自分で形にした技術を
自分の手で製品にして
世界中に届ける醍醐味
テクノロジー・イノベーションセンター
H.Isetani
2023年 キャリア入社/理工学部 機械システム工学科 卒業
#11年目以上 #理系
Profile
人見知りだった性格は過去のこと、今は人とのつながりがモチベーション。 “好き”に従って、柔軟に拓いてきた人生。ダイキンでは、圧縮機の低騒音化に向けた解析を担当し、静かで快適なエアコンづくりに挑戦中。日々のご褒美タイムは、ピラティスとスタジアムでのサッカー観戦。セルフネイルも練習中。
※所属はインタビュー当時のものです。
Highlights
このインタビューの
見どころ
Index
Highlights
このインタビューの
見どころ
Job Content
現在の仕事内容
解析による圧縮機低騒音化技術開発、圧縮機開発支援
エアコンの世界では、いつの時代も、より高性能かつ静音性に優れた製品が求められています。そのカギとなるのがエアコンの心臓部である圧縮機。私は圧縮機の低騒音化を実現するための解析を担当しています。圧縮機の振動や騒音は、モータの回転数や部材の素材や形状、動作環境など複数の要素が関連していて、加振力と伝達、放射などのすべてで最適になる答えを見つけることにチャレンジしています。現状では試作機を使った実測が中心ですが、より効率を上げるため、コンピュータ上で予測が完了する「振動・騒音予測モデル」の開発も行っています。
My History
年表から知る社員紹介
子どものころトロンボーンとの出会いで性格が一変
今でこそ、「日々のモチベーションは、やっぱり人!人とのつながり」と思っていますが、小学生の頃はどちらかというと人見知りな性格でした。変化のきっかけになったのは、小学校の吹奏楽部でトロンボーンを担当したこと。トロンボーンという楽器は、時にメロディ、時に伴奏と、表情や役割を変えられる魅力的な楽器です。朝練にも欠かさず参加して、音楽にのめり込んでいきました。伴奏パートからメロディパートに昇格、ついにソロをもらえた時は本当に嬉しかったですね。自信がついたら欲も出て、市の吹奏楽隊でも活動するように。別の小学校の子や上手な先輩方もいる、まったく知らない人の中に飛び込めるほどの積極性が芽生えたのは、トロンボーンのおかげだと思っています。
ソフトボール部に入部。チームプレーの難しさを痛感
市の吹奏楽隊を続けながら、学校でも体を動かそうと選んだのがソフトボール部でした。ですが、3年間活動してみて、チームプレーに向いていないことを痛感。高校では絶対に個人プレーの競技を!と心に決めて卒業。
テニス部に入部。結局、人はチームプレーなんだなと実感
個人プレー競技としてテニス部を選び入部。ところが、テニスにも団体戦があり、世の中に本当の個人プレーというものはないのだなと学んだ高校時代でした。
「物理すぎる授業」から逃避、アルバイトに明け暮れる毎日
姉が理系だった影響で、私も理系の道へ。当初建築を専攻したかったのですが、大学選びをするなか、どうしても入りたいと思った大学には建築学部が無く、やむなく比較的得意だった物理が使えそうな機械システム工学科に入学しました。ところが、入学してみると予想以上に物理一色の授業で食傷気味に。その反動か、イベント運営、塾講師、飲食店とアルバイトを3つ掛け持ちして忙しい毎日を送っていました。
大手総合電機メーカーのグループ会社に入社
「希望する設計開発に携われる可能性が高い」「勤務地が選べる」「自宅から近い拠点がある」という理由で、大手総合電機メーカーのグループ会社に入社。解析技術者として社会人のスタートを切りました。巨大メーカーのあらゆる製品や部品の構造解析や振動解析に携わり、解析の基礎を学ぶことができました。
ただ、あまりに大きな組織だったため、自身の報告や結果がどう製品開発に活かされているのかが見えにくく、次第に、開発現場に近いところで働きたいという希望が出てきました。そのタイミングで知ったのが、ダイキンの募集でした。
