ダイキン工業株式会社のルームエアコン『risora(リソラ)』が、世界的に権威のあるデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞 プロダクト・デザイン2018(red dot award : product design 2018)」を受賞しました。
「レッド・ドット・デザイン賞」は、ドイツのデザイン団体「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター※1(Design Zentrum Nordrhein Westfalen)」が1955年から毎年主催する国際的なデザイン賞で、「プロダクト・デザイン」、「コミュニケーション・デザイン」、「コンセプト・デザイン」の3部門で構成されています。「プロダクト・デザイン」部門は、過去2年以内に全世界で製品化されたデザインを対象に、デザインの革新性、機能性、品質、人間工学的配慮、耐久性等、9項目の評価基準で審査されます。本年は59カ国から合計6300点を上回る応募があり、当社の『risora』が受賞しました。
『risora』は、デザイン性と機能性の両立にこだわり、「理想の空間の一部になり、心地よさを届ける」をコンセプトに、空気と空間両面での心地よさを実現したルームエアコンです。インテリアに馴染む形状や素材の質感などのデザイン性と、当社ルームエアコンにおける最高級の機能性を追求しました。室内機は、圧迫感をなくすために奥行きを抑え業界最薄※2を実現し、前面パネルは、自動車の内装部品などにも使用され定評のある表面加飾により、マットな質感やツヤ感を実現しました。また、多様化するインテリアのニーズやこだわりに対応するため、木目やツヤ、織目など多彩な質感を表現した高級感溢れる7種類のバリエーションを揃えました。さらに、当社ルームエアコンの最上位機種『うるさら7』で好評の当社独自の気流制御や除湿方式などの快適機能を搭載し、空気の心地よさも実現しました。
『risora』は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2017年度グッドデザイン賞」や、ドイツのデザイン団体iF International Forum Designが主催する「iFデザインアワード2018」も受賞しており、多方面で高い評価を得ています。
授賞式は、2018年7月9日に、ドイツのエッセンにあるアールト・オペラハウスで行われ、受賞作品は、レッド・ドット・デザインミュージアムにおいて、4週間にわたり特別展示される予定です。
室内機の横幅は国内の住環境に適した半間に納まる798mmにしながらも、室内機の厚みを業界最薄の185mmに抑えました。また、形状は極力シンプルに、さらに室内機の両側面を内側に絞り込むことで、圧迫感の軽減を追求しました。さらに、エアコン運転時に正面パネルや風向フラップが動いても、機能性を犠牲にすることなく美しさを保つ構造を新たに採用しました。
樹脂素材の無機質な質感をそのままにせず、正面パネルの上にプリント柄を何枚も重ね合わせるインモールド成型技術を採用しました。この技術で表現された豊かで深みのある木目や織目などの質感が、多彩なインテリアとの調和を生み出します。
室内機の薄さを追求し、室内機内部の空間が狭くなると、従来のファンではファンの回転による異音が発生します。『risora』は、新たに開発した多連結ソウエッジクロスフローファンを搭載することで、風量を抑えることなく静音性を確保しました。また、当社の最上位機種『うるさら7』で培った気流技術を活かした冷房時の「天井気流」と暖房時の「垂直気流」を搭載し、人に直接風が当たりにくい気流制御による“空気の心地よさ”を実現しました。
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