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アレルギーのない、健康な生活を守るため 「空気の専門家」はとことん空気を知り尽くす

香川 謙吉

環境技術研究所
環境技術研究所 主任研究員

※役職・所属は2012年4月現在

現代ならではの空気の問題に、
空気をきれいにする技術で立ち向かう

空気を摂取する肺は、直接血管が接している器官。
あまり意識されていませんが、
空気は人間の健康にとって大きな影響を及ぼします。
私が担当しているのは、その空気をきれいにするための研究です。

「昔は空気なんてきれいにしなくても大丈夫だったんだから、
必要ないのでは?」と言われることもありますが、
昔と今では空気の環境が違います。

たとえば、家の中のダニは、昔は冬になると寒さで死んでいましたが、
今は室内が暖かく冬でも生き残るので、昔より多くなっています。
また、昔は存在しなかった新材料が使われるようになり、
空気中にも細かい粒になって漂っていますが、
これらの中には過去に人間が吸い込んだことがないものもあり、
人体にどんな影響があるかわかりません。

こうして吸われる空気自体が変わっているからには、
それに対応しなければならないのです。
ダイキンの空気清浄機に搭載されているストリーマ放電の技術も、
10年ほど前に問題になったホルムアルデヒドという
化学物質を分解除去できるものとして開発されました。

さらに最近では、外国との飛行機での行き来が当たり前になったせいで
海外のウイルスが簡単に入ってきたり、
一度は収まっていた大気の汚染が中国の影響で
再び問題になったりということも。グローバル化に伴い
空気もまたボーダーレス化して、新たな問題も起こっているのです。

不明な物質が混ざった空気

24時間365日、絶えず私たちの肺に送り込まれる空気。
空気と健康との関係に、もっと関心をもっていただきたいと思います。

ダイキンの技術「光速ストリーマ」

ダイキンの技術「光速ストリーマ」

空気が健康に与える影響は大
きれいな空気はアレルギーの予防にも

空気清浄機は、大半が花粉症など
すでに症状の出ている人に買われています。
しかし、アレルギー症状はアレル物質を
たくさん吸い込むことによって発症するもの。
本来なら空気清浄機は、健康な人がアレル物質を吸い込まないよう、
予防として使ってもらうことが大切なのです。

ところが、きれいな空気の価値は、残念ながら、
空気のことで困っている人にしかわかりません。
空気清浄機で花粉が除去されたことに気づくのは、
花粉症に悩んでいる人だからこそなのです。

では、健康な人にきれいな空気の価値を
分かってもらうにはどうしたらよいか。
そのために、家の中の空気は今どうなっているのか、
空気で健康がどのような影響を受けているのか、
目に見える形で示せる方法を考えていかなければならないと思います。

また現状では、空気清浄機を買おうと思ってお店に来たとき、
その製品が自分の困りごとをどれだけ解決してくれるのかという
明確な指標がありません。
そういった指標も明らかにしていかなければならないことの一つでしょう。

子どもが小児ぜんそくを発症すると、成長して症状が治まったあとも、
花粉症や大人のぜんそくなどを次々と発症する
「アレルギーマーチ」という状態に陥ってしまうことも多くなります。
そうなる前に、アレルギーのない生活を実現したい。
そのために、できるだけ多くの人にきれいな空気を届けたいのです。

キレイな空気の価値

キレイな空気の価値を分かってもらうために、
その指標を提示できるようになりたいですね。

空気とは何か?という難しい問いに
さらりと答えられる存在でありたい

いま、当研究所では、いい空気とは何かを理解しようと、
日本全国の空気を採取して成分を調べる研究も進めていて、
いくつかわかってきたことがあります。

たとえば、吸い込むと「おいしい」と感じる森の空気には
何か特別な成分が含まれているのではないか、
と予想していましたが、調べてみると結果は正反対で、
何の成分も検出されませんでした。
ということは、我々は不純物の少ない空気を
「いい空気」と呼んでいるのかもしれません。

「空気とは何か」。これは非常に難しい問いです。
しかし、こういった問いに私たちがさらりと答えられて初めて、
皆さんにも「空気といえばダイキン」
と思っていただけるのではないでしょうか。
そのためにも、「空気とは何か」を明らかにする研究に、
今後も努めていきたいと思っています。

香川 謙吉

きれいな空気、いい空気…「空気とは何か」を明らか
にするために、日々研究に取り組んでいます。

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