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気候変動への対応

ヒートポンプ式暖房・給湯機の普及促進

気候変動への対応


近年、環境意識の高まりから、省エネ性の高い暖房・給湯機器の普及が進んでいます。特に欧州では、比較的気候が寒冷なことから、家庭でのエネルギー消費の80%以上は暖房給湯が占めており、従来の燃焼暖房からヒートポンプ暖房などのCO2排出がより少ないシステムへの転換が進められています。

ダイキンでは、省エネ性の高いヒートポンプ技術を用いた給湯機や暖房機の開発・普及に取り組み、快適性向上とCO2削減に努めています。

ヒートポンプ技術

化石燃料を燃やす方式に比べて、CO2排出量を2分の1以下に削減

ヒートポンプとは、空気中あるいは水中の熱エネルギーをくみ上げて移動させて冷却や加熱を行う技術で、エアコンにも利用されています。ガスや石油、石炭などの化石燃料を直接燃やす給湯や暖房に比べ、CO2の排出を2分の1以下に削減できます。

ヒートポンプの仕組み

ヒートポンプの仕組み

関連情報

ヒートポンプ

ヒートポンプ式暖房・給湯機の普及促進

CO2削減に貢献するヒートポンプ式とガス燃焼式の暖房・給湯機を欧州市場で普及

ダイキンでは、省エネ性の高いヒートポンプ技術を用いた給湯機や暖房機の開発・普及に取り組んでいます。

欧州では欧州連合(EU)が、2020年までに風力や太陽光などの再生可能エネルギーの利用比率を20%に高めることをめざしています。2009年1月、ヒートポンプも再生可能エネルギー技術に認定され、ヒートポンプ式暖房機器の導入も推奨されています。ダイキンでは、2006年から欧州市場向けにヒートポンプ式住宅用温水暖房機を開発し、随時、機種の拡充を進め、現在ではトップクラスのシェアを確保しています。

さらに極寒の地域向けにはヒートポンプとボイラーを組み合わせたハイブリッド型製品を開発するなど、快適性向上と省エネ化、CO2削減に努めています。

それに加えて2014年度からは省エネ性の高いガス燃焼暖房機の開発にも力を注ぎ、ニーズに応じた省エネ機種への転換を促しています。環境負荷の大きい暖房機はヒートポンプ式に置き換え、中程度の製品はヒートポンプとガス燃焼式を自動で選択する「ハイブリッドアルテルマ」に、環境負荷の小さいものは省エネ性の高いガス燃焼機に転換するという方針で省エネ機種の普及を図ります。

2018年には小容量ハイブリッド4kw機、および地熱を利用したヒートポンプ式給湯・暖房機を開発し、大手ハウスビルダーや自治体、配電公社等による採用をめざしています。

2013年12月に、北海道旭川市に設立した実験施設「ダイキン旭川ラボ」を中心に、世界中の寒冷地に対応する省エネかつ快適な新しい暖房・給湯システムの開発に取り組んでいます。今後も、欧州暖房市場において商品ラインナップを拡充するとともに、きめ細かな販売活動を推進するなど、世界各地の市場のヒートポンプ化とガス燃焼式の省エネ化を図りCO2削減に貢献していきます。

ハイブリッドアルテルマ

外気温が著しく下がるとガス燃焼式運転に切り替わるなど、最も効率的・経済的な方法を自動的に選択する「ハイブリッドテルマ」を欧州で発売しています。ガス燃焼式運転に比べ35%以上のCO2排出量を削減します。

ハイブリッドアルテルマ

日本国内で家庭用給湯器や床暖房などを普及

国内において、給湯は家庭の電力消費の4分の1以上を占めており、地球温暖化を抑制するため環境負荷の少ないシステムへの転換が求められています。

ダイキンでは、ヒートポンプ技術を家庭用エコキュートやヒートポンプ式温水床暖房『ホッとエコフロア』などに搭載しています。最新式のエコキュートでは水配管内の形状で撹拌を促進する高効率水熱交換器、独自形状のワッフルガイドフィン採用の空気熱交換器で伝熱性能を向上させることで年間消費電力量を約23%削減しました。

このように新しい製品は最新技術によって従来に比べて省エネ性が大きく向上していますが、既設機においても省エネ性が向上できれば、市場全体で大幅な消費エネルギー削減が図れると考え、『更新用熱源ユニット』を商品化。高い省エネ性や、システム更新に比べて、導入費用を低減、工事期間を短縮することが可能となることが評価され、平成29年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。

省エネ大賞

大型ヒートポンプ給湯システム「MEGA・Q(メガキュー)」などを国内の業務用市場に普及

国内では、業務用機器市場向けにも、省エネ性の高いヒートポンプ技術を用いた給湯機や暖房機の開発に取り組んでいます。

ホテル・福祉施設などの中・大規模施設を対象に、2009年4月より販売している大型業務用ヒートポンプ給湯システム「MEGA・Q(メガキュー)」のモデルチェンジを行い、2012年11月より新モデルを販売しています。新モデルは、燃焼式給湯機に比べてCO2排出量を年間約62%、ランニングコストで約68%削減することが可能です。また、日によって給湯量にばらつきのある病院やゴルフ場などに対して、ベースはMEGA・Qが給湯し、ピーク時にはボイラーに切り替え運転ができるハイブリッド給湯システムを提案しています。さらに今後は、従来の業務用途以外に環境対応が必要な工場のプロセス用途への展開も図っていきます。

大型業務用ヒートポンプ給湯システム「MEGA・Q(メガキュー)」年間CO2排出量比較

大型業務用ヒートポンプ給湯システム「MEGA・Q(メガキュー)」年間CO2排出量比較

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