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健康で快適な生活と節電のための換気方法に関するWEBセミナーを初開催
本日7月22日(水)より、YouTubeダイキン公式チャンネルにてセミナー動画を公開
ダイキン工業は、夏本番に向けて、会員サイト「CLUB DAIKIN」※の登録者を対象としたWEBセミナー「コロナ禍における“熱中症対策”と“上手な換気の方法”」を7月21日に開催しました。本セミナーでご紹介した内容を一人でも多くの人に知ってもらうために、本日7月22日にダイキン工業公式YouTubeチャンネルにて、セミナーの動画を一般公開しました。
■セミナー動画:https://www.youtube.com/watch?v=nuv6dzGOC94&feature=youtu.be
■YouTubeダイキン公式チャンネル:https://www.youtube.com/c/daikinjp
本セミナーでは、熱中症の専門家である帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長・三宅康史先生をゲストに迎え「コロナ禍における熱中症対策」について解説してもらいました。そして、当社から「上手な換気」と「電気代を抑えるエアコンの冷房運転」のポイントについて、実演映像などを用いて紹介しました。
今回のWEBセミナーは、コロナ禍で大人数のイベントが開催できない中で、より多くの一般生活者の方々に対して、双方向で情報をお伝えする機会を設けたいとの思いで企画をしました。
参加者の募集を開始してすぐに定員に達し、当日は全国から189名が参加しました。質疑応答の時間には「マスク着脱の目安はどのように考えればよいですか?」や「除湿(ドライ)運転と冷房運転はどちらが節電になりますか?」など、時間内にすべての質問に答えることができない程、多くの質問が寄せられ、今夏の過ごし方への関心の高さがうかがえました。
コロナ禍において、当社には、換気に関する数多くの問い合わせが来ており、「空気で答えを出す会社」を掲げる企業として少しでも生活の役に立つため、これまで様々な活動に取り組んできました。緊急事態宣言の発令中には、住宅やオフィス・店舗の換気法を紹介するWEBコンテンツ「上手な換気の方法」を公開し、SNSなどでも好評を得ています。また、換気機器の使い方やメンテナンス方法など、より専門性の高い情報を発信するWebサイト「おしえて空気ナビ」も公開しました。さらに、Webサイトの情報だけでは困りごとを解決できないユーザーや建物のオーナーから具体的な相談をメールや電話で受け付ける「空気の相談窓口」も立ち上げています。
当社はこれからも「空気で答えを出す会社」として、安心で快適な空気を世界中に届けるとともに、空気の新たな可能性を追求し続け、空気の大切さを広く伝えていきたいと考えています。
10代はスポーツで熱中症になる人が圧倒的に多く、40代は肉体労働でかかる労作性熱中症が多い。非労作性(古典的)熱中症は日常生活、家の中で熱中症にかかることで、高齢男女に多い。熱中症の死亡数は、梅雨明けが早く、その後、真夏日と熱帯夜が連続した平成30年(2018年)は1,500人超、これは災害と言える。
全体的に熱中症死亡者は減ってきているが、亡くなっている方の大部分が高齢者、家の中で亡くなっている。古典的熱中症になる高齢者に男女差はなく、年齢が高くなると熱に弱くなる。家の中で扇風機を回しておけば大丈夫と猛暑日、熱帯夜で室内の温度が下がらないまま何日間か過ごし、基礎疾患もある方は食欲もなくなり健康状態が悪くなる複合的な状態で重症化する。自分や家族がどちらの危険性が高いのか認識することが重要である。
熱中症の応急処置と重症度判定について、暑い環境の中で、具合の悪そうな人には声をかけ意識がなければ救急車を呼ぶ。意識があれば涼しい所で休ませ身体を冷やす、水を飲ませるときは自分で水容器を持ち、ゴクンと飲めるかチェックする。できなければ医療機関へ。生命を救う応急処置はFIREがキーワード。Fluid=適切な水分補給。Icing=身体を冷やす。Rest=安静。Emergency=救急搬送/119番。
新型コロナウイルス感染症は若年者の場合、症状が軽い分、出歩いて家族、高齢者に感染させてしまうリスクがある。重症者がジリジリ増えている。三密を避け、手洗い、マスク、換気で重症者を増やさないことが重要なポイント。新型コロナにも熱中症にもかからないことが大事である。
マスクをすることでかなり飛沫が抑えられる。マスクをしていると体に熱が溜まり熱中症のリスクを高めるが、新型コロナを予防するためには通気性の良いものではなく、ちゃんとしたマスクをし続けることが大切。三密を避けてマスクを外すことで熱中症予防は出来る。全国マスク工業会のマーク付きのもので、飛沫を飛ばさないことが重要。一般の人が新型コロナ、熱中症の両方防ぐことで医療従事者を守ることになり、医療崩壊を防ぐことになる。
実は、ほとんどのエアコンは換気をすることができません。
エアコンは、「部屋の中の空気を吸い込んで」その空気を冷たくしたり温かくしたりした後に「部屋の中に戻す」ことで、快適な環境をつくります。エアコンが換気をしていると誤って認識されているケースも多いですが、部屋の中の空気と外の空気を入れ換えてはいないため、エアコン以外の方法で、換気をする必要があります。