入社理由圧縮機は未知。 でも、解析技術者として挑戦できる環境がほしかった
エントリー当時、当然ながら圧縮機についての知識はありません。ですが、企業サイトを調べてみると、スイング圧縮機という他社の追随を許さない独自技術が目に留まりました。変わったことをしているなと。常に挑戦し、革新的な技術を生み出し続ける姿勢に共感しました。そして何より、もしここで解析担当になれれば、自分の働きが圧縮機という形で見える!これほどの魅力はありませんでした。この環境で、さらに高度な技術を身につけ、成長したいと思いエントリーしました。
面談では、一次面談にもかかわらず5人もの社員の同席があり、これには驚きましたが、どの方も声を出しながら相槌を打ってくださり、気さくな会社と直感したのを覚えています。
解析技術者として、圧縮機の振動、騒音に対する解析を担当。
エピソード知識もスキルも皆無! それでも任された圧縮機解析の未来をつくるプロジェクト
圧縮機に関する専門知識など皆無に等しかった入社直後、急に打ち合わせに呼ばれ、「振動・騒音予測モデル」の構築プロジェクトを任されることになりました。圧縮機の開発というのは、試作機の解析と改善を幾度も経ながら進みます。しかし悩ましいのは、低騒音化を目指して試作機に何か改善を施せば、必ずと言っていいほど、前回は発生しなかった振動・騒音が新たに発生する、いわゆる“あちらを立てればこちらが立たず” という状況が起こること。もちろん、この途方もない試行錯誤を経て、ダイキンはリーディングカンパニーの名にふさわしいエアコンを社会に届け続けているのですが、試作~評価/解析を繰り返してしまうと、時間もコストもかかるという根本的な課題があります。そこで、コンピュータ内でパラメータ(入力値や動作条件)を調整し、解析予測により、最適設計ができないかと始まったのが「振動・騒音予測モデル」構想でした。
私の入社時、すでにこのプロジェクトは進んでおり、一旦の構築期限は目前の3か月後。解析技術の専門性がある先輩が近くにいないなか、一人、低騒音化の最先端をいく自動車業界で経験を積んだ技術コンサルタントと協業し、構築を急ぎました。ですが、そもそも私には圧縮機の構造や技術の知識はほぼゼロ、そして、技術コンサルタントの方も忙しく、効率よくコミュニケーションを取ることができません。しかも、前職では単発の解析案件を主に担当していたので、長期的な進行が不慣れで、まさに何もかもが挑戦という状態でした。ただ、上司は慌てふためく私を程よい距離感で見守り、SOSを出せば、「その技術はあの人に聞けばいい」「この構造はあの部門が専門」と、即座に助け舟を出してくださいました。おかげで課題を残しながらも、構築は一旦の区切りを迎えることができました。
誰に何を聞いたらいいのかもわからないような若手が、異業界の知見に触れるだけでなく、これからのダイキンの開発現場に役立つ技術づくりに挑戦できたことは、ダイキンの懐の深さを実感すると同時に、得がたい学びの機会となりました。
エピソード部門の知見を結集して、目指せ!次なる強いダイキン
2025年から、部門を越えた圧縮機の低騒音化への取り組みにも携わっています。滋賀、堺、そして私がいる淀川の3拠点から、研究開発部門、設計開発部門の方々十数名が集い、圧縮機の低騒音化に関する課題やデータの共有を行う、言ってみればダイキンにおける低騒音化のナレッジ化チャレンジです。拠点が変われば、扱う機種も技術も異なるなか、携わっていると、各拠点、各部門で全く同じ課題に取り組んでいることがわかったり、その解決に寄与するデータを全く別の技術者が持っていると判明したり。「この部品を変えたら騒音はどうなる?」と聞かれて、その場で、迅速にシミュレーションをして、無駄な試作機製作をせずに済んだというケースも珍しくありません。私からの回答を、期待を込めて待っておられる様子や、シミュレーション結果に「助かった!ということは~」と事態が一歩進む様子を見ると、自分の仕事が開発にしっかり直結していると実感でき、やりがいを感じます。
