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技術開発拠点において、新たに半導体部門を立ち上げる
篠原:私は2020年4月に入社し、空調のオプション機器の開発をしていました。前職は半導体開発メーカーにいたため、2023年1月にインバータ技術グループに異動し、カスタムマイコン開発のチームリーダーとして業務を進めているところです。
中山:私は2023年1月に入社したばかりですが、カスタムマイコン開発の全体マネジメントを担当しています。もとは電機メーカーで画像処理や空調向けの半導体などに関する設計・開発に30年以上携わってきました。
外山:私も2023年5月に入社しました。中山と同様に半導体メーカーで30年ほどマイコンを開発してきました。当時は最大公約数的な汎用マイコンが中心でしたが、ダイキンではカスタムマイコンとパワー半導体の両方をマネジメントしながら全体戦略を立案しています。
宮島:このメンバーのなかでは、私だけがダイキン生え抜きです(笑)。ダイキンに新卒で入社して2024年で10年目になります。もともとはファンモータの解析技術やインバータのソフトウェア開発に携わっていたのですが、2年前にこの半導体プロジェクトの立ち上げを担当しました。まったく異なる業界のため、いろいろと本音ベースで直談判して、人脈を築いてきました。おかげさまで、外山さんや中山さんたちに入社していただいたので、私は2023年5月にTICから東京支社に異動し、次世代インバータ技術をリサーチしているところです。また東京に新施設を作る活動も担当しています。
外山:前職では関東の会社で役職定年の時期に来ており、その後の人生をどうすべきかと考えていたところ、ダイキンが半導体事業を始めるという話を聞き、最初は半導体開発をしたことがないダイキンが半導体事業を本当にできるだろうか? と半信半疑でしたが、TIC見学や、テーマに取り組んでいる人々からいろいろと話を伺ううちに本気度が伝わってきました。ならば自身の経験を生かし、もう一度チャレンジしてみようと決心して、東京から大阪にやってきました。
中山:私も外山と同じようなスタンスでダイキンに移ってきました。今後の会社人生を考え、半導体産業で自分のキャリアが生かせる設計開発を続けたいと考えていました。空調メーカーが半導体に挑戦するのは、かなり難易度が高いと感じていましたが、むしろ逆に他のメーカーよりも、まったく予測ができない異分野のダイキンで働くことに面白さと可能性がありそうだし、自分の知見を若い世代に伝承していけるのでは?
とも思いました。
篠原:私の場合は、空調機器をやりたくてダイキンに転職したのですが、前職で半導体開発に携わっていた経歴を見たTICから声がかかり、気づいたら半導体を担当することになっていました(笑)。前職よりもフットワークが軽く、自由にやらせてもらえる点に魅力を感じています。
一層の省エネとコストダウンを目指してインバータ用の独自マイコンを開発
外山:現在、カスタム半導体関係では、マイコンの開発チームとパワーデバイスのチームが存在し、それらを私が全体統括しています。ただし、今の体制では開発業務すべてはカバーできないため、設計作業は外部にお任せしています。我々は、ダイキンの空調に求められる独自マイコンを作るための仕様を主に策定しています
宮島:これまでダイキン自身で自社の空調機の要素技術はすべて開発してきたという経緯があり、空調機の機能や動きを知り尽くした我々なら、最もインバータに適したマイコンの仕様を策定できるという点が大きな強みになっていると思います。
新しいこと、未知の領域にチャレンジするなら、ダイキンに集まれ!
外山:TICでは、省エネやコスト削減だけでなく、ソリューションの観点からも開発を進めています。TVCMで「空気で答えを出す会社」とうたっているように「快適な空間を生み出す、空気の品質を高める、そのためにどうすべきか?」を追求するため先行技術開発にも取り組んでいます。今後はセンサー制御用半導体デバイスの開発も必要かもしれません。コストやデリバリーなども含めて、最適なものを開発していけるようにしたいですね。
中山:確かにダイキンは、空調以外でもまだまだお話できないような多くのものを開発しています。今後、そういった価値を社員同士で共有して、新しい半導体の開発に挑戦していけるだろうと思っています。
中山:やはり実際に開発をしているメンバーと、技術を持ち寄りながら新しいものを提案できる点はダイキンならではですね。自分の技術の幅も広がりますし、製品に近いところで話を聞けることにも大きな意味があります。部署間の壁もなく、自ら手を上げた人に対して仕事がしやすい環境ですから、志のある方はぜひ一緒に仕事をしましょう。
宮島:これまでダイキンの技術開発というと、関西中心でしたが、いま関東でもインバータ・半導体関連の技術者を集めています。これからはリサーチだけでなく、設備も整えながら技術開発を進めていく予定です。それと同時に関東周辺の大学と連携しつつ、ヒトもモノも情報も集約している東京との距離を縮めて、テーマの進捗を一気に加速させていきたいと考えています。関東方面でやる気のある方をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
テクノロジー・イノベーションセンター 主席技師
2023年5月入社。東京都出身。
カスタム半導体技術戦略 を担当。
ダイキンのインバータ技術と半導体技術を融合させたサステナブルな空調で、世界中の人々を笑顔にしたい。
テクノロジー・イノベーションセンター 主任技師
2023年1月入社。熊本県出身。
カスタムマイコン開発を担当。
地球環境を守る「インバータ技術」を世界に届けるため、カスタム半導体に挑戦する。
テクノロジー・イノベーションセンター 主任技師
2014年4月入社。新潟県出身。
モータ・インバータ制御技術、インバータの技術リサーチ担当。
これまでの枠に嵌まらずに挑戦し、お客様、製品開発に役立つ成果創出にトコトン拘り続けていきます。
テクノロジー・イノベーションセンター
2020年4月入社。長野県出身。
デジタル回路設計を担当。
「面白いものを世の中に!」をコンセプトに新規技術を獲得しながら、空調機で活躍できる半導体を作りたい。