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よい眠りは、空気がつくる ダイキンの空気は「やさしさ」に満ちた空気です

樋江井 武彦

環境技術研究所

※役職・所属は2012年4月現在

眠りの深さや体温に合わせてエアコンを制御
快適な眠りを実現する「soine」

「いい空気」とひと口にいっても、
空間や目的によって何が最適かは違います。
そんな中で私が注目したのは寝室という空間の空気でした。
眠るための空間である寝室に必要なのは、「よく眠れる空気」。
そのためには何が必要かを研究し、
「soine」という特殊なリモコンを開発しました。

睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠のリズムがあります。
レム睡眠は、体は休んでいるのに脳は起きている状態に近く、
ノンレム睡眠は、脳も休んでいる状態となります。
「soine」は、寝ている人の体の動きから睡眠のリズムを感知し、
ノンレム睡眠時には、脳をクールダウンしてしっかり休ませるために、
エアコンの設定温度を低めに自動的に調整します。
こうして眠りのリズムにあわせて温度を調整することで、
ノンレム睡眠時に十分熟睡できるとともに、
レム睡眠時の冷やし過ぎを防ぐこともでき、
省エネにもつながります。

また、人間の体温にはリズムがあって、
19時ごろに最も高く、朝の4時ごろに最も低くなります。
体温が最も低いところから徐々に上がっていくにつれて
目が覚めるのですが、これに合わせて室温も上げていってやると
気持ちよく起きられます。
「soine」はそのような調整もできるのです。

睡眠時専用コントローラー「soine」

睡眠時専用コントローラー「soine」

睡眠のリズムに合わせて温度を自動調節

睡眠のリズムに合わせて温度を自動調節。
それがダイキンの「よく眠れる空気」です。

ときには快適に、ときには刺激的に
つくりたいのは「体にいいエアコン」

「soine」がよりよい眠りをサポートするように、
エアコンで空気をコントロールすることは健康につながります。
しかしエアコンという製品は、冷やし過ぎて体が冷える、
快適すぎて汗をかかなくなるといったイメージから、
どうしても「体によくない」と受け取られがちです。
とくに高齢の方でその傾向が強く、
結果として猛暑の中でもエアコンを使わずに過ごし、
熱中症を起こしてしまわれることも。
空気の専門家として、こういった事態は早く何とかしなくてはと思います。

そこで考えるのは、たとえば「使えば使うほど体によい」
と思ってもらえるエアコンを作れないか?ということです。

体によい空気というのは、人によっても違いますし、
その日の体調によっても違います。
高齢者は、体温調節機能が低下していて
冷たい風が直接当たると体調を崩しやすいですし、
暑さ寒さを感じる感覚も鈍くなりがちです。
だから高齢者に対しては、気流はあくまで穏やかに、
そして温度設定も体調の維持を考えてきめ細かく調節していくことが大切。
一方、小さい子どもの場合は、
体温調節が上手にできるようになるために汗をかいたり、
手足の血管を広げたり、縮めたりして体温を調整する経験も必要です。
ときには多少温度を高め・低めにするなどして
刺激を与えるのもよいでしょう。

このように、あるときは快適に、あるときは刺激を与えるような
エアコンがあれば、「体によい」と思ってもらえるかもしれない。
そしてそれは、空気を通じた新たな価値を
生むことにつながるとも思うのです。

高齢者向け

子ども向け

一人ひとりの健康を考えた「いい空気」をお届け
することが、空気の専門家の使命です。

技術的な進歩だけでなく、
「やさしさ」をつくる空気を目指して

エアコンについては、まだまだ技術面で

研究しなければならないことがたくさんあります。
しかし、技術だけを追求して訴求していくのではなく、
エアコンが人々の健康づくりのお手伝いができることを
分かりやすく伝えていくことが必要です。
そういった意味で、「エアコンは体によくない」といったイメージを
変えるべく働きかけていくことも重要で、
そのための啓発活動にもしっかり取り組んでいかなければなりません。

私にとって空気とは何かといえば、それは「やさしさをつくるもの」。
私の研究テーマでもある睡眠にたとえていうならば、
寝ている子どもがけとばしてしまった布団をお母さんが
そっとかけ直してあげるような、
そんな優しい気配りに満ちた空間を、
空気を通じてつくっていければ、と思っています。

樋江井 武彦

人へのやさしさを空気でつくりたい。
そんな想いで睡眠の研究に取り組んでいます。

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環境技術研究所
研究企画担当課長

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