人間は体内で熱を作り出す生き物。
体の中にたまった熱を外に逃がすことで、体温を一定に保ちます。
しかし、気温や湿度が高くなると熱を逃がしにくくなり、体に熱がたまりやすくなります。
特に気温が体温を超えるような暑さでは、外からの熱の影響も受けやすくなります。
近年は地球温暖化の影響で猛暑日や酷暑日が続き、
体にたまった熱が原因で体の不調を訴える人が増加しているのです。
またエアコンの効いた部屋で「涼しい」と感じていても、熱が逃げたのは体の外側だけで、まだ体の奥に熱がたまっていることも。
体の奥の熱を逃がすには、涼しい場所でも時間がかかることを理解しておきましょう。
ダイキンの使命は、エアコンによる快適性の追求だけでなく、誰もが安心して過ごせる空間を提供すること。
ダイキンならではの空気に関する多様な知見を生かして、体の熱を逃がし、健康に生活するための情報を発信します。
暑さ対策をまとめたチラシもあります。
ご自由にご活用ください。
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暑い日に外出したり、外で作業をすると、体の奥の温度が高くなります。
体の奥の温度は、日中は37~37.5℃くらいですが、専門家によると38℃を超えると体に負担がかかり始めると言われています。
ですが、体の奥の温度変化は自分ではわかりにくく、気づかないうちに上がっていることがあるのです。
東京理科大学の仲吉信人教授によるシミュレーションでは、35℃を超える猛暑日に日なたを20分早歩きすると、体の奥の温度は38.5℃くらいまで上がる可能性があることが分かりました。
さらに、このシミュレーションでは、体の奥の温度が38.5℃くらいまで上がった状態で家に入ってエアコンのきいた部屋で「涼しいな」と感じても、体の奥の温度はすぐには下がらないことが分かりました。
28℃のエアコンの部屋で、
10分休んでも 38.4℃
20分休んで 38.0℃
30分休んで 37.7℃
40分ほど休んで、ようやく 37.5℃(いつもの体の奥の温度)になります。
体の奥の温度をそのままにしておくと、体がだるくなる、頭が重くなる、食欲が落ちるといった不調が出ることがあります。
暑い外から帰ってきた後などは、エアコンはつけっぱなしにして体の奥から熱を逃がしましょう。
夏に暑い屋外から家に帰ってきたとき、エアコンをどのくらい使用すると効果的か、東京理科大学の仲吉信人教授にシミュレーションしていただきました。
結果は、屋外を20分早歩きした後、エアコンの効いた部屋(室温28℃、湿度60%)に入った場合、40分程で体の奥の温度が下がることが分かりました。
体の奥にたまった熱を逃がすには、意外と時間がかかることが分かります。
夏はエアコンの「設定温度」だけでなく、そこで過ごす「時間」も意識する必要がありそうです。
シミュレーションデータ提供と可視化監修:東京理科大学 仲吉信人教授(データ&グラフ作成:ダイキン)
最近の夏は、ひと昔前とはちがいます。
昼だけでなく、夜になっても暑さが続く日が増えています。
そのため、知らないうちに体に熱がたまりやすくなっています。
「家の中にいるから大丈夫」
そう思っていませんか?
今は、家の中で熱あたりになる方も増えています。
暑い日は、がまんせずエアコンを使いましょう。
昼もつけっぱなし、夜もつけて寝る。これが新しい夏の過ごし方です。
人の体には睡眠のリズムがあり、眠るときに体の奥の温度をゆっくり下げながら眠りに入ります。
体の熱を外に逃がすことで、自然と眠くなるためです。
そのため暑い夜は、寝る前からエアコンをつけて部屋を冷やし、朝までつけたままにしましょう。室温の目安は26℃前後です。
夜のあいだも涼しい環境を保つことで、体はゆっくりと、日中にたまった熱を逃がし、深い眠りにつながります。深い眠りによって、疲労回復が期待できます。
もし26℃では寒いと感じる場合は、無理に我慢する必要はありません。室温を27℃~28℃に調整したり、薄手の長袖や布団、タオルケットを使うなどして、冷えすぎを防ぎましょう。
「寝ている間に、エアコンのつけっぱなしは高くつきそう…」と思われがちですが、
実はちょっとした工夫で、電気代は抑えられます。
ぜひ実践してみてください。
特に効果的なのはフィルターのこまめな掃除と、室外機周辺に物を置かないことです。
暑い時は、体の奥の温度が上がりすぎる前に、エアコンのきいた場所に入って体を休めることがとても大切です。
昨今は体温を超えるような温度の日も増えています。屋外を少し歩くだけでも、体の奥の温度が上がります。
40℃を超える酷暑日は不要不急の外出はできるだけ控え、どうしても外出しなければならない場合は、自治体が開放している「涼める場所(クールスポット)」を活用してください。市役所や、図書館、公民館などが利用できます。
