ダイキン工業株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長兼COO:竹中 直文、以下「ダイキン」)は、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)と業務用空調機における資源循環の高度化と再生材の水平利用拡大を目的に、「再資源化事業等高度化法(類型①)」※1の枠組みを活用した包括的業務提携契約を締結しました。
循環型経済への移行が進む中、業務用空調分野においても、使用済み機器に含まれる資源を再び製品に活用する水平リサイクルの重要性が高まっています。一方で、再生材を製品に安定的に適用するためには、品質評価やトレーサビリティを含めたサプライチェーン全体での管理が欠かせないことから、製品の回収から再資材化、製品適用、品質保証までを一体で管理する仕組みの構築が課題となっていました。
ダイキンと伊藤忠商事は、ダイキングループが持つ製品技術や品質保証、伊藤忠グループが持つリサイクル知見やネットワーク、データ管理力といった両社グループの強みを生かし、不要となった業務用空調機の回収から再資材化、製品適用までを一体的に推進し、環境負荷低減と持続可能なサプライチェーンの構築を目指します。
まずは国内市場において水平リサイクル事業の実装と法認定取得を進め、品質・規制要件を満たしながら順次全国展開を予定しています。対象モデルや数量、品質基準、配合率などは個別に契約し、迅速な展開を図ります。
ダイキンは、サーキュラーエコノミ―の実現に向け、空調機に不可欠な冷媒の回収・再生をはじめ、銅やアルミ、レアアース磁石などの水平リサイクルを重要施策として推進しています。
伊藤忠商事グループとの協業を通じて、こうした再生アルミやレアアース磁石をはじめとするこれまでの水平リサイクルの取り組みを、業務用空調機全体を対象とした実効性ある資源循環の仕組みとして早期の社会実装の実現を目指し、世界の脱炭素化と資源循環に貢献していきます。
| 原材料及び工程設計 | 再生材の性状・性能を評価し、採用から量産までの生産工程を設計 |
|---|---|
| 品質保証 | 再生材の受入基準を作成し、受入検査や生産工程管理を実施 |
| 回収・保守網の活用 | 設置協力会社と連携し、機器更新時の納品・撤去回収ルートを共有 |
| 調達・サプライチェーン | 再生材の安定調達を推進 |
| 製品開発・販売 | 再生材を利用した製品の企画・販売・表示、業界・需要家向けPRを実施 |
| 市場・顧客連携 | 需要家、施工会社、ビルオーナーへの提案を通じて事業を拡大 |
| 制度認定・申請支援 | 再資源化高度化法類型①の認定取得・更新に向けた支援 |
|---|---|
| 全国リサイクルネットワーク構築 | 再資源化協力会社の選定・管理、排出者・再委託先との契約取りまとめ |
| 物流・収集運搬 | 全国からの廃棄物回収・輸送を手配し、効率的な物流網を構築 |
| トレーサビリティ体制構築 | 再生材の由来、処理工程、配合比、適合証跡を記録・管理 |
| KPIレビュー | 再資源化率やCO2削減量の算定基盤を構築し、運用・評価を実施 |