トップ > 空気で答えを出す会社 > 空気とくらし > 現代人の空気感調査 > 第18回 「夏場のエアコン利用と健康管理」に対する意識の調査
第18回2012年07月発表住まいの空気
『冷房弱者』も節電は苦手。28℃設定は3割!
また、この夏は、3人に1人が節電と健康管理に「両立に自信がない」と回答
全国の20代~70代の男女700人を対象に、「夏場のエアコン利用と健康管理」をテーマに、アンケートを実施しました。
昨年の震災以降、省エネ・節電の意識が高まり、公共施設や自宅などでも空調の設定温度が
比較的高めに維持されるようになってきました。いわば、これまでの夏の過ごし方が変わってきており、
我慢しすぎる節電などでご自身や家族の健康管理の両立に不安を持つ人が多くいます。
実際に今回調査した結果では、2年目の節電意識について聞いてみると、意識は継続して高いものの(61.8%)、
節電と健康管理の両立については、3割以上の人が「両立に自信がない」と回答する結果となっています。
そこで今回は、夏場の冷房が比較的苦手な方を『冷房弱者』と位置づけて、その実態と意識、
健康管理方法からエアコンとの上手な付き合い方等のノウハウなどをお聞きすることで、
これから続く節電の夏に応用できる知恵やヒントを探りたいと考えました。
※『冷房弱者』とは
冷房が効いた環境において体調不良などになった経験をもち冷房に苦手意識を持つ人。
寒すぎても家族や他人を気遣い我慢してしまう人。
昨年の節電の夏、
自宅でエアコンの冷房を控えたか、どのように控えたか、設定温度を聞きました。住まいの空気
昨夏、自宅のエアコン冷房を「控えた」のは、全体で約7割(69.4%)
しかし、エアコン冷房を「控えた」意識と実施内容にギャップ!
エアコン冷房の設定温度に関しては、政府推奨の28℃が浸透してきたせいか、温度コントロールをかなり強く意識しているようです。しかし、実際に28℃またはそれ以上に設定する人は、「冷房を控えた方」でも約3割(33.6%)にとどまっており、節電意識と実施内容に差が出た結果となっております。
昨夏、自宅でエアコンの冷房を控えた際、どの程度暑さを感じていたか聞きました。住まいの空気
昨夏の自宅でのエアコン利用控えでは、「大多数が暑さを感じていた」。60代以上は要注意!
昨夏の自宅でのエアコン利用控えでは、男女ともに、97%もの人が暑さを感じており、「我慢する節電」であったことが伺えます。比較的室内の温度が高めに設定されたことは、『冷房弱者』にとっては好ましい状況だろうと予想したところ、調査結果からは意外なことに『冷房弱者』の46.1%もの人が「暑かった」と振り返っていることがわかりました。
お部屋の快適さは、外気温度と室内温度との差に大きく関係します。外気温度が急激に上がったときでも、28℃設定をかたくなに守る運転にこだわることで・・・ 全体をみる
『冷房弱者』の実態(苦手意識・対策・健康管理)について聞きました。住まいの空気
冷房が苦手な『冷房弱者』は54.9%と半数以上。女性では64.7%、男性でも44.8%
夏場の冷房が「とても苦手」と答えた人は12.5%、「少し苦手」は42.4%で、合計54.9%と半数以上が冷房を苦手とすることがわかりました。男女別にみてみると、女性は64.7%と予想通り多いのですが、男性でも44.8%と半数近くの 『冷房弱者』であることが調査結果から明らかになりました。・・・ 全体をみる
冷房の苦手な場所での対策ランキング。最も多い防衛策は、「厚着、羽織ものをする(60.3%)」
防衛策として男女に差があるものを見てみると、「暖かい場所との出入りを頻繁にする」では、女性が9.8%だったのに対し・・・ 全体をみる
「温度差のある場所の出入りが頻繁な人」に、体調不良の経験者多い
冷房の苦手な場所での対策として、「暖かい場所との出入りを頻繁にする」と回答した人が多く、全体の9割にのぼることがわかりました。
実際の調査結果では、夏場に冷房の効いた場所と効いていない場所の出入りを頻繁にすることが「ある」人では、冷房による体調不良の経験者が38.8%に対し・・・ 全体をみる
空気の可能性を信じ、追い求め、
新しい価値をくわえて
これまでになかった空気を、世界へ届けます。
自宅でのエアコン冷房を「控えた」と回答した人は、全体の約7割(69.4%)となりました。
では、「控えた」と回答した方に、実際にどのように冷房を「控えた」のかを聞いてみると、はじめての節電の夏だけに様々な知恵でエアコンを上手に使おうという姿勢が伺えます。