また近くにそのような場所がない場合でも、コンビニのイートインスペースや喫茶店、カフェ、スーパーなどを利用し体から熱を逃がしてください。
5分~10分休むだけでも少し楽になります。これは皮膚の温度が下がり、体から熱が逃げやすくなるためです。ただし、体の奥の熱はまだ下がってはいません。
時間に余裕がある場合は、「40分以上かけて、一度しっかりと体を休ませて熱を逃がすこと」をおすすめします。
暑い外からエアコンのきいた場所に入ると、最初はとても気持ちよく感じます。
しかし時間がたつと、逆に寒く感じる人もいると思いますが、その時点では、体の中はまだ十分に冷えていないことがあります。
そのため、冷えすぎない工夫をしましょう。
風が直接当たらない場所に移動したり、薄い上着を羽織るだけでも、体の表面の冷えすぎを防ぐことができます。
暑いときは、「まだ大丈夫」と思わずに、早めに涼しい場所へ。
夏に外へ出ると、体の中に熱がたまりやすくなります。
だから大切なのは、外に出る前に、体の中の温度を少し下げておくこと。
おすすめしたいのが、
出かける前に、エアコンのきいた部屋で少し涼んで、
体の熱を下げてから外に出ることです。
エアコンの効いた部屋でしばらく過ごすと、
この冷えた血液が体の中をめぐることで、体の奥の温度も下がりやすくなります。
こうして“体に熱をためにくい状態”をつくってから外に出ると、
暑さの負担がぐっと軽くなりますよ。
体の中の熱を外に出すには、汗をかくことが大切です。
水を飲むと汗が出やすくなり、その汗と一緒に体の熱も外へ逃げていきます。
だから夏は、水分補給も暑さ対策のひとつです。
食事の時だけでなく、10時、3時といったおやつの時間や、お風呂の前後、
寝る前、などにコップに1杯の水を飲んでください。
汗をかくと体内の水だけでなく塩分も失われます。
たくさん汗をかいたときは、水と一緒に塩分もとりましょう。
塩分だけでは体に吸収されにくいため、必ず水とセットでとるのがポイントです。
みそ汁は、水と塩分を同時にとることができます。
朝や夕食に一杯飲むだけでも、
体の中の水分バランスを整え、夏の体調管理に役立ちます。
外の暑さから体を守るには、持ち物や服装もとても大切です。
強い日差しをそのままあびると、
体がすぐに熱くなってしまいます。
日傘や帽子を使うだけで、頭や体が熱くなりにくくなります。
日傘は、内側が黒などの濃い色のものがおすすめです。
夏の昼間に屋外を歩くとき、早歩きをすることはありませんか?
実は、早歩きは逆に体の奥の温度(深部体温)を上げてしまうということが、東京理科大学の仲吉信人教授の研究によって示されています。
仲吉教授の研究によると、夏の昼間に屋外を早足で歩くと、約20分で体の奥の温度が1.0℃以上も上がります。
ゆっくり歩いた場合は37.5℃は超えますが、早歩きほど温度は上がりません。
一方で、日陰をゆっくり歩いたり、日傘を使ったりすると37.5℃より低く抑えられるという結果も出ています。
シミュレーションデータ提供と可視化監修:東京理科大学 仲吉信人教授(データ:仲吉教授/グラフ作成:ダイキン)
服の選び方も大切です。
こうした服を選ぶと、暑さがやわらぎます。
また、黒などの濃い色の服は熱を吸いやすいので、
白や薄い色の服がおすすめです。
出かける前に体を冷やし、日傘と服装で体に入る熱を減らす。
これだけで、外でも、家に帰ってからも、ぐっとラクになります。
外では、手で持つ小さな扇風機や扇子も、暑さ対策に役立ちます。
汗をかいているときに風を当てると、汗が早く乾いて、体がスーッとラクになります。
その結果、体の中が暑くなりにくくなります。
ただし、とても暑い日は注意しましょう
気温が35℃を超えるような日は、扇風機の風も熱くなってしまい、
体がつらくなることがあります。
そんな日は無理に使わず、日かげや、風の通る少し涼しい場所で休みましょう。
ここを冷やすと、体の奥までひんやりしやすくなり、
たまった熱が外へ逃げやすくなります。
冷やすときは、
などを使うと手軽です。
5分ほど冷やすだけでも効果があります。
体ぜんぶを冷やす必要はありません。
首・わき・足の付け根。
この3か所を冷やすだけで、上手に体の熱を逃がせます。
10℃~15℃の水で手を冷やすと、体の中の熱が外へ逃げやすくなり、体がラクになります。
外から帰ってきたときに、手を洗うついでに、少し長めに水を流すだけでもOKです。
また、
を手に持つのも効果があります。
手のひらを冷やすだけでも、体にたまった熱を逃がす助けになります。
空気の可能性を信じ、追い求め、
新しい価値をくわえて
これまでになかった空気を、世界へ届けます。