ニュースリリース
BIM対応を強化し、紙の青焼き図面から3次元図面データの作成を可能とする
ダイキン工業株式会社は、BIM(Building Information Modeling)への対応を強化した、空調・給排水衛生・電気設備業者向け3次元設備CAD『FILDER CeeD(フィルダーシード)』を、2020年1月30日より発売します。また、電気設備図の作成に特化した電気設備業者向けCAD『FILDER CeeD 電気』も同日に発売します。
昨今、建築における設計や施工の領域では3次元の建築図に設備の形状や寸法、コストなどの情報を追加したBIMデータの普及が進み、業務効率化の観点から大きな注目を集めています。
このたび発売する『FILDER CeeD』は、従来のPDFデータの読み込み機能の拡充により、今後、設備の更新時期を迎える築20年以上の物件で多く使用されていた紙の青焼き図面から、3次元の複層階図面データを簡単に作成することが可能です。BIM対応の強化により、設備機器のリニューアルなど、人材不足が課題となっている建築設計の作業効率化を実現します。
従来のPDFデータの読み込み機能を拡充。青焼き図面をスキャナーなどでPDFに変換し、『FILDER CeeD』で読み込むことで、自動でノイズの除去、色・角度の補正をして図面データとして活用できます。また、「躯体トレース機能」により、建築図上の柱や梁、壁線をなぞるだけで建物の骨組みを簡単に3次元化し、各フロアのシートへコピーすることで複層階の図面データを作成できます。さらに、図面データに配置した設備の材料集計も可能です。
大手ゼネコンなどで多く使用されている設備専用3次元CAD『Rebro(レブロ)』(開発元:株式会社NYKシステムズ)との互換性を強化し、ストレスなくシームレスなデータの受け渡しが可能となりました。『FILDER CeeD』は、フロアや設備ごとに作成した図面データを1つの図面データに合体することができるため、複数の作業者で空調や電気設備の作図をワークシェアして作成した図面データを『Rebro』に出力することも可能です。
複数の部屋で冷房と暖房を同時に運転できる冷暖フリーの空調機器に使用される3管式冷媒配管への対応や、冷媒配管のサイズ表自動作成など空調メーカーならではの機能を拡充しました。また、図面情報からそれぞれの電気設備にどのように電気を分配するかを示す電気盤図の自動作成も可能です。
商品名 | 定価/ライセンス | 発売時期 |
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FILDER CeeD | 148万5000円(税込) | 2020年1月30日 |
FILDER CeeD 電気 | 99万0000円(税込) | 2020年1月30日 |
対応OS | Windows 10(64bit/32bit) |
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必要CPU | Intel Core i5同等品以上 |
必要メモリ | 3GB以上(32bit版:4GB以上推奨、64bit版:8GB以上推奨) |
ディスク容量 | 4GB以上の空き容量 |
ディスプレイ解像度 | 1280×800ピクセル以上(1920×1080ピクセル以上推奨) |
グラフィック | OpenGL、及びDirectX 9.0 対応のグラフィックカードを推奨
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入出力機器 | ホイールマウス、キーボード、DVD-ROMドライブ(インストール時) |
〒108-0075 東京都港区港南二丁目18番1号(JR品川イーストビル)
TEL:0570-023800 (ナビダイヤル)
E-Mail:info-has.comtec@daikin.co.jp
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