自分で課題を設定し、
壁にぶつかりながらも
最後までやりきる
アプライド・ソリューション事業本部 副本部⾧
F.Shi
2007年 キャリア入社/経済学部 経済学科卒
#11年目以上 #理系
Profile
19歳で来日し、大学、商社を経てダイキンへ。自らテーマを見つけ出し、飛び込んで形にする、圧倒的な行動力の持ち主。たとえ社内に意見の違いがあっても、粘り強い対話で共感を得て、多くの人を仲間に取り込んできた。現在は世界を舞台に新たな事業モデルの構築に挑んでいる。
※所属はインタビュー当時のものです。
Highlights
このインタビューの
見どころ
Index
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見どころ
Job Content
現在の仕事内容
全世界を舞台に真のソリューションビジネスを推進中
アプライド・ソリューション事業本部において、大型ビルや施設向けの大型空調(アプライド)領域の事業戦略を担当しています。省エネや脱炭素への要求が世界的に高まるなか、私たちが目指すのは、空調の最適化を通じて建物全体のエネルギーマネジメントを実現することです。中でも今、私たちが最も注力しているのは、単なる機器販売にとどまらず、空調メーカーとしての高い技術力や商品力を活かし、設計から施工、保守、運用管理までを一貫して提供することです。データセンターや大型複合ビルといったシビアな用途市場において、一社一社の緻密なニーズにマッチした付加価値を提供し、競合他社との圧倒的な差別化を図っています。
さらに、北米、欧州、中国などのグローバルな市場において、従来の営業スタイルから顧客の経営課題に踏み込む「顧客ダイレクト型」への転換を推進しています。この全く新しい事業モデルを世界各地域へ浸透させ、現地に深く根づかせていくことで、ダイキンの次代を牽引する強固な事業基盤へと育て上げることに挑んでいます。
My History
年表から知る社員紹介
子どものころやんちゃな子どもでした
とにかく天真爛漫で、勉強は大嫌いな子どもでした。小・中学校の時はしょっちゅう先生を困らせて授業の邪魔ばかりしていたので、いつも教室の後ろに立たされていましたね。喧嘩もよくしていましたし、今振り返れば、とにかくエネルギーのやり場に困っているような、やんちゃな子どもでした。高校生の頃には落ち着くかと思いきや、相変わらず勉強はせずに、あり余ったエネルギーをバスケットボールにぶつける毎日。授業中は「早く終わらないかな」とばかり考えて、スポーツに打ち込んでいました。
自分なりのキャリアを模索し始めました
中国のグローバル化が本格的に進み出した頃、世界、海外への好奇心、憧れが原動力となって、行ったことのない土地や国でチェレンジしようと、19歳で日本の大学へ飛び込みました。大学では経済・経営を学びながら、自分なりのキャリアを模索し始めた時期です。
前職ではバイヤーとして買い付けに奔走
大学を卒業して、生活用品を扱う商社のような会社に入りました。様々な商品を輸入して販売する会社で、私はバイヤーとして買い付けに奔走。実際に現場へ足を運び、コストダウンの交渉など、ビジネスの最前線で経験を積みました。
入社理由面談での鮮やかなトークに、良い意味で騙されて入社
一社目の仕事は非常に楽しく、上司からも多くのことを学びました。ただ、その上司が離れ、自分一人で同じ仕事を回せるようになったとき、「次のチャレンジがしたい」という思いが芽生えたんです。その時に出会ったのがダイキンでした。もともと業務用空調のハイエンドブランドというイメージがあり興味を持って受けたのですが、当時面談をしてくれた方の話が本当に上手くて。現場感があって人柄も魅力的で「あなたにこういうことを期待してるんだ!」と情熱的に話してくれて、すごく納得感があった。直感的に「ここなら楽しそうだ、希望が持てるな」と感じたんです。でも入社した当時は、慣れない巨大組織の中で思うように仕事をすることができず、何度か本気で辞めようと思いました。面談のトークに騙されたと思ったりもしたのですが、そんなモチベーションが下がりそうになる絶妙なタイミングで、いつも上司が「面白いテーマ」を私の目の前に置くんです。それで本気になってしまう。最初の頃はその繰り返しでした。現在は面談での鮮やかなトークに騙されて入社して、本当に良かったと思っています。
