ダイキン工業株式会社は、このたび、企業や自治体を対象とした世界的な環境情報開示システムを運営する国際環境非営利団体であるCDPから、気候変動対策および開示に優れた企業として、最高評価の「Aリスト」に選定されました。
CDPは、環境問題に高い関心を持つ世界の機関投資家等の要請に基づき、企業や自治体に対して、温室効果ガスの排出削減や、水資源・森林保護等の環境問題への取り組みの促進と情報開示を求める活動を行う非営利団体です。同団体は、世界の主要企業の環境活動についての情報を収集・分析・評価し、気候変動に関する取り組みと情報開示で最も優れた企業を「気候変動Aリスト」として毎年選定しています。2024年は、全世界で24,800社を超える企業が回答し、日本ではプライム市場上場企業の70%以上を含む、2,100社以上が回答しました。
ダイキンの主力事業である空調は、人々の健康に寄与し、経済の発展を支えるインフラとして需要拡大が見込まれている一方で、空調の使用に伴うエネルギー消費量の増加は大きな社会課題です。気候変動への影響を抑制しながら事業を成長させていくため、当社事業による温室効果ガス排出実質ゼロをめざす「環境ビジョン2050」を2018年に策定し、2025年度までの戦略経営計画「FUSION25」の重点戦略テーマの一つに「カーボンニュートラルへの挑戦」を掲げました。モノづくり(生産・開発時)での対策や環境配慮製品の開発普及に加え、市場での冷媒の回収・再生システムの構築など、バリューチェーン全体を視野に取り組んでいます。
今後も引き続き、世界中に快適な空気環境を提供するとともにカーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。