トップ > 空気で答えを出す会社 > 空気とくらし > 現代人の空気感調査 > 第17回 節電の夏を過ごして変わったもの、変わらなかったものは?
第17回2011年9月発表住まいの空気
全国的に高い節電意識が持続 試して実感、暑さ対策の多様化
東北・東京電力管内エリア(以下、東北・関東エリア)とその他エリアの20 代~70 代の
男女600人を対象に「節電の夏を過ごして変わったもの、変わらなかったもの」をテーマに、アンケートを実施しました。
今年5月に行った「今夏の節電と空気」に関する意識調査の追跡調査と位置づけています。
5月時点では、電力不足に対する危機意識が高く、
9割の人が「今夏は節電に意欲的に取り組みたい」と回答していました。
震災を機に節電を意識した "節電ビギナー"が2割もいることがわかり、
国民全体が高い節電意識を持って前向きに夏を迎えようとしている実態が明らかになりました。
今夏の節電の経験は、国民全体が不便に感じつつも、節電を自分ごととして受け入れ、
日々の生活のなかで様々な工夫を試しながら、その過程で様々な学びや気づきにつながったようです。
特に、震災を機に節電を意識するようになった"節電ビギナー"は、
節電術を生活に取り入れることで、電気のありがやみや自身の無駄遣いを実感し、
節電への意識が大きく変化しています。
節電の夏を経た後、節電意識がどう変わったのか、前回の調査結果と比較してみました。住まいの空気
「緊急対策」から「日常」に変わる節電意識
電気を使用するライフスタイルに対する意識や考えに変化があったのかを聞きました。 住まいの空気
ライフスタイルが大きく変化したビギナー層
全体では、50.2%もの人が「変わった」と回答しています。「変わった」と回答した人を、ベテランとビギナーで比較すると、ベテラン49.2%に対し、ビギナーは69.0%と大きく上回り、ビギナーほど、節電によってライフスタイルが変化したことが伺えます。
節電貢献度について自己採点した結果を、前回の調査と比較してみました。 住まいの空気
「まだまだできた」と謙虚に反省。節電スキルを追求するベテランと、自信を深めたビギナー
今回調査<n=580>
5月調査<n=591>
前回(5月)の調査結果と比較すると、節電を始める前の平均点数は59.83点だったのに対し、節電実施後は68.81点と、8.98点高くなっています。ビギナーにいたっては平均が13点高くなっており、実施後、自信を深めたことが伺えます。・・・ 全体をみる
節電をきっかけに、エアコンに対する意識や考えが変わったのかを聞いてみました。 住まいの空気
エアコンの節電対策 「耐える派」と「見直す派」
「変わった」と回答した人は4割でした。ベテランとビギナーで比較すると、「変わった」と回答した人は、ベテラン36.8%に対し、ビギナーは48.8%と上回る結果となりました。・・・ 全体をみる
空気の可能性を信じ、追い求め、
新しい価値をくわえて
これまでになかった空気を、世界へ届けます。
「今年に限らず、今後も意識して節電したい」と回答した人は、5月の調査では81.6%でしたが、今回の調査でも84.3%と高水準を維持しており、国民の高い節電意識が持続していることが分かりました。節電が一過性の緊急対策ではなく、日常的に意識すべきものとして定着しつつある傾向が伺えます。 ・・・ 全体をみる