研究だけじゃなく
自分の手で
開発した製品を
世に送り出したい
テクノロジー・イノベーションセンター
R.Inamasu
2017年 新卒入社/理学系研究科 化学専攻 修了
#6~10年目 #理系 #化学事業コース
Profile
歴史や文化に触れることが好きで、旅行先では博物館によく立ち寄る。学生時代から、専門分野に限らず様々な人や価値観に触れ、自分の視野を広げてきた。現在はその好奇心を生かし、化学、デジタル、機械などの異分野を掛け合わせた冷却液の開発に取り組んでいる。
※所属はインタビュー当時のものです。
Highlights
このインタビューの
見どころ
Index
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このインタビューの
見どころ
Job Content
現在の仕事内容
最先端の半導体製造工程を支える、次世代冷却液の開発
テクノロジー・イノベーションセンターに所属し、半導体をつくる装置に欠かせない次世代冷却液の開発に取り組んでいます。AIの普及などで進化を続ける半導体の製造装置では、熱負荷を制御するための高精度な冷却技術が求められており、私たちが開発する製品も装置を安定して稼働させるうえで重要な役割を担っています。
現在は、環境性能と高い冷却性能を両立させるため、これまでの手法にとらわれず、実験データとデジタル技術(AI・シミュレーションなど)を組み合わせながら新しい素材の探索を進めています。また、物性評価、顧客と評価条件に関する打ち合わせ、実機試験に向けた課題整理など、製品化に繋がる幅広い業務にも携わっています。実験室で良い性能を出すだけでなく、安全性、環境性、材料との適合性、量産性、コストなど、複数の条件を一つずつ満たしていく難しさを日々感じています。現在のチームには、化学だけでなく、データ解析、シミュレーションなど、異なる専門性を持つメンバーが集まっており、自分の専門分野を深めながら他分野の知識を取り入れ、開発の幅を広げられる環境だと考えています。また、研究経験だけでなく、製品開発、量産技術、顧客対応、データ解析などの様々な経験を活かせる仕事だと思います。
My History
年表から知る社員紹介
子どものころ選択肢を広げるために理系へ
おとなしくて、読書が好きな子どもでした。理科も社会も好きで興味の幅が広かったので、文理選択で悩みました。化学実験が好きだったことと、大学入試の選択肢を広げたかったことから理系を選びました。実際、今も自然科学に興味を持ちながら、人文科学・社会科学の本も読むので、この選択は自分にとって良かったと感じています。また、勉強とは関係がありませんが、高校のころ始めた茶道は今も続けています。慌ただしい日常の中で静けさを感じられる、私の大切な趣味です。
いろんなことを試し「どこでもやっていけるやん」
大学に入学後は「一度きりの人生だからいろんなことを試したい、多様な人と関わって世界を広げたい」という気持ちが強かったです。サークルや学生団体等を通じて、キャリア教育やサイエンスコミュニケーションなどの幅広い活動に関わりました。特に印象的だったのが10か国の海外青年と日本青年が1か月間船上で過ごす内閣府国際交流事業です。これまで接点のなかった文化背景を持つ海外青年だけでなく、英語のレベルに関わらずとても積極的にコミュニケーションを取る日本青年など、当時の自分の周囲にはいなかった人たちと密接に関わった経験は強烈で、「これを乗り越えたからには、どこでもやっていけるやん」と度胸がついたように思います。
多様な仲間と挑戦して気づいた、協働が生むイノベーション
大学院では、化学の研究の傍ら、イノベーション教育プログラムを受講していました。複数回のワークショップを通じて、大学・学部学科・学年の異なるメンバーと社会課題解決のアイデアを考えることは、大変難しくも心躍る経験でした。イノベーションを起こすためには多様な人々と協働することが重要ということを実感できた貴重な機会でした。またこの時の経験が、就職活動にも大きな影響を与えました。
入社理由異分野の掛け合わせでイノベーションを起こしたい
大学院では化学を専攻していたことから、就職活動では化学系の素材メーカーを中心に見ていました。ある時ダイキンに化学事業部があることを知り、他社にはない可能性を感じました。化学の専業メーカーとは違い、ダイキンには機械や電気、そして情報(デジタル)といった、全く異なる領域のプロフェッショナルが集まっていたからです。化学の専門性の中に、そうした異なる分野の技術や視点が掛け合わされることで、これまでにない画期的な製品や、全く新しいアプローチでのモノづくりができるんじゃないか。そんなイノベーションの可能性にワクワクしたことが、入社を決めた理由です。
その期待は、いま現実のものになっています。現在の冷却液の開発でも、実験を行う私たちのすぐ近くにデジタル専門のメンバーがいて、日々データを突き合わせながらこれまでにないスピードで新しい素材の探索を進めています。まさに就活時に思い描いていた「異分野との掛け合わせ」を肌で実感しながら、日々挑戦できています。
環境性能と高い撥水性能を両立する新規布用撥水剤の開発を担当
エピソード「かっこいい」先輩
入社後に配属されたチームにいた先輩の「かっこよさ」が強く印象に残っています。彼女は子育てのため時間が限られる中で、明るく周囲を盛り上げながら誰よりも多く実験している、優しくパワフルなすごい先輩でした。入社したばかりの私のアイデアも聞いてくださり「いいね、やってみよう」と、前向きに挑戦させてくれたことを覚えています。自ら会話や実験をすることでチーム全体を盛り上げてくれる先輩でした。ダイキンで最初に出会った私のロールモデルです。