空調機の修理に必要なパーツを、現場へ届けるためのサプライチェーンを担当
修理やメンテナンスの枠を超え、現場スタッフやお客様の声から市場の潜在ニーズを分析。
ダイキンの新たな収益の柱となる新事業の企画・立ち上げを推進。
エピソードそこまでの想いをもってやるんだったらやってみろ
サービス部門にいた頃、古い空調機の心臓部を最新の部品に入れ替え、新型に近い省エネ性能を蘇らせる「レトロフィット」を企画しました。実はこのアイデア自体は昔からありましたが、業界では「新機が売れなくなる」「品質担保が難しい」と、誰も手を出したがらないタブーのような領域だったんです。
それでも私が動いたのは、お客様の切実なニーズと新たなマーケットの可能性を肌で感じていたからです。「省エネ化はしたいが、ビル全体の空調を一斉に買い替える予算がない」と頭を悩ませているお客様の課題を解決できること、そして当時100万台以上というダイキンの既設業務用空調機を活かした、高付加価値なソリューションビジネスの可能性があることが大きな要因でした。
私は何度も営業本部長や生産本部長のもとへ足を運び「お客様はこういう価値を求めている。これを提供してお客様の信頼を勝ち取ることこそ、トップメーカーであるダイキンがリードすべき道なんです」と、粘り強く想いを伝え続け、最後には「そこまでの想いをもってやるんだったらやってみろ」と背中を押してもらうことができました。
その後、開発や工場のメンバーが驚くほどのスピード感で協力してくれて「レトロフィット」は実現し、このサービスは省エネ大賞の最高賞である「経済産業大臣賞」を受賞、今では当社のヒット商品になっています。部門の垣根を超え、一丸となって「新しい価値」を市場に届けたあの経験は、私にとって大きな財産です。
サービス本部で取り組んだソリューションビジネスを全社で推進するための戦略を立案
エピソード自分が言い出したことは、最後までやり切る
当時の主な私のミッションは、会社が長年掲げていた「ソリューションビジネス」を具体化し、全社で推進することでした。「ユーザーに近づき、課題を解決する」という方向性はありましたが、具体的に何をすべきか、みんなの想いがばらばらだった。そこで私は、エンドユーザーの真のニーズを理解するため、各部門や海外市場の実態を徹底的にヒアリングしました。メーカーとしての「ルート販売」という既存の勝ちパターンとは異なる、顧客ダイレクトな提案力や付き合いの深さが求められる領域。そのハードルの高さを正面から受け止め、経営トップ指示のもと、多くの部門を巻き込んでの全社プロジェクトを立ち上げ、一年かけて用途別・市場別の取り組み・テーマを明確にしていきました。プロジェクトの最終報告の場で、トップから言われたのは「それを自分で実行しろ」という言葉。
このプロジェクトに一番の理解と熱量を持っている私に「君が信じた道を、君の手で最後までやり切ってみろ」と強く背中を押された気持ちがしました。そして私は再び現場(事業本部)へ戻り、自ら描いた戦略を形にする挑戦を始めました。
「自分が言い出したことは、最後までやり切る」。これもまた、ダイキンらしい「無茶振り」であり、醍醐味だと感じています。
経営企画室で描いたソリューション戦略の指揮を担当
モノ売りの先へ。世界に通用する新しい製造業のモデルを
