気温がぐんぐん上がって、夏らしい日が続いているね!
「夏の空気」をくわしく知って、暑さに負けないようにしよう。
暑くなってくると気をつけたいのが「夏バテ」。実は、エアコンのきいたすずしい部屋にいても夏バテすることがあるんだ。
人間の体は、体温を一定にしようとつねに働いている。すずしいお部屋と暑いろうかを行ったり来たりするだけでも、体温を調節するために体は大いそがし!
そして、気温の急な変化に体がついていけず、体温をうまく調節できなくなると、夏バテになってしまう。
夏バテをふせぐには、お部屋と外の温度の差が5℃以内になるように、エアコンの温度を設定しよう。また、冷たい風が直接体に当たらないように、風向きに注意したり、上着をはおったりしよう。運動した後やおふろ上がりは、エアコンのきいたお部屋に入る前に、体の水分をしっかりふきとると、体が冷え過ぎないよ。
気温が高くて、むしむししていることを「高温多湿」という。こんな日が続くと、食べ物だけでなく、部屋のかべや家具にもカビが生えることがあるんだ。
カビは「栄養」「湿度(しつど)」「温度」「酸素(さんそ)」の4つで育つ。とくに水分が大好きで、空気中の湿度(しつど)がグンと高くなる梅雨(つゆ)のシーズンは、カビがとっても生えやすい。
家具のうらがわのほこりもきれいにそうじしたり、押し入れやクローゼットの床には「すのこ」をしいて空気の通り道を作ったりして、カビが育ちにくい部屋にしよう。おふろやキッチンでは換気扇(かんきせん)を使えば、湿気がたまりにくくなるよ。
エアコンも、フィルターがよごれたままになっていると、カビが生えることがあるから、そうじは忘れずに! ところで、みんなにきらわれがちなカビだけど、実は役に立つカビもいるって知ってるかな?そのひとつが「こうじ」。みそやお酒の原料になるんだ。チーズにもカビを使った種類があるよ。
とはいっても、家の中でかってに生えるカビはあまり健康によくないので、家の中はせいけつにして、きれいな空気で気持ちよく過ごそう!