ダイキンが過去に実施した調査では、「ほとんどのエアコンは換気ができない」ということを知らなかった人は59%でした。
基本的な換気の方法のポイントは3つ。
換気というとウイルス対策に目がいきがちですが、換気は空気中の汚れを薄めてくれるので、様々なメリットがあります。室内の二酸化炭素の濃度を減らして、集中力が落ちることを抑えたり、シックハウス症候群の原因と言われる化学物質を排出したりするなどの役割もあります。
さらに、窓開け換気のポイントは4つ。
サーキュレーターや扇風機は部屋の中に向けてしまいがちですが、外に向けて使うのが正解です。外から新鮮な空気を取り入れるのも大事ですが、汚れた空気が室内にとどまってしまうことがあります。室内の空気を外に出すことを意識してください。窓がない部屋の場合は、部屋のドアを開けて、サーキュレーターや扇風機などを置いて部屋の外に空気が流れるようにしましょう。
この夏は、熱中症対策のために、換気しながらエアコンを使わなくてはいけないので、少しでも電気代を安く済ませたいと感じる方も多いと思います。当社が行った調査でも換気でもっとも気になるポイントで、第1位が「部屋が暑くなる」、第3位に「エアコンの電気代」が気になるという人が上位でした。
そこで意外な工夫で電気代が安くなる、換気の際の「エアコンの節電方法」のポイントは4つご紹介します。
換気をしているときは、エアコンをつけたままがいいのか、切った方がいいのかというお問合せをよく頂きます。ダイキンの調査では、オン・オフ派が36.5%という結果でした。エアコンは電源を入れた直後に電力を多く消費するため、窓を開けて換気するたびにこまめに入り切りすると、電気代が上がってしまう可能性があります。
また、夏に窓を開けて換気すると、外から入ってくる温かい空気により、どうしても室内の温度が上昇してしまいます。夏本番になると30度以上の気温の日が続きますので、室温が急激に上がる可能性もあり熱中症のリスクとなります。節電のためと室内で健康で快適に過ごすため、二つの理由からつけっぱなしがおすすめです。
外から入ってくる温度の高い空気をエアコンが直接吸い込むので、エアコンに負荷がかかり、消費電力が大きくなるため、電気代が上がる原因になります。
室外機のまわりを整理整頓しましょう。室外機のまわりに障害物があると空気の流れが滞ってしまい、吹き出し口から上手く室内の熱を逃がせなくなるため、その分、たくさんの電力を使ってしまいます。
エアコンは部屋の暖かい空気を吸いこんで、冷たい空気にして吐き出すことで、部屋を涼しくしています。エアコン内部のフィルターが目詰まりすると、吸いこむ空気の量が少なくなり、部屋を冷やす力が小さくなるため、部屋を冷やすのに多くの電力が必要になります。1年間フィルター掃除をしないと、消費電力が約25%も増加します。面倒に思えるかもしれませんが、フィルターの掃除はこまめに、2週間に1度は掃除するように心がけましょう。フィルターのほこりは、掃除機で丁寧に吸いとります。
梅雨明けを迎え、これから本格的な夏がやってきます。一方で新型コロナウイルスの感染者も減らないという状況下で、よりいっそうの感染予防対策が重要になっています。今年は、熱中症にも気をつけながら、しっかり換気をしなければなりません。ぜひご自宅や、オフィスで、今日の換気方法や節電方法を試してみてください。
空気のプロであるダイキンには、換気に関する数多くの問い合わせが来ており、「空気で答えを出す会社」を掲げる企業として少しでも生活の役に立つため、これまで様々な活動に取り組んできました。「上手な換気の方法」をはじめとするWEBコンテンツや、メールや電話で換気に関する相談を受け付ける「空気の相談窓口」を開設しています。今後も「換気」に対する情報発信や取り組みを進めてまいります。
24時間換気システムの正しい使い方や、部屋のタイプや窓位置による効果的な換気の方法など、換気の基礎知識からご家庭でできる上手な換気方法について紹介しています。
https://www.daikin.co.jp/air/life/ventilation/
オフィスや店舗で、個人でもできる窓やドアを開ける効果的な換気の方法や、設置されている換気機器・換気設備に関して紹介しています。
https://www.daikin.co.jp/air/life/ventilation/office/index.html
ダイキンは空気・空調の専門家として、ご家庭でできるエアコンの節電方法やエアコンを使いながら換気することで、気になる節電についてご紹介します。
https://www.daikin.co.jp/air/life/electricitysaving/
「ご家庭」「店舗・オフィス」「ビル・大型施設(管理者様向け)」に分けて、
具体的な換気の方法や空調機器の洗浄・お手入れの仕方を動画で紹介しています。
https://www.daikinaircon.com/kuukinavi/
Webサイトの情報だけでは困りごとを解決できないユーザーや建物のオーナーから具体的な相談をメールや電話で受け付けています。
https://www.daikinaircon.com/kuukinavi/consultation/index.html
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