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眠りの空間にふさわしい空気を創造する ――Sheep Sleepのデザインへの思い

AXIS掲載特別企画

ダイキンはあらゆる空間にふさわしい空気の提供を目指して研究開発活動をおこなっています。そんな中で着目したのは、多くの人が悩みを抱えている眠りのための空間です。

厚生労働省の調査によると、日本人の5人に1人は睡眠に関する悩みを持つことがわかっています。我々は過去から眠りのための空調を考えていましたが、睡眠障害が社会課題として注目されるなか「眠りの空間にふさわしい空気とはどういうものか」と改めて一から見直しました。

最適な睡眠環境の構成要素を考えると温湿度、香り、照明といったものに目が行きがちですが、心地よい眠りそのものについて考えてみると、実は「リズム」という要素が存在することに気づきました。たとえば脈打つ心音、風のゆらぎ、ゆりかごの揺れ。あるいは、自動車や電車の振動。こうした揺れのリズムは私たちを心地よい眠りに誘ってくれます。

我々がこの眠りにふさわしいリズムをどのように就寝者へ提供しようかと考えたとき、「機械的な振動ではなく、空気そのもので振動を作ることで優しいリズムを就寝者に提供する。」という発想に至りました。

そこで、ダイキンのテクノロジー・イノベーションセンターで研究している、空気を塊で送ることのできる技術を応用しました。スピーカーの振動を応用したこの「空気砲」の技術を使えば、柔らかで優しい「空気のタッチ効果」によるリズムを就寝者に与えることが可能になり、快適な入眠と起床を促すことができます。

さらにセンサーやネットワークと連携すれば、就寝者の睡眠周期やいびきなどの身体情報をもとに、その人にふさわしい空気とリズムを提供することも可能です。

このように、空調をコントロールする技術によって眠りの空間に心地よい揺れを創造するということころから、「空気のバウンサー」というアイデアが生まれました。リズミカルに空気の塊を送り出すさまが、眠る前に「羊が一匹、二匹……」と数えることに似ているので、このアイデア商品のコンセプトを「Sheep Sleep」と名付けています。

Sheep Sleepは機能だけでなく、デザインでも新たなチャレンジを試みています。

Sheep Sleepの送風口は円形で、今までにない機能的な特徴を表すものでありながら、普遍的な幾何学形状なのであらゆる空間に調和します。デザインは、この円形をモチーフにしてスタイリングしました。また、インテリアとしての品位を演出するために、ガラスと金属を組み合わせた新素材を用いていることで、透明感や高級感を表現しています。

心地よい睡眠という価値を一から考え直したことで、空気のリズムという機能が生まれ、それに合わせてスタイリングや素材を徹底的に見直しました。

結果、快適な睡眠を作り出すプロダクトにふさわしい、新たなプロダクトデザインにトライできたと思います。

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