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ニュースリリース

2022年3月2日

  • CSR・環境 CSR・環境

第35回 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
~ Ever Onward with OKINAWA ~

オーキッドバウンティとして
9の個人・団体に総額630万円を贈呈
沖縄県の芸術・文化・スポーツ・教育・研究等の振興を支援

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ダイキン工業株式会社
琉球放送株式会社

ダイキン工業株式会社(本社:大阪市)、琉球放送株式会社(本社:那覇市)は、1988年より毎年、沖縄で女子プロゴルフツアー『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』を開催しています。今年は感染防止対策を一段と強化し、1日あたりの観客数を3,000人を目安として3月3日(木)~6日(日)に開催することにしました。

『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』では、1995年に前夜祭、プロアマ大会に参加されたお客様からの浄財と両主催者の寄付金による「オーキッドバウンティ基金」を設け、沖縄県の芸術・文化・スポーツ・教育・環境等の振興支援を継続して行っています。

今年も昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、前夜祭、プロアマ大会は中止を決定しています。中止の決定に際して、これまで前夜祭、プロアマ大会にご参加いただいてきたお客様から「沖縄のために陰ながらご活動される方々への支援としてオーキッドバウンティは続けて欲しい」との声を多数お寄せいただいています。

こうしたお客様からのご厚意を踏まえて、28回目となる今回の「オーキッドバウンティ基金」は、主催者による寄付金とこれまでいただいた基金の繰越金を活用し、沖縄県の9の個人・団体を選定し、総額630万円を贈呈することとしました。これまでの贈呈先とあわせて、支援先はのべ255件を数え、支援総額は累計で1億7,250万円となります。

2022年「オーキッドバウンティ」贈呈先(全9の個人・団体)

(1)喜如嘉(きじょか)芭蕉布事業協同組合 50万円(初)
(2)公益財団法人 対馬丸記念会  50万円(初)
(3)沖縄県立嘉手納高等学校 ウエイトリフティング部 
   顧問 平良 真理(たいら まり)氏
30万円(初)
(4)特定非営利活動法人 アメラジアンスクール・イン・オキナワ 100万円(4回目)
(5)沖縄科学技術大学院大学(OIST)発
   サイエンス・アウトリーチ・プログラム
100万円(2回目)
(6)特定非営利活動法人 珊瑚舎スコーレ [夜間中学校]  100万円(9回目)
(7)特定非営利活動法人 どうぶつたちの病院 沖縄  100万円(5回目)
(8)漆塗り職人 諸見 由則(もろみ よしのり)氏 50万円(2回目)
(9)若梅会(わかうめかい) 50万円(2回目)

2022年(第35回大会)贈呈先の概要

(1)喜如嘉(きじょか)芭蕉布事業協同組合(初) <50万円>

理事長:平良 美惠子(たいら みえこ)

喜如嘉の芭蕉布は、沖縄県本島北部の大宜味村喜如嘉で作られている織物で国の重要無形文化財に指定されている。芭蕉と呼ばれる大きな植物から繊維を取り出し織られたもので、沖縄では古くから着物の生地として親しまれてきた。喜如嘉芭蕉布事業協同組合は芭蕉布の生産活動の傍ら、技術継承のため苧績み(糸づくり)の体験ワークショップなどの活動を行う。第二次世界大戦後、沖縄で途絶えつつあった芭蕉布づくりを工芸に高めた人間国宝・平良敏子氏の教えをもとに、昔ながらの伝統的な製法で、現在も芭蕉布を生産し続けている。

(2)公益財団法人 対馬丸記念会(初) <50万円>

代表理事:高良 政勝(たから まさかつ)

対馬丸記念館は、太平洋戦争中の1944年8月に那覇港を出航した学童疎開船「対馬丸」が米軍潜水艦の魚雷攻撃を受け、学童780人を含む1,485人が犠牲になった悲劇を後世に伝えようと2004年8月に開館した。沖縄から出航した延べ187隻の疎開船(乗船者約8万人)のうち、一度にこれほど多くの子どもたちや民間人が犠牲になったのは対馬丸をおいて他にはないといわれている。対馬丸記念会では生存者・遺族が対馬丸事件についての話をする“語り部”の講話を行うなど、対馬丸戦没者の悲惨な歴史とその教訓を風化させることなく伝えながら、恒久平和の実現に向けて平和の発信を行う。

