ダイキングループ経営理念

1章 社会課題の解決に取り組み、企業価値を高める

世界各地での健全な事業活動を通じ、社会の持続的な発展に貢献します。とりわけ地球環境にとって重要な「空気」をビジネスの根幹にすえる会社として、環境課題の解決につとめます。

さまざまな社会課題に積極的に取り組み、企業価値を高めていきます。

2章「次の欲しい」を先取りし、新たな価値を創造する

世の中の変化を鋭く洞察し、お客様の心の深層に響くマーケティングを徹底することで、誰も気づいていない「次の欲しい」を見つけ出し、具体化します。

メーカーとして確かな責任を約束する高品質のプロダクト、素材、サービス、ソリューションを通じて、お客様ひいては社会に新鮮な驚きと喜びを提供し、新しい価値を創造し続けます。

3章 世界をリードする技術で、理想の社会を実現

すべての事業領域において、世界をリードする技術を生み出し、より良い社会の実現につなげます。

空気、エネルギー、環境にかかわる自らのコア技術を圧倒的優位にまで磨き上げること、さらには協創によって自社の技術を外部と融合することで、独自の技術・事業を創出し、社会に新たな価値を提供していきます。

4章 社会との関係を見つめ、行動し、信頼される企業であり続ける

(1) オープンかつフェアに社会と対話し、ともに発展する

各国・地域の法令や規則の順守は当然のこと、高い倫理性と公正な競争をベースとした企業活動を推進し、タイムリーで透明性のある情報開示と説明責任の高度化につとめます。外部と積極的に対話をかさねることで、私たちの経営方針や経営姿勢、企業風土などを正しく理解してもらうと同時に、社会から学び、ともに発展し続けます。

また、地域とともに発展することは企業の社会的責任です。事業を展開する世界のすべての地域において、それぞれの文化や慣習を尊重しながら、私たちにしかできない貢献を行い、より愛され、親しまれるグループをめざします。

(2) ビジネスパートナーと高めあう

調達、生産、販売、研究・開発をはじめ経営全般における、すべての取引先、協創パートナーと切磋琢磨する関係を築きあげます。強い信頼関係の中で刺激しあいながら、それぞれの立場で互いの期待にこたえ、ともに成長発展していきます。

5章 地球規模で考え、柔軟で活力に満ちたグローバルグループであり続ける

グループ各社がそれぞれの事業の成長発展をめざすとともに、グループ内での情報やノウハウを共有し、相乗効果を発揮することで、しなやかなグループハーモニーを実現します。

ダイキン工業とグループ各社の役割は固定されたものではなく、その時々の状況や各社の特性に応じて柔軟に変えていくものです。この前提のもと、グループに展開する方針・規準などにもとづいて、現場第一線の情報を共有し、双方向のコミュニケーションを徹底してはかります。その上で、各国・地域の実情を熟知するグループ各社が自主性を発揮しながら縦横無尽に活躍し、ダイキン工業がこれを支えることで、グループ全体を発展させていきます。

6章 「人を基軸におく経営」を実践し、挑戦するチャンスにあふれ、社員が挑戦・成長し続けられる環境を提供する

「人を基軸におく経営」とは、｢人は無限の可能性をひめたかけがえのない存在である｣ ｢一人ひとりの成長の総和が企業の発展の基盤である」という信念のもと、働く人の意欲と納得性を引き出し、一人ひとりの力を組織の力へと高めていくという、創業より実践してきた考え方です。

性善説にもとづき、競争力の源泉である「人」に対して本気で向き合い、一人ひとりの挑戦・成長を加速させます。

(1) 自由闊達で、チャレンジャーこそ多くのチャンスをつかむ

侃侃諤諤（かんかんがくがく）の議論をベースにした「フラット＆スピードの組織運営」を徹底し、一人ひとりの意欲と納得性の醸成を重視します。

前向きな失敗はとがめず、ぬくもりを大切にし、自由闊達に挑戦できるグループであり続けます。高い志を持ってチャレンジする人を支援するとともに、より貢献する人に、より多くのチャンスを提供していきます。

(2) 経営理念への共感と、グループの一員であることへの誇りと喜びを大切にする

企業と個人は互いに選択しあった関係です。社員一人ひとりが、働き続けたいと思い、グループの一員であることに誇りと喜びを感じられる企業をめざします。

縁あってダイキンでともに働く仲間が、唯一でなくとも、最大の生きがいを感じられるよう、成長の機会を提供し、いきいきと働くことのできる環境づくりにつとめます。

そして、ダイキンで働く限りにおいて、経営理念に共感し、一致団結して目標に向かってまい進するという意味でのロイヤリティを大切にします。

(3) ダイバーシティ経営を推進し、一人ひとりの個性をいかす

国籍、人種、性別、文化、慣習等の違いにかかわらず、一人ひとりの多様な個性を尊重し、公平で誰もが活躍できる環境づくりに取り組みます。各人が個性や強みをいかんなく発揮し、切磋琢磨することで、新しい知恵を創造するグループをめざします。

「人を基軸におく経営」にもとづく行動指針－PCM Behaviors