ニュースリリース
第34回 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
~ Ever Onward with OKINAWA ~
ダイキン工業株式会社
琉球放送株式会社
ダイキン工業株式会社(本社:大阪市)、琉球放送株式会社(本社:那覇市)は、1988年より毎年、沖縄で女子プロゴルフツアー『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』を開催しています。今年は感染対策を講じたうえで、原則1000人の有観客で3月4日(木)~7日(日)まで開催します。
『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』では、1995年に前夜祭、プロアマ大会に参加されたお客様からの浄財と両主催者の寄付金による「オーキッドバウンティ基金」を設け、沖縄県の芸術・文化・スポーツ・教育・沖縄固有の研究等の振興支援を継続して行っています。
今回、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、前夜祭、プロアマ大会は中止を決定しています。中止の決定に際して、これまで前夜祭、プロアマ大会に参加いただいてきたお客様から「沖縄のために陰ながらご活動される方々の支援としてオーキッドバウンティは続けて欲しい」との声を多数お寄せいただいています。
こうしたお客様からのご厚意を踏まえて、27回目となる今回の「オーキッドバウンティ基金」は、これまでいただいた基金の繰越金を活用し、沖縄県の11の個人・団体を選定し、総額730万円を贈呈することとしました。これまでの贈呈先とあわせて支援先は、のべ246件を数え、支援総額は累計で1億6,620万円となります。
(1)沖縄県琉球赤瓦漆喰施工協同組合 | 100万円(初) |
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(2)漆塗り職人 諸見 由則(もろみ よしのり)氏 | 50万円(初) |
(3)沖縄県三線製作事業協同組合 | 50万円(初) |
(4)カヌー 當銘 孝仁(とうめ たかのり)・大城 海輝(おおしろ かいき)ペア | 50万円(初) |
(5)南城市ガイド アマミキヨ浪漫の会 | 50万円(初) |
(6)若梅会(わかうめかい) | 50万円(初) |
(7)ウミガメ愛好会(恩納村仲泊地区) 山内 輝信(やまうち てるのぶ)氏 | 30万円(初) |
(8)特定非営利活動法人 アメラジアンスクール・イン・オキナワ | 100万円(3回目) |
(9)特定非営利活動法人 珊瑚舎スコーレ [夜間中学校] | 100万円(8回目) |
(10)特定非営利活動法人 どうぶつたちの病院 沖縄 | 100万円(4回目) |
(11)沖縄ジュニアゴルファー育成会 | 50万円(21回目) |
代表理事:田端 忠(たばた ただし)
沖縄の象徴である赤瓦の屋根の施工を行う団体。技術の保全・研究も行っている。2022年に本格着工する首里城の再建工事に向けて、非常に多くの赤瓦製作のための原材料クチャ(泥)とそれを担う職人の確保が必須となっている。特に、屋根の施工には熟練した職人の技術が必要だが、職人の高齢化が進み、担い手が減る中にあって、職人・後継者の育成を重要課題として掲げ取り組んでいる。
県指定無形文化財保持者(琉球漆器)。2006年から首里城の柱などの漆塗りを行う。守礼門に掛かる扁額の塗り直しにも携わる。首里城再建には40人の熟練した職人が必要とされるものの、職人の数は往時に比べて激減している。一人前になるには最低15年~20年かかるといわれる職人・後継者の育成に力を注いでいる。
事務局長:仲嶺 幹(なかみね みき)
沖縄の伝統楽器である三線の普及、人材育成、伝統的な品質保持などの活動を行う組合団体。
三線は、600年余りの歴史があり県内だけでなく世界中に奏者がおり、広く愛され普及している。現在流通する三線の約7割が海外で生産されており、県内で職人の手で作られる三線は貴重なものとなっている。本組合は17人の職人が加盟し、三線の技術継承や代替材料の模索など、次世代への三線文化継承のための活動を行っている。