(3)沖縄県立嘉手納高等学校 ウエイトリフティング部 顧問 平良 真理(たいら まり)氏(初) <30万円>

嘉手納高等学校のウエイトリフティング部顧問の平良真理氏は、2000年のシドニー五輪で日本代表として7位入賞の経歴を持ち、名伯楽として知られる。熱心な指導により、平良氏のもとから次々と全国で活躍する選手も現れ、その内の一人、宮本昌典選手は、東京五輪で日本代表として7位に入賞した。平良氏が2020年に赴任した嘉手納高等学校では、同好会から部活動に昇格後、1年目にして女子3階級で九州を制する快挙を成し遂げた。平良氏は、指導を通して選手育成だけでなく、人との交流を通じた沖縄スポーツの活性化につなげたいとも考えており、平良氏の指導を受けるため、離島からも他校の生徒が練習に訪れるなどウエイトリフティングを通じた人材育成に寄与している。

(4)特定非営利活動法人 アメラジアンスクール・イン・オキナワ(4回目) <100万円>

校長:小嶺 斐子(こみね あやこ)

主にアメリカ人と日本人(アジア人)の間に生まれた子どもが通うフリースクール。アメラジアンの子どもをもつ母親たちが発起人となり、1988年に開校した。アメラジアンのアイデンティティを自由に創造する環境づくりをコンセプトに、双方の文化を等しく尊重し、日英両言語での教育を行う。現在は4歳から中学3年生まで53人が通っている。最近では英語を活かした仕事に携わる卒業生も多く、グローバルに活躍できる人材育成を目標に、さらなる学力向上を目指している。

(5)沖縄科学技術大学院大学(OIST)発 サイエンス・アウトリーチ・プログラム(2回目) <100万円>

OIST研究科長オフィス 副研究科長:タカバヤシ ミサキ

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の博士課程学生や科学者が中心となり、地域貢献プロジェクトの一つとしてサイエンス・アウトリーチ・プログラムを行う。OIST設立以来、沖縄の科学教育の促進を目的に10年にわたりSTEM(科学・技術・工学・数学)の分野で、沖縄県民、特に学齢期の子供たちや若い世代を対象に、さまざまな活動を行っている。その中の代表的な活動の一つである「HiSci Lab(ハイサイラボ)」では、県内の理系女子高生を対象に、OISTの科学者と共に科学探求やワークショップを毎年実施。科学の面白さを伝えることにより興味や関心、知識を高めて進路選択に役立ててもらうなど、地元沖縄の人材育成に取り組んでいる。

(6)特定非営利活動法人 珊瑚舎スコーレ[夜間中学校](9回目) <100万円>

理事長:星野 人史(ほしの ひとし)

沖縄戦終結の前後に学齢期を迎え、混乱と貧困などの理由から、憲法にある「学ぶ権利」を保障されなかった人が主に通うフリースクール。学校生活の経験がない人、字が書けなくて悔しい思いをしてきた人などが、同じ学び舎のクラスメイトとして夜間に9教科を学び、学ぶ楽しさや自分を表現できる喜びを実感している。現在は5人が在籍しており、最高齢は88歳。2004年4月に開設以降、これまで95人が卒業している。

(7)特定非営利活動法人 どうぶつたちの病院 沖縄(5回目) <100万円>

理事長:長嶺 隆(ながみね たかし)

2004年より主にやんばる(本島北部)や西表島(八重山諸島)に生息するヤンバルクイナやイリオモテヤマネコなど、希少な野生動物の保護を中心に活動。負傷した野生動物の治療保護にとどまらず、ロードキル発生防止活動や、捨てられて野生化したネコによる野生動物への被害(捕食や感染症)を防ぐ活動、ネコの正しい飼い方の普及活動など、野生動物との共存を目指して多方面から自然保護活動に尽力している。

(8)漆塗り職人 諸見 由則(もろみ よしのり)氏(2回目) <50万円>

県指定無形文化財保持者(琉球漆器)。2006年から首里城の柱などの漆塗りを行う。守礼門に掛かる扁額の塗り直しにも携わり、現在進められている首里城再建における城内漆塗りの中心的役割も担う。一人前の漆塗り職人になるには、最低でも15年~20年かかるといわれる中、後継者育成にも力を注いでいる。

(9)若梅会(わかうめかい)(2回目) <50万円>

代表:いのうえ ちず

「若梅会」は、戦争体験を次世代に語り継ぐ「白梅同窓」の活動を継承することを目的として、戦後生まれのメンバーによって結成された団体。
「白梅同窓会」は、沖縄戦で犠牲になった県立第二高等女学校の同窓生が中心となって結成され、次世代に戦争体験を語り継ぐ活動を行ってきた。しかし、主要なメンバーの高齢化が進み、今後も継続的な活動ができるのか懸念されていた。こうした問題意識をもった20代~50代を中心として2019年に「若梅会」が結成された。現在は戦跡ガイドや白梅学徒隊を中心とした講話、ワークショップ型の平和学習などを行っている。

本リリースに関するお問い合わせ先

オーキッドバウンティ事務局

TEL (098)860-2055


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予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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