ニュースリリース
ベルギー王室や国際エネルギー機関を招き環境会議を主催、環境貢献における官民協力の重要性を議論
ダイキン工業株式会社の欧州子会社であるダイキンヨーロッパ社(Daikin Europe N.V.、本社:ベルギー王国オステンド市)は、創業50周年に伴い、現地時間10月12日にDe Bijloke (デ・ベイローク) ミュージックセンター (同国ゲント市) にて記念式典を開催しました。式典には、アレクサンダー・ドゥ=クロー ベルギー王国首相からビデオメッセージが寄せられたほか、正木 靖 欧州連合日本政府代表部特命全権大使や、三上 正裕 駐ベルギー特命全権大使の、地元政財界の方々など総勢600名以上が出席しました。
記念式典において、アレクサンダー・ドゥ=クロー首相から以下のようにコメントを寄せられました。
「ダイキンとベルギー王国の強固な関係は、本日で50周年を迎えました。私たちは、日本の優れた文化を共有しており、より良い未来を目指すという同じ長期的なビジョンを持っています。グリーントランスフォーメーションにおけるパートナーであり、気候変動への対応においてともに立ち向かいます。」
また、井上 礼之 ダイキン工業取締役会長は、「ダイキンは脱炭素の取り組みにおいて、環境意識の高いヨーロッパを最重点地域として位置づけており、環境技術の普及促進において当社グループを牽引することは、ダイキンヨーロッパ社の使命であると考えております。」と述べました。
1973年にオステンドで空調機の生産を開始したのがダイキンヨーロッパ社の始まりです。それから欧州、中東、アフリカと事業を拡大し、ダイキンヨーロッパ社は現在、EMEA129か国に事業展開、52の販売会社、そして13,700人以上の従業員を擁するまでに成長しました。現地のニーズに素早く対応するため、アラブ首長国連邦、ベルギー、チェコ、オーストリア、ドイツ、イタリア、サウジアラビア、スペインを含む12か所の研究開発センターと14か所の工場を有しています。近年は、ゲント市にあるヒートポンプ暖房技術の研究開発センターに1億4千万ユーロ、ポーランドにおいて、住宅用ヒートポンプ暖房を生産する工場建設に3億ユーロを投じ、欧州における環境技術開発と生産を強化しています。
カーボンニュートラルの未来に向けて、同日ゲント市において「サステナビリティ会議」を開催しました。会議には、ベルギー王室からアストリッド王女や国際エネルギー機関(IEA)エネルギー技術政策所長ローラ・コッジ氏など政府関係者や業界団体などから約30名が出席し、クリーンエネルギーへの移行と低炭素な冷暖房技術における公平な競争環境を作るための官民協力の重要性を中心に議論しました。
ダイキンは、戦略経営計画「FUSION25」で環境先進地域である欧州を最も重要な地域のひとつとして位置付けています。今後もヒートポンプ技術をはじめとした環境技術の開発を強化し、環境経営の中心である欧州市場でさらなる成長発展を遂げ、グローバルでのダイキングループの環境貢献につなげていきます。
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