沖縄水産高等学校カヌー部出身の先輩後輩ペア。高校時代から10年以上ペアを組んでいる。
2人の出身校がある沖縄県糸満市には地元の青年団などが伝統的な手漕ぎ船「爬竜船(はりゅうせん)」による競漕を行う伝統行事「糸満ハーレー」があり、学校対抗戦なども行われる糸満の一大イベント。當銘選手はハーレー舟に乗る漕ぎ手(ハーレーシンカ)に憧れて中学生から本格的にハーレーを始め、その後カヌー競技の道へ進んだ。2020年9月に行われたカヌー・スプリント日本選手権 男子カナディアンペア1000メートル決勝で優勝。2021年アジア選手権出場予定。現在アジアランキングトップでオリンピック出場が期待される。
会長:屋比久 一男(やびく かずお)
沖縄県南城市のガイド団体。南城市観光協会から発足し、世界遺産・斎場御嶽のガイドを中心に活動している。「アマミキヨ」とは琉球を創世した神様といわれており、アマミキヨ所縁の聖地が数多く残る南城市の物語を伝えている。現在はボランティアのみで斉場御嶽のガイドや城跡ガイドを担う。1期生~5期生まで約70人がボランティアとして活動している。
代表:いのうえ ちず
「若梅会」は、戦争体験を次世代に語り継ぐ「白梅会」の活動を継承することを目的として、戦後生まれのメンバーによって結成された団体。
「白梅会」は、沖縄戦で犠牲になった県立第二高等女学校の同窓生が中心となって結成され、次世代に戦争体験を語り継ぐ活動を行ってきた。しかし、主要なメンバーの高齢化が進み、今後も継続的な活動ができるのか懸念されていた。こうした問題意識を持った20~50代を中心として2019年に「若梅会」が結成された。現在は戦跡ガイドや白梅学徒隊を中心とした講話、ワークショップ型の平和学習などを行っている。
25年にわたりウミガメの産卵保護活動を仲間とともに行う。ウミガメが産卵しやすい環境を作るため、毎年5~9月の産卵時期に早朝から約1キロの海岸を、ツル草除去や漂着ごみ拾いなどのパトロールを行う。2020年6月には、沖縄県恩納村の仲泊海岸においてウミガメの産卵が2年ぶりに確認された。
校長:小嶺 斐子(こみね あやこ)
主にアメリカ人と日本人(アジア人)の間に生まれた子どもが通うフリースクール。アメラジアンの子どもをもつ母親たちが発起人となり、1998年に開校した。アメラジアンのアイデンティティを自由に創造する環境づくりをコンセプトに双方の文化を等しく尊重し、日英両言語での教育を行う。これまで81人が卒業、現在は幼稚園児から中学生まで60人が通っている。
理事長:星野 人史(ほしの ひとし)
沖縄戦終結の前後に学齢期を迎え、混乱と貧困などの理由から、憲法にある「学ぶ権利」を保障されなかった人が主に通うフリースクール。学校生活の経験がない人、字が書けなくて悔しい思いをしてきた人などが、同じ学び舎のクラスメイトとして夜間に9教科を学び、学ぶ楽しさや自分を表現できる喜びを実感している。平均年齢73歳。2004年4月に開設以降、これまで95人が卒業している。近年は国際色豊かなバッググラウンドを持つ人々にも教育の機会を提供しようと取り組みが広がる。
理事長:長嶺 隆(ながみね たかし)
2004年より主にやんばる(沖縄本島北部)や西表島(八重山諸島)地域に生息するヤンバルクイナやイリオモテヤマネコなど、希少な野生動物を守る団体。負傷した野生動物の治療保護だけでなく、ロードキル発生防止の取り組みや、捨てられて野生化したネコによる捕食や感染症などから守るための取り組みにも注力するなど多方面から自然保護の活動をし、野生動物との共存を目指している。
会長:仲間 洋一(なかま ひろかず)
ジュニアゴルファー育成を目的として活動している団体。競技レベルの向上に加えて健全な人格形成やマナー教育にも力を入れ、週に1度小学生を対象に無料レッスンを行っている。これまで多くのプロを輩出しており、将来有望なジュニア選手が所属している。
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