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“空気をはぐくむ森”プロジェクト 森を守り育て未来につなげるプロジェクト

インド:西ガーツ北部

どんなところ?

西ガーツ山脈は、インド半島の西に連なる山脈で、南西からのモンスーンがぶつかることで、多量の雨が毎年降ります。複雑な地形と降雨は、多様な植生と豊かな生物多様性を育んできました。しかし、家庭用そして工業用の燃料目的に森林は今も伐られ続けています。プロジェクトの対象地である西ガーツ北部のマハーラーシュトラ州ラタナギリ県とシンドゥドゥルグ県では、未だ面積の半分が森林に覆われていますが、その9割が地元コミュニティによって所有・管理される私有地です。生物多様性の保全と森林の持続的管理には、地元コミュニティとの協働が不可欠です。

どんなプロジェクト?

2016年から開始予定のプロジェクトでは、西ガーツ北部のコミュニティが所有する森林の長期的な保全をめざし、コミュニティ参加型の保全活動の計画づくりとその実行、自生種を用いた森林再生、薬草採取などに関する能力開発、改良型かまどの導入、生態系サービスに関する調査などを行います。

© AERF India/photo by Jayant Sarneik

ここに住む生き物:オオサイチョウ

アジアの森林地帯に生息する準絶滅危惧種。羽を広げると150センチにもなる大型の鳥です。巣になるのは巨木の樹洞。森林の減少や密猟により、個体数が減っています。

“支援先NGOの声”

Applied Environmental Research Foundation
副所長
ジャヤント・サーナイク

Applied Environmental Research Foundation 副所長 ジャヤント・サーナイク

ダイキン工業殿とのパートナーシップに参加でき、大変光栄です。世界的に重要な森林地域である北西ガーツ山脈で、国際社会が直面している森林減少という課題に取り組まれるというのは、ダイキン工業殿の決意を表すものです。北西ガーツ山脈地域では、森林のほとんどが私有地であり、収入源の乏しい貧しい農民にとって、森林伐採は、生計手段と考えられています。森林が直面するリスクは大きく、そのような地域での保全活動は、大変重要です。「空気をはぐくむ森」は、気候を調整する森林生態系の重要性を広く伝える大変に素晴らしいコンセプトであり、私たちも大変高く評価しています。

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