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事例紹介インタビュー

学生寮の一室を低酸素ルームに変え、
競技力の向上を狙う。

順天堂大学 陸上競技部
長距離ブロック様

長距離・駅伝を中心に多くのトップアスリートを輩出してきた、順天堂大学の陸上競技部。新たに完成した学生寮の一室に、ダイキンの低酸素システム「OXORA」を導入された背景や経緯について、監督の長門俊介様にお話を伺いました。

監督 長門 俊介様

導入背景
学生寮の新設を機に、低酸素ルームの導入を検討

長距離のトレーニングにおいて、高地での低酸素トレーニングは今や常識です。しかし、合宿となると費用や移動の負担が大きく、継続的に行うには課題がありました。
「合宿に行かずとも、身近に低酸素環境をつくれたら」と思っていた時に、陸上競技部の学生寮を新設することになり、寮の一室を低酸素ルームにできればと考えるようになったのがきっかけです。

ただ、当初は気圧を下げるタイプの低酸素システムをイメージしていたので、特別な設備のない普通の寮に導入するのは難しいだろうなと想像していました。また、気圧を下げると事故のリスクや安全面での懸念もあるので、大学側へも導入の提案をしづらかったです。ところが、ダイキンのショールームへ行った際、気圧の変化なく低酸素ルームにできること、安全性なども含めて安心できるシステムであることなどを知り、「これなら大学でも安心して使える」と確信。他社とも比較しましたが、ダイキンというブランドの絶対的な安心感・信頼感もあったので、すぐに導入を決定しました。

導入後の実感
故障明けの復帰トレーニングに確かな手応え

あらかじめ低酸素ルーム用に設計された部屋ではなく、通常の寮の一室を低酸素ルームにできたのは驚きでした。部屋に合わせて設置する方法を提案いただいたり、いろいろな相談に乗っていただけたので、とても心強かったです。おかげで、寮生が暮らす身近な環境に低酸素のトレーニング環境をスムーズに用意することができました。
また、気圧を下げないので、自由に部屋の出入りができて、誰でも気軽にトレーニングできるのも嬉しいポイントです。

導入した時期は箱根駅伝が近かったこともあり、急にトレーニング環境を変えるリスクを考慮して限定的に使っていましたが、今は誰でも自由に使えるようにしています。故障明けの選手が復帰するまでのトレーニングをメインに活用していますが、実際に疲労骨折した選手が日本選手権に向けて急ピッチで仕上げられたのは、低酸素システムのおかげだと感じています。また、暑さが厳しい時期にはプラスαの練習として低酸素トレーニングを活用することもあります。さらに、ベッドを置いて眠ったり、通常の生活を送ったりすることで「Living High,Training Low」の実践もできればと考えています。

大学の強みを活かし、スポーツ科学と連携したトレーニングへ

今後は、スポーツ科学といった順天堂大学の強みも活かして、過去の論文を参照したり、学内の先生方と連携したりしながら、低酸素トレーニングの成果を数値化して競技力の向上につなげていきたいですね。こうした知識を選手が身につけて大学を卒業すれば、実業団などに入ってからも長く競技を続けていけるのではと考えています。

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