ニュースリリース
業界初 大風量の換気装置との接続により、大空間の温度・湿度・換気量を一元管理できる
ダイキン工業株式会社は、マルチエアコンの最高級モデル『VRV X』シリーズ(22.4kW~118.0kW、全18機種)と、標準モデル『VRV
A』シリーズ(22.4kW~150.0kW、全24機種)を2018年7月中旬より発売します。新開発の換気装置『大風量外気処理エアコン』(3機種)を接続することで、オフィスなど大空間における温度・湿度・換気量の一元管理が可能です。
オフィスフロアなど大空間では、建築物衛生法※1の基準を満たす換気量や加湿量を確保するために、温度をコントロールするマルチエアコンとは別に、セントラル空調方式※2など別の換気システムを用いる事が多く、導入コストだけでなく、運転管理が別々になる課題もありました。
本商品は、大容量の加湿器を搭載可能な新開発の換気装置を室外機に接続することで、導入コストが抑えられ、オフィスなどの大空間においても、温度・湿度・換気量を1台の空調コントローラーで一元管理することが可能です。
新開発の室外機にはコンパクトで高効率なオールアルミ製「マイクロチャネル熱交換器」を採用したことにより、銅とアルミ製の熱交換器を搭載した従来機に比べて、設置面積を7%削減※3しました。屋上の限られたスペースにも有効です。
近年、都市部の再開発によって大規模ビルの新築や改装が増加する中、室外機設置スペースの課題を緩和するとともに、室内空間の空気質向上を実現します。
相当馬力 | 室外ユニット機種名 | 外形寸法(高さ×幅×奥行)単位:mm | 発売予定日 |
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8馬力 | RXUP224F | 1660×1240×765 | 2018年7月中旬 |
10馬力 | RXUP280F | ||
12馬力 | RXUP335F | ||
14馬力 | RXUP400F | 1660×1750×765 | |
16馬力 | RXUP450F |
相当馬力 | 室外ユニット機種名 | 外形寸法(高さ×幅×奥行)単位:mm | 発売予定日 |
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8馬力 | RXYP224F | 1660×930×765 | 2018年7月中旬 |
10馬力 | RXYP280F | ||
12馬力 | RXYP335F | ||
14馬力 | RXYP400F | 1660×1240×765 | |
16馬力 | RXYP450F | ||
18馬力 | RXYP500F | 1660×1750×765 | |
20馬力 | RXYP560F | ||
22馬力 | RXYP615F |
処理風量 単位:m3/h | 機種名 | 外形寸法(高さ×幅×奥行)単位:mm | 受注開始※11 |
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3,600 | FKVP500AF | 1581×2090×660 | 2018年7月中旬 |
4,800 | FKVP670AF | 1581×2090×660 | |
6,000 | FKVP850AF | 1981×2380×660 |
従来、マルチエアコンに接続可能な外気処理装置は風量が小さく、建築物衛生法※1の基準を満たす換気量を確保する為に多くの台数を設置する必要がありました。また、一般的に天井内に設置されるため薄い形状となり、十分な加湿量を満足する加湿器を組み込む事が困難でした。これらにより、大空間の外気処理にはセントラル空調方式※2などの別のシステムを用いる事が多く、導入コストだけでなくマルチエアコンとの運転管理が別々となり、管理に手間がかかってしまう事が課題でした。
本商品は、大容量な加湿器を搭載可能な新開発の大風量外気処理装置をマルチエアコン室外機に接続することで、導入コストが抑えられ、オフィスなどの大空間においても、温度・湿度・換気量を1台の空調コントローラーで一元管理することが可能です。
マルチエアコンが多く採用される中・大規模ビルでは、屋上などの限られた設置スペースに複数の室外機を多数並べる集中設置が主流です。近年のビルの高層化・大規模化にともない室外機設置スペースの不足が課題となっていました。
本商品は従来よりもコンパクト・高効率な「マイクロチャネル熱交換器」を搭載することにより、最大22馬力までを1ケーシングで実現し、従来よりも7%設置面積を削減※3します。
また、各室外機の給排気を干渉してしまうショートサーキット現象を防ぐ遮熱カバー『エネタープ』※7の接続により、室外機の間隔を65%短縮※8できます。室外機のコンパクト化と合わせ、集中設置時の設置スペースを大幅に削減可能です。
室外機が主に設置されるビルの屋上は、日差しの影響や、室外機の集中設置によるショートサーキットにより、周囲温度が上昇しやすくなります。室外機周囲温度が高まると、熱交換を行いにくくなり、冷房能力が低下してしまいます。
本商品は、大容量圧縮機の搭載や、「マイクロチャネル熱交換器』による熱交換効率の向上により、外気温41℃まで定格冷房能力を維持し、過酷な環境においても満足な冷房能力を発揮します。また、高温時にも発熱するインバーターを効率的に冷却する、「ヒートパイプ」を搭載し、外気温50℃まで冷房運転可能です。
『VRV X』シリーズ、『VRV A』シリーズの全機種に搭載する「マイクロチャネル熱交換器」は亜鉛を用いた防食処理により、標準仕様でも耐重塩害仕様の熱交換器と同等の優れた耐久性※12を発揮します。
従来機の霜取運転は、一時的に冷凍サイクルを逆にし、室内側の熱を利用して霜を溶かしていたため、室内温度の低下を招いていました(逆サイクルデフロスト)。本商品に搭載した「室外マルチデフロスト機能」は2台以上の室外ユニットが外気の熱を使って熱交換を行い、かつ交互に霜取運転を行うことで、室内からの吸熱を抑え、室内温度低下を抑制します。
また、『大風量外気処理エアコン』接続時にも機能を発揮し、冬場の外気導入時の吹出温度低下を抑制します。
近隣への騒音を抑制する「夜間低騒音モード」が、運転リモコン※14で開始、終了時間を選べるようになりました。条例により定められた夜間の時刻に、自動的に室外機の低騒音運転を行う事が可能となります。
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