
経済、産業、社会のパラダイムシフトは、地球規模で進んでいます。中国、インド、ブラジルなどの新興国が世界経済を牽引するなか、30億人ともいわれるBRICs中間所得層がいよいよ顕在化してきました。すでにグローバルNo.1を達成した空調事業においてはHVAC&R(暖房・換気・空調・冷凍)市場でのさらなるシェア拡大を、グローバルNo.2の位置にあるフッ素化学事業においては世界最大市場に成長する中国市場での大拡販を起爆剤としグローバルNo.1を目指し、激変の時代を勝ち抜く積極果敢な戦略を展開します。
空調事業においてはこれまでの「先進国」「ハイエンド」志向にとどまることなく、新興国・中間層ボリュームゾーンへの本格参入を果たします。
たとえばインドにおいては、2010年にボリュームゾーン向けルームエアコン市場に攻略機を投入。前年比2倍以上の拡販に成功しました。今後は販売店網と現地工場の生産品目を拡充し、3年間で3倍近い拡販を実現していきます。ブラジルにおいても、2010年に販売会社を設立して2011年より本格的に営業を開始。同時にサービス拠点の展開も進め、国際イベントなどインフラ需要を取り込む業務用事業の拡大を推進中です。さらには、トルコ、インドネシア、ベトナム、中東、ロシアCISを重点国に加えて、現地マーケットリサーチを実施。一気呵成の事業拡大を図ります。
一方、化学事業においても、世界最大のフッ素需要国に成長する中国市場での大拡販をグローバルNo.1への起爆剤とし、次の成長が期待されるインド・ブラジルで事業基盤を確立すべく、マーケットリサーチを加速し実行しています。

全社を挙げてマーケティングリサーチを急ピッチに展開し、グローバル・マーケティング力を飛躍的に高度化します。地域に密着した詳細なローカル情報の獲得、各地域の情報をつき合わせた全社総合的な分析を強化し、競合他社の半歩先をいく市場戦略の構築と実行を軌道に乗せます。
活動の出発点となるローカル情報の獲得に特に力を注ぎ、あらゆる部門において有効、効率的にリサーチ活動を行うための取り組み施策を充実させます。たとえば空調事業においては、欧州、中国、アセアン・オセアニア、インド、北米、中南米(ブラジル)、中東・アフリカ、日本の8地域において地域マーケティングリサーチ機能を強化し、情報収集を推進していきます。

地域マーケティングリサーチの成果を活かし、地域固有のニーズに応える独自の商品をスピーディに開発・生産するために、開発・生産拠点網の拡充を進めます。
特に空調事業においては、日本、欧州、中国に自立分散型のグローバル開発体制を構築。その他の地域にも順次展開していきます。現地ニーズにマッチした商品のスピーディな開発を可能にしていきます。
さらに、北米サービス拠点を増強するなどグローバルでのサービス網を拡大。あらゆる地域、商品、顧客に対して満足度No.1を達成するべく、戦略の立案と実行に努めます。



