化学物質の管理・削減
国内外の生産拠点では、万一、事故や災害が発生した場合でも環境被害を最小限に抑える体制を整えています。各拠点・各部門で、化学物質やオイルなどの漏えいや流出、地震といった緊急時に備え、対応を細かく定めた「防災管理マニュアル」を作成し、定期的に訓練を実施しています。
主な訓練内容 | |
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堺製作所 | 漏洩を想定したオイルフェンス設置訓練(1回開催、のべ約20人参加) |
滋賀製作所 | 緊急資材庫チェックパトロール、水質事故・緊急時訓練(1回開催、約20人参加) |
淀川製作所 | 化学物質漏えいを想定した訓練、大雨・洪水を想定した避難訓練(ドローンの活用による現場状況等の確認を含む)(3回開催) |
鹿島製作所 | 火災・人災想定、地震発生時の処置訓練を含めた防災訓練(2回開催) |
オイルフェンス設置訓練(堺製作所)
ダイキンでは、大気や水質への汚染物質の排出などについて、国の環境基準や自治体の条例の規制値より厳しい自主基準を設けて管理しています。定期的に測定を続けるとともに、それらの排出・発生防止に努めています。
ダイキン工業4生産事業所の環境監視データについてはWEBサイトで公開しています 。
淀川製作所の産業廃棄物処理施設の維持管理に関する情報(2017年度より4年度分開示)
淀川製作所では、敷地内の地下水において、クロロエチレンの濃度が環境基準を超過していることが判明しました。大阪府に結果を報告し、引き続き、地下水の揚水により、敷地境界への汚染を拡散させないように努めています。
鹿島製作所では2000年、地下水に含まれる有機塩素系化合物の濃度が環境基準を超過していることが判明しました。地下水浄化の継続によって、地下水中の汚染物質濃度は低下していますが、基準値以上の箇所が1カ所残っています。環境基準値以下となるよう、引き続き対策に努めます。
有害物質であるPCB(ポリ塩化ビフェニル)を含む機器について、国の基準に従い適切に管理しています。高濃度PCB廃棄物については、中間貯蔵・環境安全事業株式会社(公的処分場)に早期登録を済ませ、同社のPCB処理計画にもとづいて処分しています。低濃度PCB廃棄物についても、当社の策定した処理計画にもとづき処分を進めています。
製作所名 | 処分実績 | 保有品および処分計画 |
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2019年度 | 2020年度以降 | |
堺製作所 | なし | 変圧器10台 |
草加事業所 | 安定器6台 | なし |