今後、ハードウェアだけではいずれ価格競争になり、技術の優位性を保ち続けることは難しくなるかもしれない。機器の販売を軸にしたビジネスモデルから脱却し、お客様の困りごとを深く理解し、そこに価値を提供していく「ソリューションビジネス」を、この大きな会社の中でいかに事業として成立させるか。これが今の私の、非常にチャレンジングなテーマです。これまで築いてきた世界中のネットワークを活かしつつ、現場の能力を高めて新しいモデルを両立させていく。日本企業の中でこれが実現できている例は、まだ本当に少ないと感じています。これまで売切型のビジネスで成功してきた当たり前を変える勇気が必要ですが、だからこそやりがいがある。世界中の拠点と連携し、現場と経営を繋ぎながら、これからの製造業のスタンダードとなるような形をダイキンで創り上げていきたい。その達成感を、また仲間と一緒に味わいたいと思っています。
Week Schedule
1週間のスケジュール
Q&A
泥臭いプロセスの先にある「アウトプット」にこだわることです。順風満帆にいく仕事なんて面白くありません。仲間と意見を戦わせ、喧嘩もし、壁にぶつかりながらも最後になんとか形にする。その瞬間の「やって、良かったね」という手応えこそが最大の報酬です。だから私はいつも自分に問います。「この仕事の意味は何だ?」「アウトプットは何だ?」と。その問いが、困難を楽しむエネルギーになります。
ダイキンは社員の自主性を尊重しているからこそ「バラバラ感」がすごいです。そのため拠点や部門ごとに文化が違うことがあるので、お互いの情報の見える化に課題があると思っています。しかし、ダイキンは現場の暗黙知と熱量で成長してきた会社でもあるので、この良さを活かしつつ、今の規模に見合った「強い仕組み」をどう実装していくか。これは、これからの私の挑戦です。
Look Here
ダイキンのここ見て
自由自在にやりたいことができるのは他の大企業と違ってダイキンの良いところだと思います。数兆円の大きな企業の中では、一人ひとりの業務は決まっていて、自分のやりたいことは必ずしも実現できない、というのが一般的だと思います。しかし、ダイキンは自分の夢は大きく実行力を重視する会社ですので、思い描いた絵を思いきって実行するということは、非常に後押しをしてもらえます。そういう意味では、志を高く動ける人がこの会社で大いに活躍できる。ダイキンの良いところかなと思います。
いますね。ずいぶん好き勝手なことをやっている人もいます。というのは、ダイキンは必ずしも効率優先ではないんです。思い悩んだり、手探りの新しいテーマだったり、一度思いきって任せてみる、そして待ってあげる。そういった文化というか、職場の風土があります。そういう意味で、特に若手で「自分がやってみたい」と手を挙げた人には極力やらしてあげようというのが、いろんな部門で実践されていると思います。
そうですね。ダイキンは、外から見た以上に関西企業ですね。やっぱり大阪の独特の「ホンマにビジネスになるんかいな」というのは、日頃からみなさん意識して取り組んでいますね。このアクション・個人の動きが、一体どれだけ会社や社会に貢献しているのかという点は、非常に強いのかなと思います。もう一つはやはり、大阪企業という独特の人の温かさといいますか、人のことに積極的に関わる、お節介ですね。余計なお世話と言われるかもしれませんが、この辺はみなさん好きですね。
私はダイキンで18年間勤めてきました。ここで、色んな人と出会って、色んな経験をさせていただきました。一つ、最も重要だと思うのは本人の想いだと思います。そしてダイキンというグローバルな舞台で、このプラットフォームの上で、いかに社会に対して貢献しそして世界を変えていくか、という思いで一緒に頑張っていきたいな、と思います。ダイキンというのは、空調それから化学、どの事業をとってみても世の中にとって欠かせない存在となっています。しかもこれだけグローバル範囲を広げて、活躍できる舞台はなかなか、日本企業に多くないと思います。誇りを持って日本から世界へとチャレンジしていきたいと思いますので、みなさんと一緒に仕事ができること、そして世界をより良くしていくことを楽しみにしています。
