ニュースレター
第6回『ダイキン空気のお悩み調査隊がゆく!』
「夏場の日中にリビングの窓開け換気をする場合、エアコンの運転はどうしたらいいの?」
小まめにオン・オフするよりも電気代が1日約46円下がる結果に
ダイキン工業株式会社は、空気で答えを出す会社として空気にまつわる課題や悩みごと、素朴な疑問を自ら調査する『ダイキン 空気のお悩み調査隊』の活動を2011年6月より継続しています。
コロナ禍において“新しい生活様式”が求められる中、2020年の夏は住宅の換気と熱中症対策の両立が重要です。ほとんどのエアコンでは換気ができないことから、定期的に窓を開けて換気をしながらエアコンを使う必要があります。しかし、窓を開けて換気をすると屋外の温かい空気が入り、その分だけエアコンにかかる負荷が高くなるため、電気代が気になるという方も多いと思います。そこで、「夏場の日中にリビングの窓開け換気をする場合、エアコンの運転はどうしたらいいの?」をテーマに、マンションの広めのリビングを使った実生活空間で、2つの調査をしました。1つ目に、窓開け換気はエアコンの消費電力にどれほどの影響を与えるのか、2つ目に、定期的な窓開け換気に合わせてエアコンの電源を小まめにオン・オフした場合と、つけっぱなしにした場合ではどちらの消費電力が低いのか、を調査し結果をまとめました。
テーマ | 夏場の日中にリビングの窓開け換気をする場合、エアコンの運転はどうしたらいいの? | |
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調査(1) | 内容 | 真夏の日中、窓開け換気をする/しないで、エアコンの消費電力はどのくらい違う? 真夏の日中(7:00~19:00)の時間帯にエアコン“つけっぱなし”の状態で、30分に1回、5分間の窓開け換気をした場合と、窓開け換気をしない場合の消費電力量を調査しました。 |
結果 | 窓開け換気をすると、しない場合と比べて エアコンの消費電力量が多くなり、電気代が1日で約40.5円上がりました。 |
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調査(2) | 内容 | 真夏の日中、窓開け換気をする場合、 エアコン“つけっぱなし”の方が消費電力は少なくてすむ? 真夏の日中(7:00~19:00)の時間帯で30分に1回、5分間の窓開け換気を実施。 換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフ(換気時に電源オフ/換気後に電源オン)した場合と、エアコンを“つけっぱなし”にした場合の消費電力量を調査しました。 |
結果 | 窓開け換気をする場合、エアコンを“つけっぱなし”にした方が、 小まめにオン・オフするより消費電力量が少なくなり、電気代が1日で約45.7円下がりました。 |
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ダイキンからの アドバイス |
コロナ禍の夏を住宅の中で健康で快適に過ごすためには、定期的に窓開け換気をしながらエアコンを使う必要があります。しかし、今回の調査結果の通り、換気をしながらエアコンを使用すると残念ながら電気代は上がってしまいます。そこで、できるだけ消費電力を抑えられる適切な方法でエアコンを運転することが大切です。今回の調査では、日中に換気をするたびにエアコンの電源をオフにするよりも“つけっぱなし”にした方が、電気代が1日で約45.7円(1カ月換算で約1,371円)低く、室温の上昇も抑えられるという結果となりました。窓開け換気時のエアコンは“つけっぱなし”が正解といえそうです。2020年の特別な夏を健康で快適に過ごすために、上手に換気をしながら適切にエアコンを使いましょう。 |
調査(1) | 内容 | 真夏の日中、窓開け換気をする/しないで、エアコンの消費電力はどのくらい違う? 真夏の日中(7:00~19:00)の時間帯にエアコン“つけっぱなし”の状態で、30分に1回、5分間の窓開け換気をした場合と、窓開け換気をしない場合の消費電力量を調査しました。 |
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結果 | 窓開け換気をすると、しない場合と比べて エアコンの消費電力量が多くなり、電気代が1日で約40.5円上がりました。 |
真夏の日中12時間(7:00~19:00)、エアコンをつけっぱなしにした状態で、30分に1回、5分間の窓開け換気をした時の消費電力量は5.52kWh、窓開け換気をしない時の消費電力量は4.02kWhとなりました。これを電気代に換算すると、窓開け換気をした場合は約149.0円、窓開け換気をしない場合は約108.5円となり、窓開け換気では電気代が1日で約40.5円上がったことになります。
一方で、室内温度推移を見ると、エアコンをつけっぱなしにしていることで、窓開け換気をしても快適な温度範囲に収まっています。窓開け換気をすることで残念ながら消費電力量が増えることは避けられません。できるだけ消費電力を抑えられる適切な方法でエアコンを運転することが大切です。
調査(2) | 内容 | 真夏の日中、窓開け換気をする場合、 エアコン“つけっぱなし”の方が消費電力は少なくてすむ? 真夏の日中(7:00~19:00)の時間帯で30分に1回、5分間の窓開け換気を実施。 換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフ(換気時に電源オフ/換気後に電源オン)した場合と、エアコンを“つけっぱなし”にした場合の消費電力量を調査しました。 |
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結果 | 窓開け換気をする場合、エアコンを“つけっぱなし”にした方が、 小まめにオン・オフするより消費電力量が少なくなり、電気代が1日で約45.7円下がりました。 |
真夏の日中12時間(7:00~19:00)、30分に1回、5分間の窓開け換気をした場合、換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフした時の消費電力量は7.51kWh、エアコンをつけっぱなしにした時の消費電力量は5.82kWhで、窓開け換気時にエアコンをつけっぱなしにした方が消費電力量は少なくなりました。電気代に換算すると1日で約45.7円(1カ月換算で約1,371円)下がったことになります。室内の温度の推移を見ても、つけっぱなしの方が変動が小さく、窓開け換気をしても快適な温度に室内が保たれていることが分かります。
コロナ禍の夏を住宅の中で健康で快適に過ごすためには、定期的に窓開け換気をしながらエアコンを使う必要があります。しかし、今回の調査結果の通り、換気をしながらエアコンを使用すると残念ながら電気代は上がってしまいます。そこで、できるだけ消費電力を抑えられる適切な方法でエアコンを運転することが大切です。
今回の調査では、夏の日中30℃を超える真夏日(や猛暑日)に、窓開け換気の度にエアコンの電源を小まめにオン・オフにするよりも、エアコンをつけっぱなしにした方が、電気代が1日で約45.7円(1カ月換算で約1,371円)低くなりました。これは、エアコンは電源を入れた直後に電力を多く消費するため、窓開け換気をする度に小まめに電源のオン・オフを繰り返すことで、その分消費電力が上昇することが関係しています(上図参照)。また、つけっぱなしにした方が室温の上昇が抑えられていることからも、窓開け換気時のエアコンはつけっぱなしが省エネ性と快適性の両面から正解といえそうです。
2020年の特別な夏を健康で快適に過ごすために、上手に換気しながら適切にエアコンを使いましょう。
室内測定風景
健康で快適な生活に役立つ、住宅における上手な換気の方法をご紹介しています。
https://www.daikin.co.jp/air/life/ventilation/
エアコンの節電方法やエアコンを使いながら換気することで気になる節電についてご紹介しています。
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エアコンだけでなく、空気にまつわる課題、お困りごとや素朴な疑問をお客様と一緒になって徹底的に調査しています。
https://www.daikin.co.jp/air/life/issue/
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