この取り組みを通して、実際のモノづくりに近い視点で意見を交わしていると、「携わったものがカタチになる様子をこの目で見たい」という入社当時の願いが叶っているという実感があります。そして、部門を越えて一緒にモノづくりを進めるダイキンらしさも感じます。リーディングカンパニーという地位に甘んじない作り手たちの知見を結集して、より高度な圧縮機の実現に貢献していきたいと思います。
誰でも使える「振動・騒音予測モデル」で、 設計/開発の現場を支えたい
実は入社早々に携わった「振動・騒音予測モデル」のアップデートは今も続いています。実機の数値も取り込んで、解析と試験の比較ができるようにならないかと考え、最近では、自ら実機の計測もするようになりました。予測モデルの精度が十分に高くなれば設計者向けに使いやすいモデルに整えたり、設計検討の仕組みに組み込んだりすることができるかもしれない。その結果、圧縮機に限らず、室内機、室外機、あるいはそれらを組み合わせたシステム全体を対象に、解析をして設計を進めることも期待できます。こうした予測モデルをより広く活用できる形にしてくことが、私の目指す未来です。
そして、ダイキンの解析技術者として吸収してきた技術、知識、経験を、次の解析技術者に惜しみなく伝えたいという希望ももっています。
Week Schedule
1週間のスケジュール
Q&A
大丈夫!調べてもわからなければ、どんどん周囲に聞いてみてください。私もそうでしたが、「ちょっと相談させてください」と声をかければ、快く時間を割いてくれますよ。様々な分野の専門家が必ず手を差し伸べてくれる、そんな温かさがあります。
ダイキンには部門単位で実施される経営理念や経営計画を自分の行動に落とし込む取り組みがあります。TICでは「経営理念に沿った仕事ができているか」「中長期目標に対してどうアクションをとるか」などを合宿形式で議論します。そして、ここで出た答えをそれぞれが持ち帰り、日々の業務に当てはめていきます。ダイキンの一員として歩調を合わせながら、挑戦的にベストを尽くす、そんな人が集まっていると感じています。
Look Here
ダイキンのここ見て
圧縮機の音・振動に関する解析業務を担当しています。不具合が起きたときに、原因やメカニズムの解析を通して判明して、「解析のおかげで原因が分かりました」と言っていただけたときは嬉しいです。
ダイキンに入社して、圧縮機に携わるのははじめてでしたが、社内には様々な分野の専門の方がいらっしゃいます。皆さん優しく教えてくださり、困っているときは手を差し伸べてくれる優しさがあります。
困ったときは気軽に上司に声をかけられて、「今、お時間よろしいですか」と聞いて、もし都合が悪ければ「後日、お時間をいただけますか」という形で気軽に相談できる環境があるところがダイキンの魅力かなと思います。
これまでの圧縮機に関する知見などは、長く携わっている方や詳しい方でないと分からないこともあったので、先輩方に頼らせてもらうことも多かったです。
すごいなと思うこともありますし、「こんなに前のことまで覚えているんだ」と驚いたことです。こんなに覚えているのは先輩が開発に関わったからこそですし、機種について詳しく覚えている姿はかっこいいなと思いました。
ダイキンは独自のイベントも多い会社なのですが、皆さんの中には文句を言う人もいますが、なんやかんや言いながらも協力的なところがすごく良いところだと思います。協力して何かをすることが皆さんに根付いていて、そういう雰囲気がある会社です。
阪急阪神系列の百貨店で使える10%割引のカードを利用できるところです。
テクノロジー・イノベーションセンターの好きなところは、施設がすごくきれいなところです。デスク周りのオフィスも開放的で、3階から吹き抜けになるので、自然光が建物の内側まで入ってくるのがテクノロジー・イノベーションセンターのかっこいいところだと思っています。