新規テーマの探索/新規計測技術の基礎検討
エピソード自分の方向性を見つけたきっかけ
入社3年目、東京大学とダイキンの協創プロジェクトがスタートし、その初代メンバーとして東大へ行くことになりました。ミッションは将来のダイキンを見据えた外部協創テーマの探索。分野も「化学にこだわらずに、何でもいいからまずやってみなさい」という無茶振りでしたが、若手の自分にこうした挑戦を任せてしまうのは、ダイキンらしいところです。
東京大学駐在時は、都市計画や医療などの新しいテーマを模索し、これまで関わりのなかった分野の先生方にヒアリングを重ねました。また、高分子材料の新しい計測技術研究にも携わりました。しかし、これらをすぐには事業化テーマとして結びつけることができずに悔しい思いをしました。それでも、まったく異なる分野に触れたことで視野が広がり、研究の先にある「実際に誰のどんな課題を解決するのか」を考える重要性を強く意識するようになりました。技術の新しさだけではなく、ダイキンの強みをどう活かせるかまで見据えてテーマを考える必要があると改めて学んだ経験でした。
この経験から私は「研究だけじゃなく、開発した製品を世に出すところまでやりたい」と思うようになり、それが今まさに取り組んでいる冷却液開発の挑戦へと繋がっています。ダイキンで自分がどのように挑戦していきたいのか、その方向性を見つける良いきっかけになりました。
最先端の半導体を製造する装置に使用される「次世代の冷却液」の開発を担当
素材を起点に他分野とイノベーションを起こしたい
ダイキンはフッ素系材料という独自の技術領域を持ち、様々な分野と掛け合わせることで新しい価値を生み出せる可能性があります。またダイキンはよく「マニュアルがない」と言われるように、前例にとらわれず挑戦できる風土も強みと考えます。そうした環境の中で、素材を起点に他分野とイノベーションを起こし、世界中の人々がその人らしく快適に過ごせるような製品やサービスを生み出していきたいです。
Week Schedule
1週間のスケジュール
Q&A
最終面談後に合格連絡をいただいた時、とても嬉しかったのですが私はまだ少し迷いがありました。そこで「もう少し社員の方と話したい」とお願いしたところ、「それなら淀川製作所に行って話をしてきたらどう?」と、すぐに社員の方と話す機会を用意していただいたんです。急なお願いにもかかわらず、そのままタクシーで向かい、複数の社員の方々と直接お話しすることができました。その対応の柔軟さに驚きましたし、「ここまでしてくれるんだ」と感動しました。ダイキンは「面接」ではなく「面談」というように、本気でお互いを理解し合い、本音で選び合うことを大切にしている会社だと改めて感じました。
入社3年目で東京大学に行かせてもらった経験が、一番象徴的だと思います。正直、そんな若手に「新規テーマを作ってきなさい」と任せる会社はなかなかないと思います。私が「この先生の話を聞いてみたい」「こんな企画をしてみたい」と提案したことに対して、上司は「やってみたらいいやん!」と前向きに背中を押してくれました。任せてもらえる、挑戦させてもらえる、そして最後はしっかり見守ってもらえる。そういう環境があるからこそ、若手でも思い切って挑戦できるのがダイキンだと思います。
Look Here
ダイキンのここ見て
ダイキンは部門や年次を超えて様々な人と一緒に仕事ができることが強みだと考えています。私はテクノロジー・イノベーションセンターに所属しており、実際に製品を開発する上で、化学事業部の商品開発部の人たちと密に連携をとりながら、日々仕事をしています。その際も色々な上司や後輩、先輩と年次に関わらずに気軽に連絡を取り合いながら仕事を進めています。特に、この淀川製作所内には化学事業部と研究開発側のテクノロジー・イノベーションセンターが同じ敷地内にあるので、歩いてすぐに聞きたい専門的な技術を持ったメンバーに聞けるのは、非常に仕事を進める上で役立っています。
ちょうど、10年開所してから経つんですけど、もともとは滋賀であったり淀川であったり金岡の方にそれぞれの研究開発者が分散していたんですね。それを一つの場所に集めて、空調の技術者も化学の技術者もみんな同じところで、大阪と滋賀の中間地点であるこの摂津の所で一緒にイノベーションを起こしましょうという目的でつくられた施設です。特徴としては、吹き抜けのフロアで4階と5階に様々な技術グループの人が同じフロアにいて、パッと行って何かあったら相談するというような、すごくコミュニケーションが取りやすい所になっているので、非常に技術的な相談もしやすい所がテクノロジー・イノベーションセンターになります。
一つは、新しい分野を知りたい、切り拓きたい、これまでにない開発をするので、自分で勉強しながらできることは楽しいし、もちろんそれだけではなくて、それがお客様にとって役立つようにどうやったらそういう形にできるか、というのを考えるのも楽しいし、やっぱり一番のモチベーションは、本当に尊敬できるというか「この人と働きたい」みたいな人たちと一緒に働いていることがモチベーションかもしれないです。というのはやっぱり、周りにいる上司やメンバーは技術的にも真摯だし、その技術を使って社会のためにそれを製品として出したいという思いも強いし、それは私も本当にやりたいことなので、その人たちと一緒に働くことでより自分のやりたいことを推進できると思うし、自分もその人たちのために働きたいという気持ちでいます。
私の場合は化学の所属ですけれど、空調の方や他の分野の人とコミュニケートをしながら研究開発を進めたい、という方には向いているのではないかなと思います。
