ニュースリリース
世界の科学技術の未来をリードするイノベーティブな企業
ダイキン工業株式会社は、法務・知財情報サービスのLexisNexis Intellectual Property Solutions(本社:米国・ニューヨーク、以下 LexisNexis社)が、特許データの分析から世界の科学技術の未来をリードするイノベーティブな企業100社を表彰する「Innovation Momentum 2024: The Global Top 100」に、このたび選出されました。2022年に開始され、今年で3回目を迎える同アワードにおいて、ダイキンは初めての選出となります。
「Innovation Momentum 2024: The Global Top 100」は、企業が保有する特許の価値に基づいた競争力を評価し、過去2年間の特許ポートフォリオの変化における勢い(モメンタム)の強さに沿って上位100社を選出するものです。LexisNexis社が持つ特許評価指標を用い、独自の手法で技術価値の増減とその動きの方向性を算出、企業の技術開発力の勢いを分析しています。日本企業は5社のみが選出されており、今回初選出となるダイキンは同社のレポートにおいて、「サステナビリティを重視しており、HVAC&R(暖房・換気・空調および冷凍)のイノベーションで最も有名な企業」と評されています。
グローバルに事業展開する空調メーカーであるダイキンは、業界全体の温室効果ガス削減に寄与すべく、保有する特許の一部について他社の利用を認めています。例えば、低温暖化冷媒HFC-32(R32)を用いた空調機の特許93件を、2011年に新興国に向けて無償開放し、2015年からはその範囲を全世界に拡大しました。また、2019年からは特許の対象を拡大し、それら特許について権利不行使を宣言することにより、省エネ性が高く、地球温暖化係数が低い冷媒への転換を後押ししています。
ダイキンは、戦略経営計画「FUSION25」において成長戦略テーマに掲げる「カーボンニュートラルへの挑戦」「顧客とつながるソリューション事業の推進」「空気価値の創造」等を実現するべく、グローバル規模で研究開発の強化に取り組んでいます。今後も、知的財産権の取得・他社知的財産の侵害回避に加えて、産産・産学の協創による知的財産創出や、特許の無償開放等を通じた仲間づくりにも注力することで、事業に貢献する知的財産活動を推進していきます。