支える現地の技術者が不足しているから

エアコンの普及のためには、製造はもとより、据付やメンテナンス、修理にいたるまで、専門的な技術が必要です。また、それらの技術を持った人材を世界各地で育成することが、エアコンの普及と、現地の暮らしの質の向上につながります。

特に、エアコンの需要が拡大しつつある新興国では、このような空調産業を支える技術者が不足しており、育成が急がれています。

注) (一社)日本冷凍空調工業会「地域別世界のエアコン需要の推定について」より作成

DAIKIN’S APPROACH

空調業界に関わる技術者を育成しインドの空調市場拡大に貢献

新興国の中でもインドでは、近年の経済成長に伴い、空調市場も過去5年間で約1.2倍に成長しました。現地のダイキンエアコンディショニングインド社(ダイキンインド社)でも、2016年度の売上高は前年度比約20%増加。市場は今後さらに成長していくと見られています。一方、インドは、電気や道路などのインフラが未整備のため、頻繁に停電や電圧変動が生じたり、砂埃で熱交換器が詰まるなど、エアコンにとっては過酷な環境です。

そのような中で急務となっているのは、過酷な環境にも耐えうる空調機の製造と、据付やメンテナンス、修理に携わる技術者の育成です。技術者が質・量ともに不足しているという現地の社会課題の解決に貢献することは、インドの技術力の底上げに寄与します。また、そのような貢献は、ダイキンにとっても持続的な成長につながるものと考えています。

インドでのエアコン需要予測

インドでのエアコン需要予測

注)(一社)日本冷凍空調工業会「地域別世界のエアコン需要の推定について」より作成

ページ上部へ戻る

DAIKIN’S PERFORMANCE

他メーカー製品も扱う、現地サービスエンジニアも研修

ダイキンインド社では、自社のサービスエンジニアだけでなく、他メーカー製品も扱う販売店やサービス協力店のサービスエンジニアも対象とした技術研修を、2000年から実施してきました。そのための専任チームを立ち上げ、自社工場内の研修所で、空調の基礎知識や定期点検、故障診断などに必要な技術を指導。2016年度は、のべ2万人以上が受講しました。また、地方のサービスエンジニアにも受講しやすくするため、地方にも研修所を開設し、現在インド全域で5カ所に拡大。2016年度は、約1,200名が受講しました。

インド全体の技術力向上のため、産官学連携で若年層への技術教育を支援

職業訓練校での空調技術講座の様子

職業訓練校での空調技術講座の様子

既存の技術者に加え、これからの技術発展を担う人材への教育も拡大しています。

2016年8月から、職業訓練校と連携して、学生対象の空調技術講座を開設。学生がサービスエンジニアに必要な知識と技術を習得できる実践的な研修を行っています。ダイキンインド社の従業員を派遣し、講座の担当教員を指導するとともに、講座に必要な空調機を無償提供しています。現在8校と提携し、半年で250名以上が受講しました。

2016年11月からは、日本の経済産業省、インドの技能開発・起業省と日系企業が連携し、インドで10年間に3万人の製造分野の技術者を育成する「ものづくり技能移転推進プログラム」に参画しています。ダイキンインド社では、空調の製造分野の技術者を育成する「日本式ものづくり学校」を2017年8月に開校し、経済事情などによって進学が困難な若者に対し、実践的な技術だけでなく、改善活動や5Sなど、日本のものづくりの精神や文化なども指導します。

ダイキンインド社が実施する人材育成プログラム

ダイキンインド社が実施する人材育成プログラム

ページ上部へ戻る

NEXT CHALLENGE

世界各地で、社内外の人材育成を強化し、地域とともに持続的に成長

このように、インドでは製造・サービス分野の技術者育成に取り組み、将来的に空調産業の中核を担う人材の育成をめざしています。また事業を展開している他の国々でも、一企業の枠を超えて、その国の発展を支える人材育成に取り組んでいます。

ダイキンは、今後も世界各地で社内外の人材育成に取り組むことで、拡大する空調市場における技術者の育成という社会課題の解決と地域の発展に貢献しながら、持続的に成長していきます。

Voice

ダイキンと連携した実践的な研修に学生の技術向上を期待しています

ダイキンの研修の特徴は、業界最新の技術と学生を結び付けることと、働くのに必要なスキルと知識を身につけられる実践的な内容です。その効果は、受講した学生が外部から高い評価を受けていることからも言えます。今後は、さらに専門的な研修を協働できることを期待しています。

ファリダバットYMCA 科学技術大学 教授 Dr. Vikram Singh

ファリダバットYMCA
科学技術大学 教授
Dr. Vikram Singh

ページ上部へ戻る

おすすめコンテンツ

ページの先頭へ