ダイキン工業株式会社は、このたび、企業や自治体を対象とした世界的な環境情報開示システムを運営する国際環境非営利団体であるCDPから、気候変動対策および開示に優れた企業として、最高評価の「Aリスト」に2年連続で選定されました。
CDPは、環境問題に高い関心を持つ世界の機関投資家等の要請に基づき、企業や自治体に対して、温室効果ガスの排出削減や、水資源・森林保護等の環境問題への取り組みの促進と情報開示を求める活動を行う非営利団体です。同団体は、世界の主要企業の環境活動についての情報を収集・分析・評価し、気候変動に関する取り組みと情報開示で最も優れた企業を「気候変動Aリスト」として毎年選定しています。今年度は、約15,000社の評価が行われ、世界で283社、うち日本で74社がAリストに選定されました。
当社は、空調機器と冷媒の両方を製造する世界で唯一のメーカーとして、環境技術を生かした製品・サービスを世界中に提供しています。当社の主力事業である空調は、社会インフラとして人々の健康や労働効率を向上させ、経済発展に寄与する一方で、普及による電力使用量の増加は地球温暖化に影響を与えます。気候変動への影響を抑制しながら事業を成長させていくため、2050年に当社事業による温室効果ガス排出実質ゼロをめざす「環境ビジョン2050」を掲げ、2025年度までの戦略経営計画「FUSION25」の成長戦略テーマの一つに「カーボンニュートラルへの挑戦」を設定しています。生産段階での対策や環境配慮製品の開発普及に加え、市場での冷媒回収再生システムの構築など、バリューチェーン全体を視野に取り組んでいます。
今後も引き続き、世界中に快適な空気環境を提供するとともに脱炭素社会の実現に貢献していきます。
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