ニュースリリース
脱炭素化に貢献する技術を搭載した、住宅用から大型空調まで幅広い製品を紹介
ダイキングループの米国子会社各社は、1月22日(月)~24日(水)に米シカゴで開催される「The 2024 AHR Expo」に出展し、空調業界の持続可能な未来への移行をリードする取り組みを紹介します。長年AHR Expoに出展しているダイキンは、光熱費や運転コスト削減による住宅やビルの脱炭素化に焦点を当てた幅広い冷暖房ソリューションを展示します。同展示会において、約743平方メートル(8,000平方フィート)を誇る当社グループのブースは最大規模となります。
「AHR Expo」は、1930年から米国で開催されている世界最大級の総合空調冷熱展で、空調(Air Conditioning)、暖房(Heating)、冷凍・冷蔵(Refrigeration)に関わる世界中の企業が最新の製品や技術を展示します。
ダイキン・アプライド・アメリカズ社の環境事業開発センターGM、Philip Johnstonは以下のように述べています。「ダイキンは数十年にわたり、空調ソリューションの最前線に立ってきました。気候変動に関連する新たな課題の出現により業界ニーズが変化する中、ダイキンは脱炭素化を目指す顧客に独自のソリューションを提供する人材、技術、サービスを有しています」
当社グループは「The 2024 AHR Expo」において、低温暖化冷媒、インバータ、ヒートポンプなど、より快適かつ効率的で、地球にやさしい空気環境を創造するコア技術を中心とした、脱炭素化への“Simple(シンプルで)、 Powerful(力強く)、 Sustainable(持続可能)”なアプローチを紹介します。
安全性、環境性、エネルギー効率、経済性の観点から、多種多様な冷媒を総合的に評価し、用途に応じた適切な冷媒の選択を重視する当社は、家庭やビルの冷暖房による気候への影響を低減する「低温暖化冷媒」を採用しています。特に、アメリカにおいて州および連邦政府の規制により廃止されつつあるR-410Aを使用していた製品に、R32を採用することを決定しました。R-410Aと比較して地球温暖化係数(GWP)が約3分の1であるR-32を使用した空調機器は、130カ国以上で2億3,000万台以上設置されています。
インバータは空調機器のエネルギー効率を高める基礎技術です。インバータによりエアコンの心臓部である圧縮機のモーター回転数を高精度に制御することで、エネルギー使用量を最適化し、無駄な運転を省きます。さらに、静かな運転音、安定した温度と快適性、環境負荷の低減などのメリットもあります。
化石燃料からの脱却が進む中、ヒートポンプは電気で冷暖房を行うため、従来の暖房方式のように燃料を燃やす必要がなく、暖房機器の運転に伴う二酸化炭素排出量を削減します。当社はインバータヒートポンプシステムを豊富にラインアップし、あらゆる用途に柔軟に対応します。
(The International Air-Conditioning, Heating, Refrigerating Exposition)