都市を刺激する新たなオフィスビル。
オフィスの外空間に貢献する室外機。
先行きの不透明感などから低迷していた世界経済は、徐々に回復しつつありました。世界の都市では、テロ対策などに迫られながらも、新たな投資としてさまざまなビルの建築が進んでいました。
台湾の台北市で1998年から建設が進められていた超高層ビル「台北101」は、2003年にマレーシア・クアラルンプールの2本のビルが対になっている「ペトロナスツインタワー」を抜いて世界一の高さに(当時)。
またロンドンでは、イギリスを代表する建築家ノーマン・フォスターらによる「30セント・メリー・アクス」が完成。シティ・オブ・ロンドンに建つ超高層ビルで、その斬新な外観がキュウリのピクルスに似ていることもあり、ロンドン市民から「ガーキン(小さいキュウリ)」と呼ばれ、ロンドンの新名所になります。
日本でも、前年の東京駅前の「丸ビル(丸の内ビルディング)」竣工に続き、2003年には「六本木ヒルズ」がオープン。都市再開発が盛んになり、新たなオフィス空間も次々に生まれていきました。