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2016年度:新価値創造

大気汚染の予防や衛生管理など、空気のコントロールで貢献できる分野が拡がるなかで──空調・フィルタ技術とエンジニアリング力の融合でニーズに応える空間を創出

Why?なぜ重要か

人の健康に大きな影響を与える空気の汚染が、地球規模で深刻化しているから

2016年のWHOの調査では、世界の主要都市の住人の80%が健康に悪い空気環境で生活していることが明らかになりました。かつてないスピードで経済発展が進む新興国を筆頭に、工場や発電所、自動車などからPM2.5などのさまざまな空気汚染物質が排出されています。

また、人は90%以上を、室内で過ごすといわれているため、室内の空気環境の向上も重要です。

汚染物質の除去と排出しない工夫、汚染された空気の遮断など、室内外の空気環境を向上させる技術は、今後ますます重要になると考えられます。

DAIKIN’S APPROACH

空調とフィルタの技術力でよりよい空気環境を追求

近年、新興国の経済発展による大気汚染や、製薬、食品業界の空間衛生に関する規制強化など、空気環境へのニーズが高まるなか、ダイキンは空気中のPM2.5をはじめとした粉塵や菌・ウイルスなどの汚染物質を除去するフィルタ事業を強化しています。

これまでダイキンが空調で培ってきた温度と湿度のコントロール技術に加えて、フィルタ技術を活用することで、清浄度、気流、においといったあらゆる面から、より安全で健康・快適な空気環境をグローバルで追求しています。

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DAIKIN’S PERFORMANCE

フィルタ事業を強化しグローバルに多様な商品を展開

ダイキンは2006年にAAF社、2009年に日本無機株式会社、2016年にフランダース社とディンエア社をグループに加え、既存のフィルタ事業を拡大し、商品力を強化しています。

例えばオフィスや住宅向けエアコンに搭載するフィルタはもちろん、0.1μmの粒子を99.9%までキャッチするクリーンルーム用の超高性能フィルタや、発電所のガスタービンで使用される100m2級の大型フィルタなど、幅広いラインナップを取り揃えることで、世界中のさまざまな場面での空気環境の改善に貢献しています。

ダイキングループのフィルタ事業生産拠点

ダイキングループのフィルタ事業生産拠点

エアフィルタの地域別市場規模

エアフィルタの地域別市場規模

機器とエンジニアリング力を駆使して お客様のニーズに最適な空間を実現

FOYA

ダイキンでは空調・フィルタなどの機器の販売だけでなく、お客様と協議を重ねながら、技術と製品システムの組み合わせを提案するエンジニアリング力を駆使し、お客様のニーズに最適な空間を創出しています。

例えばスペインのアセロル・ミタル社様ヒホン製鉄所では、空調設備の設計からフィルタを使用した集塵システムの構築までを担当。導入後は製鉄工程での粉塵の飛散を抑制することができ、工場周辺の大気汚染予防や、工場内で働く従業員の健康で快適な労働環境提供につながっています。

また、2016年ファシリティ・オブ・ザ・イヤー賞(FOYA)を受賞されたタカラバイオ株式会社様の遺伝子・細胞プロセッシングセンターでは、iPS細胞に関わる細胞などを製造するための高度な無菌閉鎖空間づくりが求められていました。ダイキンは、製造工程に沿った建物全体のレイアウトに加え、室内の清浄度、温湿度、圧力を制御する空調技術の提案を行いました。菌やウイルスが交叉せず、製品や作業者、空気がお互い接触しない施設設計は、医薬品の品質向上や、安全な環境づくりに貢献しています。

国際製薬技術協会が革新的な技術によって設計、建設、運営されている医薬品や医療機器の製造・開発施設に対して授与する賞。

さまざまな場面で活躍するフィルタ

オフィスや住宅で

空調機器にフィルタを組み合わせることで、PM2.5をはじめ、花粉や、病気の元となる菌・ウイルスを除去します。

病院・製薬工場で

超高性能フィルタや菌の繁殖を防ぐフィルタなどを目的に応じて組み合わせることで、高度な衛生管理を可能にします。

金属加工工場・セメント工場で

工場から発生する塵埃などの有害物質を集塵システムにより除去。工場内や工場周辺の大気汚染を予防します。

発電所で

粉塵を除去するフィルタがガスタービンの圧力損失を抑制。発電効率を向上させ、省エネに貢献します。

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NEXT CHALLENGE

トータルなサポートで新たな空気や空間の価値を創出

ダイキンは機器の開発、エンジニアリング、メンテナンスまでトータルなサポートを強化し、お客様のさまざまなニーズに対応した空気環境を提案していきます。

今後は、大気汚染の予防や製薬・病院・食品業界での衛生管理対策など、既に顕在化しているニーズだけでなく、オフィスや住居でも、従来からの空気質向上に加えて“より集中できる空間”や“リラックスできる空間”などの健康や快適に寄与する高度なニーズに挑戦し、新たな価値の創出に応えていきます。

Voice

省エネだけでなく、よりよい室内環境を追求することにも期待を寄せています。

持続可能な社会を実現するには、健康的かつ快適で、生産性の高い室内環境の維持が重要です。人は室内で生活時間の90%以上の時間を過ごし、1日に15kgの空気を吸い込みます。ダイキンのような空調機器メーカーが空気清浄化技術をより高度化し、室内環境向上に貢献することを期待しています。

デンマーク工科大学 教授 Dr. Bjarne W. Olesen 氏

デンマーク工科大学 教授
Dr. Bjarne W. Olesen

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