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空気の技術

「オンドル」

日本と同じように床に布団を敷く寝室では、オンドルのような床暖房が最も効率よく暖を取れる。
写真提供:韓国情報サイト http://konest.com/

韓国の伝統的な床暖房システム

大陸性気候の影響を受ける朝鮮半島の冬は厳しい。そこに住む人々は古くから、オンドルという独特の床暖房で寒さを乗り越えてきた。屋外や台所に設置したかまどで火を炊いて、床下につくったトンネルに熱を持った煙を通し、部屋の反対側lにある煙突から出す。熱は床に伝わり、伏流暖房となって部屋全体を暖める。この理に適った暖房の仕組みは、西暦600年頃、高句麗の時代から取り入れられてきたという。
床に直接座る習慣があるためか、薪や練炭の煙式から、石油やガスによる温水式が主流となる様変わりを見せても、オンドルは韓国の冬になくてはならない暖房システムだ。
おばあさんやお母さんの周りに子どもたちが座をつくり、昔話に耳を傾ける。そんな、今も昔と変わらないぬくもりのある光景は、床暖房だからこそなのかもしれない。

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