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事例紹介インタビュー

多摩キャンパスを拠点に、
強化指定クラブの競技力向上とスポーツ科学の未来を育む。

国士舘大学様

東京都多摩市永山7丁目3番1号 多摩キャンパス スポーツパフォーマンスセンター

国士舘大学では、陸上競技部(駅伝)を中心とした強化指定クラブの競技力向上を第一の目的に、ダイキン工業の低酸素システム「OXORA(オクソラ)」を導入。選手のコンディションデータの収集・分析を得意とする株式会社ユーフォリアとも連携し、科学的な視点から低酸素トレーニングによるパフォーマンスの最適化に取り組まれています。

国士舘大学陸上競技部(駅伝)監督 小川博之様

導入背景
キャンパス内で継続的に取り組める、競技力向上の新たな選択肢として

持久系競技において、高地で行う低酸素環境トレーニングは最大酸素摂取量の向上や生理学的適応を促す手段として活用されています。一方で、従来の高地遠征は費用や期間などの調整コストが大きく、大学スポーツの現場では継続的な実施に制約がありました。
国士舘大学では、陸上競技部(駅伝)をはじめとする強化指定クラブの競技力向上を図るため、キャンパス内にいながら高地と同様の低酸素環境を再現できるシステムの導入が検討されました。

導入のきっかけは、体育学部長がユーフォリア主催のスポーツパフォーマンスカンファレンス「ONE」に参加し、低酸素システム「OXORA」とその活用方法に触れたことだったと聞いています。その後、体育学部長自ら低酸素ルームを体験し、トレーニングメソッドやデータ活用を含めた運用イメージを具体化していきました。大学として学生アスリートの安全面を担保する必要がある中で、性能の高さやブランドへの安心感に加え、既存施設へ後付けできる設置自由度なども評価され、導入が決まりました。

導入後の実感
低酸素環境とデータを組み合わせ、選手の状態を可視化しながら活動

現在は駅伝部が中心に利用しています。活用方法としては、身体へのメカニカルストレスを軽減しながら心肺にしっかり刺激を入れる使い方が中心で、追い込みの補完やリハビリメニューとして取り入れられています。週次のコンディショニングでは、身体に無理はさせたくない一方で、完全な休みにもしたくない日などに、強度をコントロールしながら心肺へ負荷をかけられる点が効果的だと感じられています。
低酸素環境下では、軽負荷のジョギングやバイクでもしっかり運動した時に近い負荷を感じられるため、追い込みの補完やリハビリ期の心肺機能向上にも活用されています。

導入後は、軽負荷のジョギング程度でもしっかり運動した時と同じような負荷を感じられるなど、低酸素環境ならではの効果を実感しています。特にリハビリ時など、屋外で十分に走れないタイミングでも、低酸素ルーム内でバイクを活用することで心肺機能を高める運動ができ、効果を感じやすい点が評価されています。
今後は、こうした実感を主観的な疲労度や走行距離、走行スピードなどのデータと結びつけ、コーチ陣が経験や勘で判断していた選手の特徴を数字で可視化していくことを目指しています。まずは駅伝部を中心に、効果の実感とデータの蓄積を両輪で進めながら、より安全で効果的な活用方法を検証しています。

競技力向上にとどまらず、教育・研究へも展開していきたい

国士舘大学では、低酸素システムの導入を強化クラブの競技力向上だけでなく、体育学部および大学院スポーツ・システム研究科の教育・研究の充実にもつなげていく方針です。専門性の高いトレーニング理論の理解を深め、その実践と検証を段階的に学修できる体制を整えることで、将来、学校体育・生涯スポーツ・健康教育などに貢献できる人材育成を目指しています。また、選手のコンディションデータの収集・分析を得意とする株式会社ユーフォリアとも連携し、低酸素トレーニング時の身体反応と日々のコンディションを組み合わせたデータ活用を進めています。これにより、競技力向上やコンディショニングに活かせる科学的エビデンスの蓄積を図るとともに、低酸素環境下での運動・トレーニングが身体や競技パフォーマンスに与える影響を追求し、競技種目やレベルに応じたトレーニング法やコーチング法の確立を目指しています。

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