熱帯に位置する国、タンザニアでは、一年中冷房が必要な暑さにも関わらず、人々がエアコンを買うのはまだ難しい。
そこでダイキンは、東京大学発のスタートアップ企業と一緒に「Baridi Baridi」を立ち上げ、手軽に省エネエアコンを利用できる、エアコンのサブスクリプションという新しいサービスをスタートしました。
国際エネルギー機関(IEA)によるとエアコン冷房による電力需要が30年後には、3倍になる※と言われています。
日本では厳しい省エネ規制をクリアしたエアコンしか販売できませんが、開発途上国で普及しているエアコンの多くは安価で、省エネ性能の低いノンインバータ機。
このままノンインバーター機の普及が拡大するとエアコン使用時の消費電力によるCO2排出量が増加し、地球温暖化を始めとする環境への影響が懸念されます。
Baridi Baridiがサブスクリプションで提供するエアコンは省エネ性能が高いインバータエアコン。 インバーター搭載のエアコンは、温度調整を的確にできるので、インバーターなしのエアコンに比べて消費電力を約58%も削減ができます。
さらに、エアコンが涼しい空気や温かい空気を出すために、エアコンの中には「冷媒」と呼ばれるガスが入っています。その「冷媒」は、CO2よりも環境への負荷が大きく、エアコン廃棄時等で、きちんと回収することが重要です。しかしながら、開発途上国では、冷媒を回収する仕組みが整っていないため、ほとんどが大気へ放出されてしまっています。
サブスクリプション・サービスの利用終了後はエアコンと一緒に冷媒も回収できるため、冷媒が大気へ放出される恐れもありません。
省エネ性能の高いインバータエアコンを
定額の利用料だけで提供するサブスクリプション・サービス。
ダイキンはこの新しい取り組みで、
環境負荷低減にもタンザニアの人々にも貢献しています。